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カテゴリ:作品レビュー(日本映画)
映画「白夜行」を見て、思い出したのは映画「砂の器」であ
る。この2作品は非常によく似ている。 主人公たちの悲惨な子ども時代、そして一方が迎えようとし ている栄光のとき。 それを背景に語られる過去の日々と真実の姿。 その語りを引き出すのは、主人公たちを追う刑事。彼にとっ ては退職しても忘れられないまさにライフワーク。 主人公たちは、世の中から見捨てられたような存在であり、 まさに二人だけで生きてきたのであろう。 そんな彼らにとって、この刑事だけが、彼らの状況を理解し たのであった。 こうした登場人物たちの関係は「砂の器」そっくりである。 もしかしたら、映画「砂の器」は、日本のミステリー映画に ひとつのパターンを創ったのではなかろうか。 このパターンの長所は、ミステリーとしての脚本や演出の拙 さを、過去をセンチメンタルに描くことで観客を誤魔化すこ とができることであり、同時に観客はミステリー映画として の拙さに不快感を持たなくていいという、下手な脚本家と監 督にとっては魔法のパターンなのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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