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カテゴリ:日本映画
黒沢清監督(「叫」)が1997年に作ったサイコ・サスペンスはメチャメチャ良かったです。 東京エリアで次々と殺人事件が起きる。どの犠牲者も首から胸にかけてX字型に切り裂かれていたが犯人たちはすぐに現場近くで逮捕され、犯人たちのつながりは全くなかった。事件を担当する高部刑事は犯人の手がかりがつかめず苛立つばかりだったが・・・・・。 初めて見た黒沢監督の映画がこれでした。この1本で彼のファンになりそれから続けて他の作品も見るようになりました。 今回久しぶりに見ましたが独特の雰囲気、画面から伝わってくる緊張感などとてもよく出来たサスペンス映画です。 高部刑事を演じるのは役所広司(「SAYURI」)で、黒沢映画の常連ですね。黒沢映画というか日本映画の常連?!どの日本映画でも見ますね。でも存在感、演技など役者としてとてもうまいですから納得です。 今回は役所広司も良かったんですが、それ以上に催眠術を駆使した怪しい若者、間宮を演じた萩原聖人がメチャメチャ良かったです。セリフの独特の間や雰囲気が怪しさをうまく表現しており、見ているこっちまでが催眠術にかかりそうないきおいの演技でした。 他にうじきつよしも出ていますが彼も良かったです。 黒沢監督の映画は難解なものも多いですがこれはかなり分かりやすいです。映画としての質も高いと思いますし、入門編としていかがでしょう? バイバイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/04/02 05:14:14 AM
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