2005年07月07日

「甘い人生」■キーナンバーは「2」、そしてあの教会のスケッチの意味は?

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カテゴリ:「甘い人生」
冒頭の墨絵のような色合いから自然の色へと変化する画面
そこで語られる師匠と弟子の不思議な問答。
最後は、再び、その師匠と弟子の問答で閉じられる。
ここからもわかるように、この映画には哲学的な要素が
ちりばめられている。

その中でも注目すべきシーンがある。
カン社長が打合せの席上で、スケッチをしているシーン。
教会の二つの尖塔である。
このスケッチは、カン社長が時間つぶしにやっているのであるが、
書かれた絵をきちんと画面で見せてくれるので、何らかの意味が
あると思う。
考えてみれば、この物語は「2」がキーである。
二項対立である。
二つの尖塔を持つ教会は、そのシンボルだろうか?

ソヌに対しては
ヒス、カン社長、ムン・ソク、ペク社長
がいて、それぞれに対立軸がある。
ミンギはソヌに忠誠を誓って、それを貫徹するが、
生き方としては対照的であろう。

ヒスとカン社長にも対立軸がある。

ムン・ソクとカン社長
ムン・ソクとペク社長
カン社長とペク社長

これらそれぞれの関係も、
いつ対立してもおかしくない。

その対立の背景には過去の事件があり、
現在と過去が対比している。

最後に登場するテグは、
ソヌに対する存在であろう。

物語の舞台はホテルの「内」と「外」
そして、物語の核には「夢」と「現実」

この「甘い人生」は、これらの二項対立が、それぞれに
共振して展開しているようだ。

しかし、「二つの尖塔を持つ教会のスケッチ」には
もっと意味がありそうだ。
どなたかご意見を!





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最終更新日  2005年07月07日 00時31分09秒
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