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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
この映画に登場する人物で私が主人公ハーヴェイ・ミルク
以上に関心を持ったのはダン・ホワイトである。 ミルクを殺すことになる彼もまた、ミルクと同様に正義を めざして議員になった人物である。議員にもなり、私生活 では妻子を持ち、世間的には人から羨望される立場であろ う。しかし、彼にしてみれば、めざす「正義」については、 ミルクに持っていかれ、そして周辺の人々の支持はミルク が彼の周辺から得ている支持よりは少なく、薄いという点 に嫉妬と焦燥感のようなものがあったのではないか。 ダン・ホワイトの方がミルクに比べれば、多数派側に立っ ているにも関わらず、彼が置かれた状況は彼としては納得 いかないものであろう。ダン・ホワイトに人間的魅力が欠 けていると言ってしまえば、それまでなのであるが、もし かするとダン・ホワイトという人物は、多数派の中にいる 人の典型ではなかろうか。 彼の心情はなかなか興味をかきたてる。 この映画はミルクを通して、彼を殺すに至るダン・ホワイ トという普通の多数派の一人の人物を描いているのではな かろうか。 そのダン・ホワイトをジョシュ・ブローリンが怪演ともい うべき演技で表現している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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