カテゴリ:シェフの雑記帳
うちの畑のズッキーニは今年も緑と黄色の2種類。ズッキーニはイタリア語で、フランス語ではクールジェットといいます。きゅうりに似た感じですが、カボチャの仲間ですね。ウリ科カボチャ族なので、きゅうりと無縁というわけではないですけどね、、。 6月ころから取れ始めて、そろそろ終わりが近い感じです。初夏の野菜ですね。まあ、今では市販のものならハウス物もあってほぼ一年中出回ってますね。黄色のやつは昔は珍しくて、たぶん20年位前だと1本千円くらいしてました。当時は緑でも300円くらいしたんじゃないかと思います。今はだいぶ安くなって、1本100円くらいですね。 非常に成長が早い野菜で、普通に売っているサイズから数日収穫が遅れるとあっという間に腕くらいの太さになります。そういうでかいのが採れると、たまに作るのが、、 パット見、カボチャかコーンポタージュみたいですが、これは黄色ズッキーニのポタージュ。心理的な印象なのか?なんとなくコーンポタージュ的な味わいで、結構おいしいですよ。新玉ねぎを炒めて甘みを出して黄色ズッキーニとブイヨンを加えて10分ほど煮込み、ミキサーにかけてシノワで濾します。牛乳少しと生クリーム少しで仕上げます。リエゾン(とろみ付け)は小麦粉。2週間ほど前にやりました。多分、これで今年は終わり。そして、、 これは、緑のズッキーニのポタージュ。新玉ねぎを炒めて甘みを出し、うちの畑のジャガイモとブイヨンを入れて16分煮たところで、やや薄切りにしたズッキーニを入れて3分ほど煮たらミキサーにかけてシノワで濾します。ジャガイモがとろみになります。ズッキーニとジャガイモは7:3くらい。濾したら氷水に充ててかき回しながらできるだけ早く冷やします。そうすると、緑色がきれいに出ます。これは今やってます。来週いっぱいくらいで終わりかな?今は温製で出してますが、冷製ポタージュでも美味しいです。風味づけに極上オリーヴオイルを少し垂らします。 ズッキーニのポタージュは、ちょっと珍しいかもしれませんね! これは毎年楽しみにされているファンも多い自家菜園の水茄子と32℃豚の自家製生ベーコンのサラダ仕立てです。水茄子は生食用の茄子で、皮をむいてサラダにすると甘くないんですが、メロンやリンゴのニュアンスがあって、噛むとスッと融けるような食感。一緒に脂肪融点32度の宮城の32℃豚(一般小売価格キロ一万円!)の自家製生ベーコンを食べるとベーコンもスーッと融けて、あとに程よい塩味とスモーク香が心地よいという料理です。冷えたロゼワインやスパークリングワイン、フィノやマンサニーリャのシェリーなどが合いますね。 梅雨が明けると一気に気温も上がり、茄子とトマトがたくさん採れるはずなんですが、このところ気温が低めで、雨続きなので夏野菜の様子が少し心配です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 7, 2019 08:24:01 AM
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