**C'est la vie! **

2007/10/23(火)21:37

【Lotus】 夢見る頃を過ぎても

美術館(6)

 貴方に抱かれ華やかな微睡の跡今朝も白き花開く                                                                                                                 をはな     ※【Lotus】ギリシア神話で、その果実を食べると、楽しく、忘我におちいり、故郷に帰ることも忘れるという植物(蓮、睡蓮の総称) 大山崎って・・? 京都の一番西の隅っこにある町。 大昔、「私たちの乙訓」なんて社会科の副読本とかで勉強したけど・・ 長岡京市、向日市と比べ、とっても地味な印象。 大人になって・・ サントリーの「山崎」なんてシングルモルトを味わったりして・・ あぁ・・水の美味しい場所なんだとかしみじみ感じたり。 「天下分け目の・・・天王山!」 こんなのが、JR「大山崎駅」のすぐ近くに有ることすら最近まで知りませんでした。 近いうちにまた、ここから天王山山頂(天下取り?!)を目指したいと思います。 「大山崎山荘美術館」 実業家加賀正太郎が自らの山荘として設計、建てたものです。山荘は大正時代に木造で建てられたのち、昭和初期に増築されました。 建物と、お庭を見ているだけでも十分価値があります。 『地中の宝石箱』(=安藤忠雄氏設計による、地下に埋設された展示室)に眠るモネの「睡蓮」を彷彿させる池。 常設されているモネの「睡蓮」等「地中の宝石箱」もさることながら・・ 今回、展示中の 「河井寛次郎」《炎の造形》も見応えありました。 自由で、力強い・・ それこそ。。 「炎」という言葉がとてもしっくりくるような作品。 そして、彼の残した言葉達が・・ また、なんとも大きく、広く・・ 心に響いたのでした。      「此世は自分をさがしに 来たところ  此世は自分を 見に来たところ」 「饗応不尽」 無数のつっかい棒で支えられている生命 時間の上を歩いている生命 自分に会いたい吾等 顧みればあらゆるものから歓待を受けている吾等 この世へお客様に招かれて来ている吾等 見つくせない程のもの 食べ切れないご馳走 このままが往生でなかったら 寂光浄土なんか何処にあるだろう

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る