2010/04/02(金)09:10
抱擁のかけら■まるで「市民ケーン」のようだ
「抱擁のかけら」とはなんとも巧い題名である。
映画監督マテオがその人生を賭けて愛したレナの写真の破片
やかけらの場面を見たときに、この日本語題名はぴったりだ
と思った。
物語は、現在はハリーとして生きる主人公がレナのことを思
い出しながら、レナと自分との間にあったこと、そしてそれ
ぞれの思いとは何であったかを探っていく内容である。
これはまるでペドロ・ルモドバル版「市民ケーン」とも言える。
映画と出会う・世界が変わる
2010/04/02(金)09:10