[映画の話題全般] カテゴリの記事

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• 「ゼロの焦点」が再び映画化■主役が広末でいいのか？

  松本清張の「ゼロの焦点」が映画化される。前回は1961年で、「砂の器」と同じスタッフである。ミステリードラマで最後に主人公と犯人が海に突き出た断崖の上で対面・対決するという、今ではおなじみのパターンは、この作品が生んだのではなかろうか。今回も時代設定は原作と同じようだ。となるとＣＧを駆使した再現と「砂の器」と同じく日本の四季を追ったロケが売り物になりそうだ。前回、久我美子が演じた役を今回は広末涼子であるとは驚いた。表情の乏しい大根役者に足を引っ張られないようにと祈るばかりである。同じくキャスティングされている木村多江を主役がいいと思う。

  2009年02月10日

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• マーティン・スコセッシが遠藤周作原作の「沈黙」を映画化！■はたして長崎ロケは？

  遠藤周作原作「沈黙」の映画化はマーティン・スコセッシの念願の企画であったが、どうやら、本格的に動き出したようだ。この企画のニュースを知ったときには、おそらく原作の骨子はそのままに、どこかに舞台を移すのかと思ったら、どうも原作そのままのようだ。「沈黙」には篠田正浩により映画化され、これは傑作だと思うが、マーティン・スコセッシがどのように映画化するのか、大いに期待である。キャストは、ダニエル・デイ・ルイス、ベニチオ・デル・トロ、ガエル・ガルシア・ベルナルが候補にあがっているようだ。篠田作品ではマコ岩松が演じたキチジローは誰になるのだろうか？果たして日本人のキャストは？そして、わが長崎でのロケは？マーティン・スコセッシとミハエル・バルハウス（撮影監督はこの人だろうか？）が長崎へやって来るのか？

  2009年02月06日

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• どうなるのか、「エデンの東」のリメーク

  「エデンの東」がリメークされるという。オリジナルは、ジョン・スタインベッグの原作をエリア・カザンが映画化し、主演のジェームズ・ディーンの魅力によって映画史に残る名作と評されている。当然、ディーンの役を誰が演じるのかが注目の的であろうが、この「エデンの東」の原作は２つの家族の年代記で、映画の主人公であるキャルの登場は原作では後半部。そこで今回はあえてキャルの登場しない部分を中心に映画化する方法もあると思う。さて、どうなるのか？

  2009年01月27日

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• アシモフの「ファウンデーション」３部作映画化、しかし、この監督では・・・

  ギボンの「ローマ帝国衰亡史」をヒントにした未来宇宙を舞台にした銀河帝国の崩壊と再生を描いたアイザック・アシモフの代表作というよりＳＦの代名詞的作品「ファウンデーション」３部作が映画化されるというニュースを知った。監督はなんと、ローランド・エメリッヒだと！こけおどし演出だけが取り柄のこの監督にはたして、この作品を演出する力量があるのか非常に心配というか、降板していただきたいところである。この作品はテオ・アンゲロプロスくらいの力量とセンスがないと無理だと思う。カナダの映画サイトTwitchはこのニュースを、「ああ、アイザック、あなたが亡くなっていて、この映画を見ないで済むことがせめてもの救いです」というタイトルを付け、大きな落胆をもって報じているが、全く同感！

  2009年01月22日

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• 2008年・キネマ旬報ベストテンが発表されたこと及び長崎の公開状況

  「キネマ旬報」の2008年のベスト・テンが発表された。（＊）印は現時点で長崎市未公開の作品。例年より未公開作品が多い。外国映画の場合は半分が未公開という状態。私は、外国映画第３位の「ダークナイト」を見逃しており、これは非常に残念。私のベストテンでは、日本映画の「実録・連合赤軍　あさま山荘への道程」と「闇の子供たち」が圧倒的で他はかすんでいる。【日本映画ベスト・テン】（１）「おくりびと」（２）「ぐるりのこと。」（３）「実録・連合赤軍　あさま山荘への道程」（４）「トウキョウソナタ」（５）「歩いても　歩いても」（６）「闇の子供たち」（７）「母べえ」（８）「クライマーズ・ハイ」（９）「接吻」（＊）（10）「アフタースクール」【外国映画ベスト・テン】（１）「ノーカントリー」（＊）（２）「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」（＊）（３）「ダークナイト」（４）「イントゥ・ザ・ワイルド」（４）「ラスト、コーション」（６）「イースタン・プロミス」（７）「その土曜日、７時５８分」（＊）（８）「エグザイル／絆」（＊）（９）「つぐない」（10）「チェチェンへ　アレクサンドラの旅」（＊）

  2009年01月09日

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• ハリソン・フォードで「インディ・ジョーンズ５」？！

  昨年は19年ぶりに「４」が登場した「インディ・ジョーンズ」であるが、「５」が企画初期段階であるという。このニュースを読んで、思わず「うーむ！？」。実は「４」ではハリソン・フォードの老け方と見せ場のアクション・シーンがミスマッチ。しかもジュニア役の俳優も魅力を感じないので、バトンタッチも期待できない。このシリーズは次第に魅力が乏しくなっていくのではないか。主演スターを変えながら成功させてきた「００７シリーズ」を見習った方がいいのでは・・・。昨年の「間違いだらけの映画ナンバーワン」に選ばれた「クリスタル・スカルの王国」であるが、このままではハリソン・フォードの起用が最大のミスになってしまうのでは？

  2009年01月07日

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• 日本アカデミー賞はもう32回目か・・・・

  第32回日本アカデミー賞では、優秀作品賞として「おくりびと」「母べえ」「クライマーズ・ハイ」「ザ・マジックアワー」「容疑者Xの献身」を決定したという。「実録・連合赤軍　あさま山荘への道程」も「ぐるりのこと」も「闇の子供たち」も選ばれていない。「ぐるりのこと」は優秀主演女優賞に木村多江が選ばれているのみ。「実録・連合赤軍　あさま山荘への道程」と「闇の子供たち」は全く無視されている。もともと入るとは思っていないが・・・。日本アカデミー賞も32回目なのだから、いつまでも業界内の内輪受けイベントに留まるのではなく、映画そのものの発展をめざした、もう少し志というものを感じさせるものに脱皮して欲しいものだ。今、映画作家を目指している人で誰一人「日本アカデミー賞をめざしてがんばります」という人はいないのではないか？冗談での発言は別にして。第32回日本アカデミー賞のニュースはここ。

  2008年12月19日

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• 私が選んだ「史上最高の映画キャラクター」・ＰＡＲＴ２

  まずはこの記事です。やはりやめられないこの遊び。ここからの続きです。「モスラ」の小美人「大人は判ってくれない」のアントワーヌ・ドワネル「大脱走」のヒルツ（スティーヴ・マックイーン）オートバイつながりで「あの胸にもういちど」のレベッカ（もちろんマリアンヌ・フェイスフル！）「シンドバッド七回目の航海」のサイクロプス（一つ目の巨人）「仁義なき戦い・代理戦争」から打本昇（加藤武）「悪魔のいけにえ」のレザーフェイス（この作品はカインさんの日記でもあげられていたが、　おじいちゃんが選ばれていた。）まだまだ続くが、ＰＡＲＴ３はまた後日に。「仁義なき戦い」シリーズからは先に大友勝利をあげたが、他にも強烈キャラがいっぱいである。彼らについてはいずれ書きたい。

  2008年12月18日

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• 私が選んだ「史上最高の映画キャラクター」

  先日、紹介した「史上最高の映画キャラクター」であるが、私が選んだらどうなるか、やってみよう。まず、第一位は断然、圧倒的に「ゴジラ」！日本映画が生んだ最高・最強のキャラクターである。以下は次の通り。「キル・ビル　VOL.１」の「ゴーゴー夕張」「緋牡丹博徒」の「矢野竜子」「仁義なき戦い・広島死闘編」から「大友勝利」「2001年宇宙の旅」から「ＨＡＬ－９０００」こんな遊びはやめられなくなる。これについては後日また続編を書こう。

  2008年12月11日

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• 「史上最高の映画キャラクター100人」とは？

  イギリスの「エンパイア」誌が読者投票を集計した「史上最高の映画キャラクター100人」を発表したという記事を読んだ。イギリスなので、１位はジェームズ・ボンドかターザンかと思ったが、全く違った。１位に輝いたのはタイラー・ダーデン。これは「ファイト・クラブ」でブラッド・ピットが演じた男、で全くの予想外であった。この映画は誰しもが気軽に見ることのできるいわゆる娯楽映画とはほど遠いところにあるが、これほど支持を得ていたとは、意外であった。ジェームズ・ボンドは11位で、ターザンは20位までに入っていない。「ダイ・ハード」のハンス・グルーバーが17位に入っているのがうれしい。以下は記事より引用。トップ20は以下の通り（キャラクター：俳優／作品）1位　タイラー・ダーデン：ブラッド・ピット／「ファイト・クラブ」2位　ダース・ベイダー：デビッド・プラウズ、ジェームズ・アール・ジョーンズ（声）／「スター・ウォーズ」シリーズ3位　ジョーカー：ヒース・レジャー／「ダークナイト」4位　ハン・ソロ：ハリソン・フォード／「スター・ウォーズ」シリーズ5位　ハンニバル・レクター：アンソニー・ホプキンス／「ハンニバル」シリーズ6位　インディアナ・ジョーンズ：ハリソン・フォード／「レイダース／失われた聖櫃《アーク》」7位　ザ・デュード：ジェフ・ブリッジス／「ビッグ・リボウスキ」8位　ジャック・スパロウ：ジョニー・デップ／「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ9位　エレン・リプリー：シガニー・ウィーバー／「エイリアン」シリーズ10位　ドン・ビトー・コルレオーネ：マーロン・ブランド／「ゴッドファーザー」11位　ジェームズ・ボンド：ショーン・コネリー／「007／ゴールドフィンガー」12位　ジョン・マクレーン：ブルース・ウィリス／「ダイ・ハード」シリーズ13位　ゴラム：アンディ・サーキス／「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ14位　ターミネーター：アーノルド・シュワルツェネッガー／「ターミネーター」15位　フェリス・ビューラー：マシュー・ブロデリック／「フェリスはある朝突然に」16位　ネオ：キアヌ・リーブス／「マトリックス」17位　ハンス・グルーバー：アラン・リックマン／「ダイ・ハード」18位　トラビス・ビックル：ロバート・デ・ニーロ／「タクシードライバー」19位　ジュールス・ウィンフィールド：サミュエル・L・ジャクソン／「パルプ・フィクション」20位　フォレスト・ガンプ：トム・ハンクス／「フォレスト・ガンプ／一期一会」

  2008年12月09日

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• 私を怖がらせた映画

  「『エクソシスト』のW・フリードキン監督を怖がらせた最強ホラー映画13本」という記事があるが、私の怖い映画についてあげてみたい。実は、リンクしているカインさんもこの記事に触発されてここで書いておられ、求められるままに私もコメントとして「私の怖い映画」をあげたのであるが、改めて書いてみたい。私の場合、お化けや呪いのような超自然的なものより、むしろ日常の中に潜む不気味さや不条理の中で追い込まれる恐怖感を描いたものにひかれているようだ。例えば、これは全くホラーというジャンルとは関係ない「家族ゲーム」の松田優作演じるあの家庭教師に「この人は人間ではないのではないか」という不気味さを感じる。そこで「私の怖い映画」をあげてみたい。「悲愁」（ビリー・ワイルダー）「悪魔のいけにえ」（トビー・フーパー）「激突！」（スティーヴン・スピルバーグ）「シャイニング」（スタンリー・キューブリック）「ブルー・クリスマス」（岡本喜八）「マタンゴ」（本多猪四郎）「白い肌の異常な夜」（ドン・シーゲル）「悪魔の追跡」（ジャック・スターレット）「ＣＵＲＥ」（黒沢清）まだありそうだが、続きはそのうちにまた。

  2008年11月21日

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• 教えてください■ブロフェルドと猫

  ここに面白い記事がある。００７の宿敵スペクターのトップであるブロフェルドが猫を抱いて登場するシーンは、猫を抱いていること自体が不気味さと重みを感じさせる。これは非常に効果的な演出であると思う。これは「猫」にそのようなイメージと効果があるからであろうか？この記事にある問いであるが、果たして「女王陛下の００７」でテリーサバラスが演じたブロフェルドは猫を抱いていたのであろうか？どなたか教えてください。

  2008年11月20日

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• 「ハッピーフライト」は「ハッピー・フライト」を超えるか？

  あまり知られていないが「ハッピー・フライト」という題名のアメリカ映画がある。田舎町出身の女性が国際線のスチュワーデスを夢見て、様々な障害に遭いながらも目標へ向かって奮闘する姿をコメディタッチで描いたもので、言ってみれば、アメリカ版「スチュワーデス物語」。主演はグウィネス・パルトロウ。キャンディス・バーゲンやロブ・ロウが共演。教官役にマイク・マイヤーズというそれなりに豪華なキャスティング。但し、ほとんど話題にもなっていない。私が見たときは観客は私一人だけ。気の抜けたサイダーかビールのような出来。さて、日本映画の秋の話題作「ハッピーフライト」はどうなのだろうか？矢口史靖であるから期待しているのであるが・・・。

  2008年11月16日

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• 「つぐない」、「ブーリン家の姉妹」■姉妹映画はブームなのか？■「おろち」を見たい！

  「つぐない」と「ブーリン家の姉妹」どちらも姉妹が主人公である。「さよなら、いつかわかること」では主人公ではないが、姉妹が重要な役割であった。もしかしたら、「姉妹」は現在の映画の重要なキーワードでブームか？そういえば、日本映画でも「おろち」が姉妹を描いている。こちらは、わが町では公開の予定が全くない。やはり見たい！

  2008年11月04日

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• 「レッドクリフ」なんて知らないよ

  「レッドクリフ」という映画が近日公開と知ったとき、これはまた、アクション・サスペンス映画か、「クリフハンガー」や「バーティカル・リミット」のような山岳アクションかと思ったら、なんと「三国志」の「赤壁の戦い」を描いたものであった。ジョン・ウーが「赤壁」に取り組んでいたのは知っていたが、まさか、こんなカタカナになって公開されるとは！「レッドクリフ」で「赤壁」は間違ってはいないのだが、このネーミングではえらく軽量級の感じになってしまわないか？それに「三国志」のファンにも無視されるのではないか？「レッドクリフ」はいよいよ11月１日から。

  2008年10月30日

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• 失われた、あるいは奪われた理想の映画館

  昨日の日記に対して次のようなコメントが寄せられた。２本立て（２週間上映）、入れ替えなし、自由席・・・こんなシステムが映画館の理想のすがたではないでしょうか？賛成である。しかし、これは昔の映画館の興行形態である。かっては、ほとんど映画館がこの形態であった。それが失われてしまったのだ。１作品の入れ替えという形態は、大都市の一部のロードショー劇場やミニシアターででなされていたもので、地方ではほとんどが二本立ての入れ替えなしであった。それが、シネコンの進出によって既存の映画館がなくなるにつれて失われていった。お客に対して「入場料さえ払えば、いつでもどうぞ」から「入場時間と滞在時間」を限定する映画館になったというわけだ。進化した新しい映画館という宣伝文句のシネコンは、実態はお客に対して非常な不便を強いているのではないか？一見、改革・改善、実態は不便・不自由は政策だけではない。映画館もである。

  2008年10月09日

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• シネコンは本当に便利なのか？

  ９月25日の「こんな地方都市にシネコンが増えてどうなるのか？！」に対して、こたえさんからコメントをいただいた。ありがとうございます。そのコメントの中に次の一文がある。シネコンのメリットは、たくさんの人が、自分の好きな時間に、自分の好みに近い映画をチョイスして見られること、でしょうか？？これはシネコンのメリットとして言われることである。まだ長崎市にシネコンが進出する前に福岡のあるシネコンを見学した際にその支配人からもそのような説明を受けた。しかし、これまで私の観客の立場から言わせていただくとそのようなメリットが実現されることはほとんどないということだ。現実の生活の中で時間があいたから、その時間帯にうまくあうように始まる映画があるというケースがほとんどない。それに更に「自分の好みに近い映画」という条件を入れるとほとんど不可能ではないか。シネコンの場合は１回上映毎に入れ替えなので、途中から見るということはほとんど不可能である。また、見たい映画が来ても、従来の映画館と違って一日中連続して上映する作品は話題作かヒット作のみで、あとは２～３回程度の上映で、これは時間を合わせるのが苦労なのである。このように私の体験からは、シネコンが便利とはとてもじゃないが言えない。シネコンを期待するのではなく、地域の人々で支える映画館をつくる運動に取り組むことが地域にとってメリットがあるのではないかと思う。

  2008年10月08日

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• 映画雑誌「ロードショー」休刊！

  映画雑誌「ロードショー」が11月21日発売の１月号で休刊するとのことである。スターのグラビア中心の雑誌であり、「キネマ旬報」や「映画芸術」と比べると、「スクリーン」と共に映画ファンの入門的雑誌という位置づけに見られている。ネット情報に押されての部数低迷というが、本当の原因はそれだけではあるまい。「スターのグラビア」中心ということは、もしかしたら、わざわざ買って「読む・見る」に値するスターの不在ということに原因があるのではないか？ところで、ライバル誌「スクリーン」は大丈夫か？

  2008年09月05日

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• 寺脇康文、最後の「相棒」！

  ほとんどテレビドラマは見ないのだが、映画の出来が良かったので気になる。「相棒」の10月からの「season7」は寺脇康文が卒業、つまり最後の出演となるそうだ。一体、どのような方法で「卒業」となるのか？そして、次にコンビを組むのは？次の映画化のときは寺脇ではなく、新たしい相棒か？

  2008年08月29日

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• こんな映画ばっかり・・・・

  「ハンコック」「アイアンマン」「ウォンテッド」この３作品の予告編が上映されているが、似たようなシーンの連続で、それぞれの作品の違いが全くわからず、同じものに見えてしまう。

  2008年08月27日

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• 私には難攻不落の小説「ノルウェイの森」が映画化されるというが・・・

  あの「ノルウェイの森」が映画化されるという。監督はベトナム出身のフランスの映画監督トラン・アン・ユン。「青いパパイヤの香り」、「シクロ」など不思議なタッチの映画世界を作る作家である。私はこの原作は何度読んでも、途中で挫折するという小説で一部の半分も読んでいないという難攻不落の小説である。そんなわけでこの小説がどんな内容で、何を描いているのか全く判っていない。おそらく映画は見るであろう。しかし、それによって原作を読み終えるまでに到達するかどうかは全く自信がない。ところで、このベストセラー小説を日本の映画作家は誰もチャレンジしようとしなかったのだろうか？

  2008年07月31日

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• 「花より男子ファイナル」大ヒットなど雑感

  「花より男子ファイナル」は、観客動員200万人を突破して劇場用パンフも一時は売り切れになって増刷するほどだという。その前の興行は同じく松本潤主演で「隠し砦の三悪人」であったが、こちらはほとんど話題にもならなかったような・・・。この「花より男子」は以前に内田有紀で映画化されているのであるが、これはもはや忘れられた作品になるのかも・・・。同時に黒澤リメーク路線は、これで終了するのであろうし、長澤まさみについては興行力が低下したと評価されるのであろう。そしてメガヒットを期待されていた「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は、興行成績では「花より男子ファイナル」に負けている。「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」にメガヒットを期待する方が無理なのかも知れないが・・・。この作品は近く鑑賞予定。レビューも書く予定。

  2008年07月13日

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• 「ギララの逆襲」を見たい！

  松竹唯一の怪獣映画「宇宙怪獣ギララ」が41年の時を経て「ギララの逆襲／洞爺湖サミット危機一発」として復活した。この作品は、７月26日に全国公開となるのであるが、こういう映画は地方ではなかなか公開されないのである。私としてはヒット中の「花より男子ファイナル」よりこちらを見たいのであるが・・・。

  2008年07月11日

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• お尋ねします■水野晴郎さんのこと

  水野晴郎さんは映画評論家としての活動以外に実際に映画配給会社を立ち上げ経営されていたと思います。その配給会社は「インターナショナル・プロモーション」で、略して「ＩＰ」と言っていたと思います。扱った作品としては「カサブランカ」、「紳士協定」、「逃走迷路」など上質のクラシック作品ばかりであったと思います。しかし、訃報で紹介される水野晴郎氏のプロフィールや業績にはこのことに触れたものは全く見当たりませんが、この「ＩＰ」の件は、私の記憶違いなのか、どうか非常に知りたいこと。ついでに現在、この「インターナショナル・プロモーション」という配給会社がどうなっているのかも、ご存知の方、教えていただければ、ありがたいです。

  2008年06月15日

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• 今、映画評論家は？

  淀川長治、水野晴郎、荻昌弘共に映画評論家であるが、映画ファンでなくとも知っていたという共通点がある。彼らがそのような存在になったのはテレビというメディアというのも一つの要因であろうが、実は映画というジャンルの専門的な内容を平易な言葉で語り、あるいは文章に出来たことではなかろうか。もちろん、それは映画評論家としての見識と実績があって初めて出来ること。さて、現存の映画評論家で、彼らの後継として相応しいのは誰であろうか？映画評論家としての実績もあり、同時に映画ファンや関係者以外の人も通用するそんな人は誰であろうか。

  2008年06月13日

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• 水野晴郎さんが亡くなられた！

  水野晴郎さんが亡くなられた。今では映画評論家というより「シベリア超特急」の監督として有名である。この方は映画評論家として活動する前はユナイト映画の宣伝の仕事をされており、そこで「夕陽のガンマン」や「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」などの見事な邦題をつけておられる。このことはもっと語られていいと思う。また、映画評論家としてプログラムピクチャーの作家から才能を見抜き、紹介していったことは現在の映画評論家はもっと見習った方がいいと思う・その一人が加藤泰であり、彼に「好色五人女」の脚本を書かせ、映画化に向けて動いたこともある。実現できなかったことは非常に残念であった。ご冥福をお祈り致します。

  2008年06月11日

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• オスカー女優、夢の共演！

  「オスカー女優、夢の共演」という記事にひかれて読んでみたら、こんなことだったか！

  2008年05月22日

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• 戦争の映画史■英雄は何故、必要なのか？

  「戦争の映画史」（藤崎康・著、朝日選書）には著者選出の「戦争映画ベスト３０」が掲載されている。古今東西の作品があげられ、その中に「鬼軍曹ザック」や「夜と霧」があるのは当然として「雨月物語」や「マチネー／土曜日の午後はキッスで始まる」などが入っている点が驚くが、解説を読むと納得。３０作品の中で目立つのは「英雄捏造」や「英雄への仕立て上げ」である。最近の作品では「父親たちの星条旗」がある。「英雄」とは結果生じるものではなく、戦争遂行の為に必要なものだということが判る。靖国神社も同様の原理のものであろう。映画「靖国」を見たい！この「戦争の映画史」は戦争と映画を通して人間の持つ矛盾を考えさせてくれる一冊である。

  2008年05月17日

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• 次の００７映画は異色作か？！

  映画「００７シリーズ」の次の原作は、「ナッソーの夜」であるという。この「ナッソーの夜」は短編で「００７・薔薇と拳銃」（創元推理文庫）に収録されているものだが、これはなかなかの異色作なのである。どのように異色かというと、一種の「００７自己批判小説」なのだ。ボンドの自己批判であると同時に原作者イアン・フレミングの自己批判でもある。タッチは、まるでサマセット・モームの短編のようである。００７シリーズの映画では、いずれも原作とは大いにかけ離れているのだが、この作品も例外ではなかろう。それにしても、この作品を普通のアクション映画にするのは、もったいない感じがするのだが、どうなるのだろうか？監督は、これまで「ネバーランド」や「君のためなら千回でも」などのマーク・フォスターであることから、もしかしたらこれまでの「００７映画」とは一味もふた味も違ったものになるのではないかとひそかに期待しているのである。

  2008年05月16日

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• 映画製作には常に「妥協」と「転向」がつきまとう

  昨日の日記の続きである。映画という創造物は、他の創作活動に比べて、実に多くの協力者や資金が必要になってくる。また、作っただけではだめで、それを公開する場が必要。いずれにしても、金の問題がついてまわり、そこには、作家にとって常に「妥協」と「転向」の罠が仕掛けられている。しかし、その要因は「金」だけではなく、多くの人の協力を得て成り立つことから、それぞれの人の主張や思いをいかにうまく結集していくかということも非常に大きな問題である。「マイ･ブルーベリー・ナイツ」が失敗したのはそこにあるのではないか。

  2008年05月05日

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• 映画の評価軸をどこに置くのか？

  ２日の日記へ明彦さんからコメントをいただきました。ありがとうございます。戦時中に国策映画を撮っていたのか彼らだけではなく、ほとんどの映画人であったと思います。その背景には、国家の強制力があったことを考慮しておく必要があり、今井正や山本薩夫の戦後の作品は、戦前とは正反対の作品であったが、その落差によって、彼らを批判することが果たして正当なものかどうか、疑問は残る。おそらく永遠の課題かも知れない。レニ・リーフェンシュタールの「意志の勝利」や「オリンピア」は、ナチのプロパガンダ映画でありながらも、映画芸術としては非常に高い評価を受けている。映画の評価とは、その思想ではなく、表現技術や演技に重点が置かれるばきなのかも知れない。さて、国家による強制力のない時代に「日中国交正常化15周年、日中平和友好条約10周年記念作品」を撮った人が手がけた「南京の真実」とは、果たして説得力のある内容なのかどうか？また、「パンダ物語」から通じるものがあるのかどうか、非常に興味がある。明彦さんからいただいたコメントには、非常に多くの課題が含まれており、今後も考えていきたい。

  2008年05月04日

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• 「紀元前１万年」VS.「恐竜１００万年」

  3月7～9日の全米週末興行成績ではローランド・エメリッヒ監督の最新作「紀元前1万年」が初登場1位を獲得したとのこと。この映画、昨年末あたりから予告編はしばしば見ているが、いかにもエメリッヒが好みそうな映像だ。さて、このタイトルで思い出すのが「恐竜１００万年」。特撮の神様レイ・ハリーハウゼンがコマ撮りで生み出した恐竜たちの迫力、そして、主役はこの人以外にいないと思われたラクエル・ウエルチで非常に面白い映画であった。「紀元前１万年」は「恐竜１００万年」より面白いのか？

  2008年03月11日

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• 外国映画の日本語吹き替えは本当に必要なのか？

  「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」はなかなか面白かったのであるが、これは日本語吹き替え版で見た。どうも、子ども向けに売っているようで、それで日本語吹き替え版があり、当然字幕版もあるのだろうが、それは当地では公開されていない。両方やるほどにはお客は来ないと思ったのであろう。さて、この日本語吹き替え版であるが、どうも違和感がある。登場人物が話す日本語の口調などが日常のそれと違って不自然なのである。映画の場合、これは演劇も同じであろうが、俳優の声を含めて作品なのではないか。それを全編に渉って吹き替えること自体が「暴挙」と思うのであるが、どうだろうか？そもそも子どもにもわかるように吹き替えるという発想そのものが大人の勝手な発想ではなかろうか。肝心の子どもの観客はどうなのだろうか？ある作品では、某字幕翻訳家の日本語字幕より、吹き替えのが正しく判りやすいという意見もあったが・・・。

  2008年03月05日

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• 映画を見て餃子を食べよう！

  日本映画の新作「歓喜の歌」は非常に面白そうでわが町でも早く公開されないかと期待をしているのであるが、この映画の雑誌広告を見ると何と、＜『歓喜の歌』を観て、餃子を食べよう！キャンペーン＞というのがあるではないか。何でも餃子が劇中のキーアイテムになっており、見終わって「餃子が食べたくなった」という観客の声が多いようだ。それにしてもタイミングが悪いではないか。今や、餃子と言っただけで毒物混入という眼で見られているこの時期である。がんばれ！映画「歓喜の歌」と餃子！

  2008年02月04日

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• ２月１日に生まれた二人の巨人

  ２月１日はアメリカ映画界を代表する二人の人物の誕生日である。ひとりは「キング・オブ・ハリウッド」の異名を持ち、アカデミー作品賞受賞作品に三度主演したという数少ない俳優のひとりクラーク・ゲーブル。もうひとりは「西部劇を作る男」であり、世界の映画作家に影響を与えた巨匠、ジョン･フォードである。クラーク･ゲーブルは１９０１年２月１日に、ジョン･フォードは１８９４年２月１日にそれぞれ生まれている。アメリカ映画界を代表すると書いたが、世界の映画史に名を残すというべき存在である。この二人が同じ誕生日というのが面白い。

  2008年02月01日

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• 観客の心を侵蝕する映画を！■中島良監督「俺たちの世界」を見たい

  2007年の「ぴあフィルムフェスティバル」で審査員特別賞、エンタテインメント賞、技術賞の3冠を受賞した「俺たちの世界」の中島良監督の次の言葉は、今の多くの映画作家に欠落していることを言い当てているのではなかろうか。『今の日本映画は流行しているものはたくさんあるけど、どの作品も観客が安全な距離感を持って接することができるものばかり。せっかく作るなら僕は、お客さんの心を侵蝕するような映画を作りたい』そのような映画と商業性が両立しないことはない。多くの映画作家は、それが両立させる難しさから逃避しているだけではないかと思う。この映画見てみたい！

  2008年01月30日

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• 現在の映画に失われているもの

  友人と映画の話をしているときに、むかしのプログラムピクチャー、例えば「人斬り与太・狂犬三兄弟」「番格ロック」「懲役太郎・まむしの兄弟」「日本侠客伝・雷門の決闘」などという題名をあげると「題名を聞いただけで観てみたい！」と思わせるねと。確かにそうだ。これらの作品がいいかどうかを出演者や監督や内容を調べて判断する前に題名自体にワクワク感が満ちている。これは今の映画の題名に失われているものだ。上記にあげた作品、題名だけでなく、内容もいい！

  2008年01月26日

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• 「タイタニック」と「アルマゲドン」は、そんなに泣ける映画か？！

  人の感性は人それぞれで、だから映画でも１００人いれば、１００の名画があると言われている。そのことは充分に判っており、事実、私の周辺にも、そのようなケースは多く、私自身も一般にはＢ級かＣ級と言われる作品をベストにランクしたりしている。それは、まあ、少数にはそんなケースもあるさと割り切ることが出来るのである。しかし、トンデモ作品が大勢の人からベスト級にあげられると、これは一体どういうことかと首をかしげることになる。そんなことを考えたのは、先週の「SmaSTATION!!」というテレビ番組で「大人が選ぶ泣ける洋画ベスト３０」の結果。これは、全国の大人2000人に緊急アンケートを実施して、数々の名作と言われる映画のなかで、特に「泣ける洋画」を、ランキングで発表したもの。どの作品がトップに選ばれたのかと思ったら、１位：タイタニック２位：アルマゲドンという結果に唖然とした。この２作品、共に興行的にも大ヒットしていることは判っているが、それが「街の灯」や「スタンド・バイ・ミー」を押しのけてベスト２を獲得するのか？上記に書いたように、これらを「感動作」という人がいてもいいわけだが、大人２０００人から圧倒的に「泣ける映画」として選出されるのか？正気か？「ひまわり」、「チャンプ」、「レオン」が選ばれていないのはどういうことか？もしかしたら、大人の映画鑑賞能力が退化したということを証明した結果になったのではないか。だとすると「パールハーバー」が３０作品の中に入っていないだけ、まだましな結果だったのかも知れない。

  2008年01月20日

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• 授賞式のない第65回ゴールデングローブ賞であったが・・・

  華やかな授賞式ではなく記者会見形式となった第65回ゴールデングローブ賞受賞者発表であった。そのせいか、受賞作品や俳優の話題はあまりない。しかし、受賞者を見ると、ドラマ部門の主演男優賞はなんとダニエル・ディ・ルイスで、主演女優賞はジュリー・クリスティーではないか！ダニエル・ディ・ルイスはしばらく映画界から遠ざかっていたようだが、活動再開か！コメディー／ミュージカル部門の主演男優賞はジョニー・デップで、作品賞は、その主演作の「スウィーニー・トッド／フリート街の悪魔の理髪師」である。ドラマ部門の受賞作「つぐない」も大いに期待できそうだ。それにしても、どの作品が、誰が受賞したかではなく、「授賞式がなかったこと」自体が大きなニュースとなっていることにアメリカ映画界の一面を見た思いだ。

  2008年01月18日

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• おろちは大丈夫か？

  「茶々 天涯の貴妃」で注目したのは千姫役の谷村美月である。なにしろ「おろち」の映画化で、おろちを演じる女優である。しかし、この「茶々 天涯の貴妃」ではセリフ棒読みで表情にインパクトがなく、存在感がうすい。こんな女優でおろち役は大丈夫か？そうは言っても、この「おろち」は今年の期待作のひとつである。がんばれ、谷村美月！

  2008年01月16日

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• レンタルショップに満足できるのか？

  私はミステリーも大好きで、ミステリークラブ、つまりミステリーの同好会に入会している。そのクラブの今年最初の例会テーマは、やはり原点に立ち返ってということで松本清張原作で映画化されたものをみんなで見ようということになった。松本清張の映画化作品には有名なもの、ヒット作も多くこれは選択が楽だと思って、依頼を受けた私は市内のレンタルショップに探してみたところ、これが全くと言っていいほど見当たらない。「張込み」、「迷走地図」、「霧の旗」、「砂の器」など探してみたが、店内にあったのは「砂の器」と百恵・友和コンビの「霧の旗」のみ。ちなみに会員で手分けして他の店も探してみたが、まったく見当たらず。この事実には、みんなも驚いていた。レンタルショップは、やたらと作品数は多いように見えるものの、こんなポピュラーな作品も置いていない。これは当市だけのことか、他の地方都市はどうなのか？私の周辺の多くの人が「映画館に行く必要はない、ほとんどの作品はレンタルで充分だ」とか「昔の有名な作品もほとんどレンタルで見ることが出来る」などというが、一体、何を見ているのか？めったにレンタルショップには行かない私であるが、いつかレンタルショップ満足度調査をやってみよう。

  2008年01月14日

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• 大胆予想！「ＡＶＰ３」が登場する！

  「ＡＶＰ２」のラストから推察するに「３」を製作する余地を残していると思われる。今回のキャスティングがあまりにも貧困であったので、「３」は原点に戻って豪華キャストにして欲しい。つまり、シガニー・ウィーバーとアーノルド・シュワルツェネッガーの顔合わせだ。これにシルベスター・スタローンが加わえて80年代マッチョスターの激突だ。「ＡＶＰ２」のラストでプレデターの武器を入手したユタニ社の女社長が「３」では大きな役割を果たすはずで、ここはひとつ日本の女優に演じてもらいたいところだが、上記の３大スターと対等に張り合えるような存在感のある日本人女優はいない。そこで「ハンニバル・ライジング」のムラサキ夫人の汚名挽回としてコン・リーの登場はどうだろうか？これだけのキャスティングなら「３」は、永遠のＢ級監督ピーター・ハイアムズというわけにはいかないので、ここはひとつポール・ヴァーホーヴェン監督をオランダから呼び戻して欲しいものだ。これくらいの企画を期待しているぞ！

  2008年01月05日

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• オダギリジョー■キム・ギドク■筑波久子の「天草四郎」

  芸能ニュース風に言えば、年末に突然、発表された大物カップルの結婚のニュース。オダギリジョーと香椎由宇が結婚！まずはおめでとうございます。会見では、この時期の発表について、オダギリジョーは「年明けすぐに海外に行く仕事があり」と言っておりますが、この海外での仕事とは、なんとキム・ギドクの新作への出演（もちろん主演）のようだ。題名は「非夢」。夢を現実と信じる男と夢遊病に悩まされる女の愛を描いた作品とのことで、まさにキム・ギドク独特のティストの作品のようだ。これは楽しみだ。話は変わって、ハリウッドでは筑波久子ことチャコ・ヴァンリューエンがプロデュースする天草四郎と島原の乱を題材にした作品が製作スタート。注目は天草四郎を誰が演じるか？主人公の天草四郎役には、現在オーディションを進めている最中で、ワールドマーケットへ打って出るハリウッド映画であり、日本人にはこだわらないというが、オダギリも候補にあげてもいいのではないかと勝手な期待をしているところ。

  2007年12月28日

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• 映画「ミッドナイト・イーグル」と松竹の行方？

  わが町のシネコンでは１５日からの週は１５日のみ４回上映で他の日は２回か３回である。入場者によって上映回数が決まってくるシネコンでこの有様ということはヒットしていないということか？これって松竹の正月映画だが、松竹は大丈夫か？全米同時公開だということだが、アメリカでの興行成績はどうだったのだろうか？実は、私は、この映画を見ようという意欲が全くわかない。

  2007年12月15日

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• 「酔眼のまち－ゴールデン街　１９６８～９８年」を購入！

  田村正毅というキャメラマンは非常に不思議な存在だ。日本ドキュメンタリー映画史を語る上ではキャメラマンの大津幸四郎と田村正毅を欠かすわけにはいかないだろう。この二人のフィルモグラフィーを見ると非常に対照的である。大津幸四郎の方は「水俣　患者さんとその世界」を初めとする「水俣シリーズ」があり、「ゆんたんざ沖縄」、「狭山事件」、「全身小説家」などいかにも長くこのジャンルで活躍してきたという感じであるが、一方の田村正毅の方は、「三里塚シリーズ」、「ニッポン国古屋敷村」など小川プロ作品以外では「修羅雪姫」、「ションベン・ライダー」、「タンポポ」、「美しい夏キリシマ」など劇映画が多い。それも気鋭の作家による作品が目立つ。河瀬直美の「萌の朱雀」や青山真治の「ユリイカ」など海外で評価された作品もある。非常に優れたキャメラマンであるにもかかわらず、田村正毅を論じた評論などは少なく、それゆえ、この人の創作の秘密を知りたいと思っていた。そんな中、朝日新書の新刊として「酔眼のまち－ゴールデン街　１９６８～９８年」が出た。著者は、なんとタムラマサキと青山真治！早速購入。これからしばらくは楽しみを与えてくれそうだ。感想については後日に。

  2007年11月28日

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• 「おろち」が映画化される！

  楳図かずおの代表作「おろち」が映画化されるという。映画化にあたっての最大のポイントはおろちを誰が演じるかである。おろち役は谷村美月。どうなんだろうか？実はこの女優のことはよく知らないので、何とも言えない。原作の「おろち」のヘアスタイルと顔は藤圭子のイメージで描かれているという噂があった。「週刊・少年サンデー」に連載されていた時期、1969年から1970年にかけては藤圭子のデビューから絶頂期にあたり、当時のある種の凄みのある容貌の彼女を見ると、その噂も本当ではないかと思う。私としては栗山千明にやってもらいたいところであるが、さて、映画「おろち」はどんな出来なのか、来年秋の公開を期待しよう。

  2007年11月23日

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• 「隠し砦の三悪人」リメーク■これは第二の「デビルマン」か？

  松本潤と長澤まさみで「隠し砦の三悪人」のリメークだそうだ。監督は樋口真嗣。何かカン違いしていないか？「黒澤監督の作品をご覧になった方も、お子さんやお孫さんと一緒に楽しめる作品にしたい」とのことであるが、無理だろう。そもそもこの監督にはドラマの演出力はないぞ。それにしても最近の黒澤リメークブームは一体何？リメークの決定権は黒澤プロにあるのだろうか？お金が必要でリメークするくらいなら、ホンモノを映画館で上映してくれ！

  2007年10月30日

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• ８５分のワンシーンワンカット！

  東京国際映画祭のコンペ部門に出品されている作品ではイタリア映画「ワルツ」を見たい。内容は、20年ぶりに刑務所から出所した男が娘に会うために、彼女がメイドとして働くホテルへとやってくる。そのホテルの上階では、サッカーチームのオーナーたちのスキャンダル騒動が発生しという展開で、これが上映時間85分がワンシーンワンカットで撮影されているという。作品全体のワンシーンワンカットとしてはアレクサンドル・ソクーロフの「エルミタージュ幻想」（上映時間96分）があったが、この「ワルツ」はいくつかのドラマが同時並行に展開される群像劇であるという点に注目。はたして、どんな作品に？

  2007年10月24日

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• 「小劇場演劇」と「単館映画」、この観客の差は？

  このところ年に２回程度、「小劇場演劇」を見る機会がある。「小劇場演劇」の「小劇場」とは劇場の規模のことを言うのではなく「ジャンル」であるとは演出家の岩崎正裕さんの説明である。映画に喩えて言えば、「ハリウッド映画」ではなく「単館作品」みたいなものであろうとも言われた。納得である。先日、鑑賞した「背くらべ」もそのひとつ。さて、単館作品の場合、この長崎では決していい興行成績ではない。マスコミで取り上げられ、東京では大ヒットと言われている作品でも、地方では悲惨な興行である。映画「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」はめずらしくロードショーでの好評がさめやらぬ時期での公開であったが、日曜日の午後というのに数人という有様。ところが演劇の場合、いずれも１００名程度の座席は満席状態である。この差は一体何であろうか？映画は少なくとも２週間は上映して、演劇の場合は２日間で２回公演なので、観客が集中しているという理由ではこの差は説明できない。映画の２週間興行よりもはるかにいいようだ。演劇ファンが映画ファンよりも数が圧倒的に多いのか、それとも映画ファンの熱意が足りないのか？非常に気になることである。

  2007年10月10日

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• 「七人の侍」がリメークされる！

  「七人の侍」がハリウッドでリメークされるという。この作品には「荒野の七人」という実績があるので、さほど驚かないが、今回の舞台は現代のタイであるという。チャン・ツィイーも出演して、オリジナル版で三船敏郎が演じた菊千代の役を演じるとか、津島恵子が演じた村の娘を演じるとか諸説あるようだ。菊千代のキャラクターをチャン・ツィイーが演じるというのは是非、見たいものである。「グリーン・ディスティニー」や「ＨＥＲＯ」でも見せたようにアクション演技も全く問題ないので充分にいけると思うのだが・・・。さて、どんな内容になるのか？そして、果たして実現できるのか？不安要素はいっぱいであるが、森田・織田版「椿三十郎」より見たい気持ちにさせてくれるぞ。

  2007年10月05日

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