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2010/04/02(金)09:10

抱擁のかけら■まるで「市民ケーン」のようだ

作品レビュー(外国映画)(769)

「抱擁のかけら」とはなんとも巧い題名である。 映画監督マテオがその人生を賭けて愛したレナの写真の破片 やかけらの場面を見たときに、この日本語題名はぴったりだ と思った。 物語は、現在はハリーとして生きる主人公がレナのことを思 い出しながら、レナと自分との間にあったこと、そしてそれ ぞれの思いとは何であったかを探っていく内容である。 これはまるでペドロ・ルモドバル版「市民ケーン」とも言える。

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