Alphaville (アルファヴィル)
僕の敬愛する映画監督の一人ジャン・リュック・ゴダール(「ゴダールのマリア」)。この映画は1965年のゴダール風ハードボイルドSF映画です?!1984年、探偵レミー・コーションはブラウン教授を救い出すために地球から9,000キロ離れた星雲都市アルファヴィルにやってくる。ところがアルファヴィルは人々も都市もアルファ60というコンピューターによって操られていたのだが・・・・・。未来都市アルファヴィルと言ってもパリの街を白黒で撮っているだけです。それでも架空の都市っぽく見えるのはすごいです。レミー・コーションを演じるのはエディ・コンスタンティーヌという渋いおっさんです。なかなかいい雰囲気です。ブラウン教授の娘役はゴダール映画の常連アンナ・カリーナ(「気狂いピエロ」)で、この映画でも魅力的でした。ゴダールの文明批判映画ということですがゴダールらしくだらだらした展開になっておりストーリーには集中しづらいです。ただ映画ファン、映画関係者はいろいろ勉強になるので楽しめると思います。僕もストーリー以外の部分でエンジョイしました。(笑)バイバイ