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2010/05/05(水)00:25

戦争が終わっても平和は来ない

作品レビュー(外国映画)(769)

「シャッター・アイランド」と「カティンの森」とが 共通に描いているものがある。 それは戦争の傷は戦後も永く続き、癒えることはない ということである。戦争の問題はむしろ戦後の方が大 きく、深い。 敗戦国における傷は深く、占領が解けても新たな支配 のもとに置かれる。そして戦勝国においても、そこで は新たな戦争の準備がなされながら、従軍した兵士た ちはトラウマを抱えて生きている。 現実には、どこにも戦争が終わったら平和が来るとい うことは幻想のようだ。

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