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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
このアリスは「戦うアリス」なのである。それも予言された
解放者としての戦士なのである。 穴の中に落ちていき不思議の国に行くのは原作と同じ設定で あるが、そこでの冒険がアリスの成長物語となっている。 ここで注目すべきはアリスがどのような女性に成長し、穴の 中の世界での冒険を経て、実社会でどのようにその後の人生 をスタートさせるのかが、この映画の大きなポイントである。 この原作が書かれたのは1865年。イギリスは七つの海を制覇 して世界中に植民地を持っている時代である。 なんとアリスは、中国に注目して中国をはじめとするアジア へと実業家として出発するのである。 この映画の到達点は、大英帝国を支える産業戦士としてのア リスなのである。かだらこそ不可能を可能とする精神を持った 戦うアリスとしての設定が必要であったのだ。 いや、むしろ、これはアメリカ映画であることを考えると中国 に注目して乗り出していく、新たな戦士を求めているのかもし れない。 それは単に経済的成功だけではなく、イラク戦争で傷ついたア メリカの名誉回復への船出を描いたのかも知れない。
最終更新日
2010年04月25日 16時40分10秒
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