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2011年02月01日
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映画「白夜行」を見て、思い出したのは映画「砂の器」であ
る。この2作品は非常によく似ている。
主人公たちの悲惨な子ども時代、そして一方が迎えようとし
ている栄光のとき。
それを背景に語られる過去の日々と真実の姿。
その語りを引き出すのは、主人公たちを追う刑事。彼にとっ
ては退職しても忘れられないまさにライフワーク。
主人公たちは、世の中から見捨てられたような存在であり、
まさに二人だけで生きてきたのであろう。
そんな彼らにとって、この刑事だけが、彼らの状況を理解し
たのであった。
こうした登場人物たちの関係は「砂の器」そっくりである。
もしかしたら、映画「砂の器」は、日本のミステリー映画に
ひとつのパターンを創ったのではなかろうか。
このパターンの長所は、ミステリーとしての脚本や演出の拙
さを、過去をセンチメンタルに描くことで観客を誤魔化すこ
とができることであり、同時に観客はミステリー映画として
の拙さに不快感を持たなくていいという、下手な脚本家と監
督にとっては魔法のパターンなのである。








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最終更新日  2011年02月01日 07時22分29秒
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