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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
自らゲイを公表して公職についたアメリカ初めての政治
家ハーヴェイ・ミルクの半生を描いた作品。 決して過度にドラマティックになるわけでもなく、また ゲイの正当性を声高に主張しているわけでもない、どち らかというと淡々とした演出であることに非常な説得力 がある。 1972年から1977年に市会議員に当選し、1978年に殺害さ れるまでを描いたものであるが、この時期はアメリカ映 画史では、アメリカンニューシネマからベトナム戦争後 の疲弊したアメリカを描いた作品が数多く登場した時期 である。それらの映画に大きな役割を持ってゲイが登場 するが、そのことと併せて見ると、ミルクを中心とした 運動は決してゲイのコミュニティだけでのものではなく 全国的なひとつの大きな気運であったといえようし、そ の流れがやがて黒人大統領を生み出すということにつな がっていったのかと思う。 ミルクが恋人と一緒にサンフランシスコのカストロ通り でカメラ店を開いて、そこかがコミュニティになってい く過程は、我々の日常のコミュニティ作り、運動の立ち 上げにも非常に参考になるのではないか。 この映画もまたヒーロー映画として見る者に勇気を与え てくれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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