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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
ナチであろうと反ナチであろうと共通していることは
敵を殺さなければ生きてはいけないということ。 特にナチに占領された地域においては自分たちを守る はずに警察機構がナチの手先となって、仲間を追い詰 めるという状況に対する憎悪にはすさまじいものがあ る。この映画では、これらのことが実にリアルに描か れる。その描写が、この映画を単に「ナチからユダヤ 人を守った兄弟の美談」とはしていない。 映画の最後に関係者の後日談が紹介されるが、その中 で、兄弟は、戦後この事実を喧伝しなかったとあるが、 彼らにしてみれば、敵とはいえ、殺し合いの日々、常 に周辺への不信の日々は思い出したくもないことでは なかったのだろうか。 戦争というものが、いかに心身共に人間を傷つけるか ということを教えてくれる映画である。 ダニエル・クレイグの鬼気迫る憎悪の表情が、この映画 の核心であろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月19日 23時56分13秒
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