しなもんブログ

2010/02/02(火)09:24

友遠方より来る

飲み会(2)

「出会いは別れを内含している」 このフレーズは、20代に大ファンだった森瑶子さんの「別れの予感」という小説に出てきます。憑かれたように、片っ端から森瑶子さんの作品を読み続けながら、彼女のすべての作品の底流には、このフレーズが流れていると感じていました。長い間自分の人生観の基本だった気もします。自分でも気がつかないうちに、出会いの中にある別れを切望していたのかもしれません。 いつか別れがあるなら、早くその大波をうけて、そして凪いでほしかったのかもしれません。でも、今はちょっと違います。ひと時別れても、自分にも相手にも心は残るし、それは忘れていてもなくならないものだとわかったから。そしてまた再会して、温かい気持ちで幸せを喜び合うこともあるし。友遠方より来る。また楽しからずや。というのは論語だったと思いますが。広島から友人がやってきて、仲間6人で横浜西口の崎陽軒本店ビアレストランアリババで乾杯!おしゃれでかわいい妹のような友人です。他愛ないおしゃべりに流れる温かい気持ち。みんな、平穏で、幸せそうな様子に安心します。そんな絵に描いたような平穏なんて、きっと誰にもないに違いないのだけれど、苦労をあえて語ることもないのは、大人の女性のたしなみといったところでしょう。アリババの名物黒ビールやハーフ&ハーフなどを次々に試しながら、楽しい夜に乾杯、乾杯!ずっと大切にしたい私たちのベルばら会でした。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る