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カテゴリ:イタリア映画
と言うかこの「暗殺の森」と「ラスト・エンペラー」以外いいのないですよね?(ひょっとして「1900年」もいいのかな。長いのでまだ見てないんですけど) ファシストになったマルチェロは政府からクアドリ教授の暗殺を命令される。 クアドリ教授は反ファシストでパリに妻と一緒に生活している。 命令を受けマルチェロは新婚旅行を兼ねて妻と共にパリへ向かう・・・・・。 この映画はメチャメチャ好きで多分僕の中ではベスト10に・・・・・ベスト50には入る作品です。 ダアーバ、ダバダバダ、ダバダバダ・・・・・ 主人公マルチェロは「男と女」のジャン・ルイ・トランティニャンだったんですね。 この映画何回も見ているのに「男と女」見たときは全然気付きませんでした。 「暗殺の森」ではポーカー・フェイスで無口な男を演じており雰囲気が全然違います。 ダアーバ、ダバダバダ、ダバダバダ・・・・・ マルチェロを取り巻く2人の女性がメチャメチャいいです。 マルチェロの妻ジョリナを演じるステファニア・サンドレッリって言うんですか、メチャメチャかわいいです。 それから教授の妻を演じるドミニク・サンダ。彼女はジョリナとは対照的な美しさがあります。 この2人の女性が登場しているおかげで映画がとてもセクシーになっています。 過去の回想シーンはフェリーニの映画を思わせるものです。 主人公の名前がマルチェロだったり、ベルトリッチはフェリーニから影響を受けているんでしょうね。(当時のイタリアでフェリーニの影響受けてない監督探すほうが難しいかもしれないですけど) ピットリオ・ストラーロの映像はきれいです。カメラ・ワークといい、とてもカッコいい映像に仕上げてあります。 イデオロギーの対立という重苦しいテーマの映画ですが、ところどころにユーモアのあるシーンがありそれ程、堅苦しい印象はありません。 後半に出てくるダンス・ホールのシーンはとてもいいです。 ヴィスコンティの「山猫」のパクリ?←そういうこと言ってはいけないですね。とてもいいシーンです。映画史上に残る名シーンだと思います。 それからクライマックスのシーンはとても緊張感があり素晴らしいです。 ベルトリッチの演出はとてもうまいです。 原作はアルベルト・モラビアで、ゴダールも彼の作品「軽蔑」を映画化しています。 フィリップ・K・ディックだけでなくモラビアの小説もチェックして映画化したほうがいいかもしれません。 バイバイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/12/20 06:02:12 AM
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