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2010年12月12日
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ささきいさおが歌う「宇宙戦艦ヤマト」には非常に高揚感が
ある。それは、ささきいさおの歌唱力や歌詞だけにその力があ
るのではなく、メロディーにもその情念を感じさせるか
らであろう。
この映画でも、そのメロディーがクライマックスで使わ
れるのであるが、それは全く効果をあげていない。
これは戦いの映画である。戦いの映画には、戦いの理由
への共感と戦いを行うにあたってのシンボル(ここでは
「ヤマト」)が必須である。
ところが、ここにはそれらが全く欠如している。
そもそも「ヤマト」そのものが、唐突に登場して、それ
が、何故、人類の希望なのか、何故、ヤマトを頼るのか
が、全く描けていない。この映画は、構成としてイスカ
ンダルに旅立つまでが、あまりにも端折り過ぎ。まるで
予告編である。
「忠臣蔵」が討ち入りから始まって観客の共感や感動を
得ることが出来るかどうか?
「ひまわり」のラストの別れのシーンが何故、悲しいの
かは、単に、それが愛する者同士の別れシーンだからで
はない。その前のエピソードの積み重ねこそが、その効
果を出すのである。
もうひとつこの映画に欠けているもの。それは敵の存在
である。
敵を具体的に描くことができなかったことは致命的であ
る。あらゆる観客の共感を得る「敵の具体的な描き方」
は、もしかしたら、今の時代には不可能なのかも知れな
い。
それは「死刑台のエレベーター」が2010年では、その状
況設定が不可能に近いのと同じことかも知れない。
そうしたことを含めて、この映画を創ろうとした人々に
創意工夫の努力以前に、この「宇宙戦艦ヤマト」という
貴重なコンテンツへの愛情はあったのだろうか?










最終更新日  2010年12月12日 10時19分39秒
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