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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:実録・連合赤軍
若松孝二監督が「実録・連合赤軍」を作ったきっかけとして
最大のものは「突入せよ!『あさま山荘』事件」を見たこと だと自身が述べている。 私もこの映画を見ているが、機動隊に代表される警察は一体 誰と、何の為に戦っているのか全く描いていない。山荘内部 の連合赤軍のことを全く描いていない為に非常に説得力のない 映画になっている。 「突入せよ!」と「実録・連合赤軍」の二つを見ると、これら からあるひとつのことが浮かび上がってくる。 それはどちらも「組織」というものが人を翻弄していくという 「組織の持つ魔性」ともいうべきものである。 「突入せよ!」で描かれるのは、警察側はまずは連合赤軍の兵 士たちではなく、己の属する組織との戦いを強いられる。 組織間の縄張り争いと成員間のコミュニケーション不全である。 それと同じことは「実録・連合赤軍」でも描かれる。連合赤軍 の兵士たちもまた組織の綱領とめざす革命の概念にとらわれて 味方である仲間を死に至らしめる。 警察は連合赤軍を制圧したかも知れないが、それはあくまでも 表面的なものであり、実際にはどちらもそれぞれの組織の中の 論理に翻弄されていたのではないか。 実際には連合赤軍も警察も共に組織に負けていたのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月12日 01時55分20秒
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