|
カテゴリ:スタッフの独り言
英語は何のために学習するのか? サークルタイム
May 8th 『英語』 と、むずかしーい、ネタでいきます。 さて、英語って何ですか? 言語?コミュニケーション?文化?教科? はてさて。 きっと多くのお母さん達が『自分の子どもに英語をプレゼントしたい』と思っているでしょう。だからこんなにたくさんの教室や教材があるんですよね。その考えに大賛成!でもちょっと待って! なぜ英語なんでしょう? では英語とは何でしょう? そこを考えたことありますか?今回はその根っこを考えてみようと思います。 言語であるのか、コミュニケーションであるのか、文化であるのか、教科であるのかによって、進む方向性が違うというが微妙に変わってくるというのはお気づきでしょうか?もちろん重なっている部分も多いです。でも、これ全部向かっている方向が違うんです。 言語であれば、情報を仕入れ、整理し、発信します。 多くの仕事で使う英語というのはこの部分が大きいでしょう。企画したり、交渉したり、調べたりとかですよね。 コミュニケーションであれば、相手がいます。理解し、受け止める、また自身も理解してもらったり、受け止めてもらったりする必要があります。 サービスを提供したり、旅行を通じて使ったり、人間関係を養ったりする英語はここが大きいような感じがします。 文化であれば、歴史を学び、慣習を理解し、表現して伝えたり、それを楽しんだりします。 舞台や映画だけでなく、文学や音楽、料理もまた文化でしょう。 教科であれば、学校のカリキュラムがあったり、目安になる線があり、客観的な数値として指し示すことができます。 学生時代の成績、各種資格試験、スコアなど数値があり、目標を立てたりします。たま自身の英語力を証明するものとしてスコアや資格を学校や会社などから求められたりします。 この中で、お子さんに特に伝えたい、またお母さん自身のこだわりどころでもいいです。1から4まで優先順位を付けてみてください。そうすると、なぜ子どもに英語なのか、英語とは何であるかが少し見えてくると思います。 言語として英語を考えたいママであれば、きっと本が好きなんじゃないかな?自身も新聞やニュースが英語で聞けるようになりたいと思っていませんか?そんなママにはお子さんと一緒に絵本を開くのが楽しいひと時でしょうね。 正確に情報を取ったり、受け取る情報の幅を広げたい、そのためには英語が使えると便利。 コミュニケーション重視のママだったら、体当たりで、海外行っちゃえ~!とか話しかけてみよう!なんて感じかな?ボディランゲージが強い見方!とにかく意思の疎通をすることが大事ですから、みんなが笑ったら、とりあえず笑っとく。なんて言葉が通じなくても、友達たくさん出来ちゃうでしょうね。 世界中に友達作りたい!だから世界共通語の英語! 文化としての英語がこだわりのママはきっと、映画やミュージカルを楽しむのが好きかもしれません。であれば、きっと楽しいママで、子どもと歌ったり踊ったり、が得意でしょうね。それがその人にとっての英語でしょう。ですからこの場合は、正確性なんて関係ないですよね。難しいことや意味はわかんなくても、OKでしょう。 英語が分かったら、さらに楽しめる、だから英語!ですよね? 教科としての英語がそうは言っても、大事だわ。と思っているママ。子どもの将来を考えている真面目でしっかりしたお母さんでしょうね。子どもが遊び感覚で楽しみながら単語を覚えたり、ママとお家でゲームをしながら問題を解いたりというのがきっと合っていますよね。 教科として得意になっておけば有利!じゃないですか。 さて、どれでしょう。多くの場合は1つだけ選ぶことは出来いでしょうから、優先順位を付けてみてください。もちろん全て『英語』ではあるので重なってきます。でもこうやって考えてみると、『うーん』見えてきますね。これで子どもと英語を交えてどうやってかかわるか少し考えるきっかけになりませんか? ちなみに私は (1) 言語 (2)文化 (3)コミュニケーション (4)教科 ですね。 たくさん本を読み、情報を収集、文化を感じるものが大好きです。なので全体の英語はこの部分が多くを占めていて、意外ににコミュニケーションとしての英語は重要ではないんだな~。と気づきました。 教科として、本当はやらなきゃいけないのよ。テストもたまには受けないと、だけど苦手なの。優先順位としては私にとっても子どもにとってもずーっと下。だから意識してしっかりやらないとダメなときもあるね。 自分の優先順位に沿って子どもと英語を考えて進むもよし、 また優先順位の低いところは実は自分が苦手とするところ、思い切ってここから始めるもよし。 一番大事なのは、『なぜ?どうして?どうやって?』をクリアにすること。それをしておけば迷ったとき、ここに戻って考え直せばいいから。文化が大事だと思っているなら、デタラメでも、フリだけでもいい。そこで文法や正確性を意識したら楽しさが半減してしまう。もちろんテストにはしっかり出てしまうけどね。でも教科としての英語より文化としての英語に重きを置いているんだから仕方ないじゃないですか。将来、子どもが点数は取れなくても、ブロードウェイのミュージカルに詳しいほうがきっと人気者になれるかもしれないしね。 社会人になった自分の子どもが英語を必要とするかは、はっきり言って、未知数です。また英語が必要だとしても、どうった分野で必要なのかは分かりません。 ホテルで働けば、コミュニケーションが上手であることを求められるかもしれない。 デザイナーになれば文化を知っていなければならない。 先生になるなら、正確でならなければいけない時もある。 雑誌社で働くなら情報を仕入れられなくてはいけないかもしれない。 時々『英語はコミュニケーションだから通じればいい』というのを聞いたりしますが、それはあまりにも乱暴です。使う場面や職種によって必ずしも『通じればいい』ではすまない事もあります。通じてるけどすごい無礼なホテルマンとか嫌じゃないですか。『英語』はどこまで言っても、それぞれの場面を支えるツールでしかありませんが、それぞれにきちんと対応する英語でなくてはいけません。ですから自分の好きな。もしくはお子さんの好きな方向にあった英語の学習が必要になりますが、英語をはずしたら何も残らないような学習の仕方は脆いです。ようは好きなものをとことんやれば方向が見えてくるって事です。歌が好きなら、歌ばっかりでいいんですよ。きっと将来その方向に向かいますって。苦手でも克服しなくてはいけない場面にきたら、好きなことを続けるために必要な努力と思ってきっとやりますよね。いまから全て網羅して準備しても無駄だと思いませんか? 英語を学習した先、何が見えますか? ミシュランのガイドブックで紹介される世界のトップシェフの息子ですか? 世界を飛び回るジャーナリストですか? それともウィンブルドンのセンターコートでプレイする娘ですか? エジプトで発掘作業をする考古学者ですか? 神の手を持つスーパードクターになっているかもしれない。 言うのは自由だからねっ! お母さんもお父さんも一緒に夢を見ましょう。英語と一緒に何がしたいか、どうしたいか、どうやっていくのか、子どもと考えてみませんか?それに子どもと一緒に英語を始めればママだって夢に向かっていけるかもしれないです。私だってハリウッドに行けるかも?(行くのは自由ですってば) マサミ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[スタッフの独り言] カテゴリの最新記事
|
|