アンジェリカ

2009/08/25(火)20:03

売り方を考える

料理・パン(37)

私のコーナーは産直の入り口。 入りがてら、さっと目をとめる人はかなりいるのに立ち止まる人は少ない。 立ち止まる人は、POPを読み、商品を手にとってあちこちひっくり返し、置いていく。 この繰り返し。 自分も同じように商品の前を通りすがりに見てみると・・・ 商品説明が細かすぎてよくわからない。 一瞬で、パッと読めてどんな商品かわかるPOPが欲しい!! 最初から産直においしいパンがあると思ってくる人はまずいないでしょうから まったく買う気がない人を立ち止まらせる商品力と説明が必要だ。 それと、他と同じ並べ方では勝負できない。 そう思い、取って返しすぐカラーの画用紙を買い込んで方向転換しました。 まず、商品名を大きく書いて、パッと目を通すだけでどんなパンかわかるような文章を考えた。 POPの書体でまったく感じが違うから、書体を変えて何種類も同じ文章を作ってみました。 ふわふわ、とか、ほんのり、とか、読んだだけで様子がわかる単語を取り入れました。 それと、フォントの大きさと色とバランス、画用紙の色との兼ね合いも。 一目でどんなパンかお客さんにわかってもらうのが一番大切です。 それから自分らしさを出すにはどうすればよいか考えました。 産直だけど、ここは個性的なコーナーだわ、そう思ってもらいたい。 すだれでは私の店らしくないから、優しいピンク系のテーブルクロスを掛けて雰囲気作り。 POPスタンドも高低をつけて動きを出しました。 カゴも大きいものや小さいもの、中のクロスもピンクやクリーム色など、それぞれの商品が 映える色を選んで、種類によって変えました。 さらにカゴを置く場所の高さを変えて、奥の商品は高くして見やすくしました。 パンは茶系が多いので明るい色が欲しいから、グリーンでカゴを取り囲み目立つようにしました。 ここまで来るのに、2ヶ月かかりました。 商品も3種類から、今では常時6~7種類並べることができるまでになりました。 そうすればお客様も選ぶ楽しみがあると思うからです。 こうしたからと言って、売り上げが爆発的に伸びたわけではありません(笑 もっともっとよく私のパンやケーキを知って欲しい、おいしいと思っていただきたい。 そのためには、まず立ち止まっていただく事。 そして買っていただいた方には、他のパンを食べてみたい。そう思っていただきたい。 それだけです。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る