the Motorcycle Diaries
先週末から日本で公開されている「the Motorcycle Diaries」はキューバ革命を成功させたチェ・ゲバラの青春時代を描いたロード・ムービーで最後は泣けますよ。(T_T)ブエノス・アイレスの医学生エルネスト・ゲバラは友人のアルベルト・グラナードと共にアルゼンチン、チリ、ペルー、コロンビア、ヴェネズエラをバイクで旅行することに・・・・・。バイクがぼろいのでとても不安定でしょっちゅうこけたり、止まったりします。このバイクが当時(1,950年代)の中南米を象徴しているんでしょう。チリやペルーで資本家から搾取される貧しい労働者達と出会いゲバラは変化していきます。革命家チェ・ゲバラ誕生のきっかけとなる旅行だったようです。アンデス山脈やペルーのマチュピチュ遺跡など南米の自然の大景観がとてもきれいです。一度行ってみたくなりますね。チェ・ゲバラを演じるガエル・ガルシア・ベルナルは今一番ホットなラテン・アクターみたいです。確かに存在感のあるいいアクターです。彼はアルモドバルの最新作「Bad Education」の主役もしていて、僕はその映画をとても楽しみにしています。グラナードを演じたロドリゴ・デ・ラ・セルナ(なんでこんな長い名前ばっかりなんでしょう?!)もとても良く、2人の仲の良さがリアルに伝わってきました。ゲバラはとても繊細な人物で友人のグラナードはテキトーです。前半はこの対照的な漫才コンビのような2人の南米珍道中といった感じですが後半からストーリーはシリアスになっていきます。前半は陽気で情熱的な南米を後半は悲しい南米を映画で見せてくれます。前半笑わせて後半泣かせるストーリー展開。うまいですね。ゲバラと旅先での人々との出会いにメチャメチャ感動しました。彼らのあたたかいふれあいはとても泣けました。(T_T)ニューヨークでは昔からチェ・ゲバラのTシャツ着た人をよく見ます。僕も1枚買おうかなあ・・・・・。バイバイ。