テーマ:新・猫の法則(455)
カテゴリ:雑記・ぼやき・大人の日常
雑 記 雑 記 家にいると 私はよく歌を歌う。 CDなどで音楽を聞いているとき それに合わせてつい口ずさんでしまう鼻歌なのだが、 これが、手を抜いて適当に歌っていたりすると くつしたに怒られる。 ネコは 不安定に上下する音を不快に感じると聞いたことがある。 飼い主のいつもと違う声のトーンにも不安やストレスを感じたりするらしい。 電話をしているときが正にそれで、 受話器を置くまで 始終、何か文句を言いながら 落ち着きなく歩き回っていたりする。 下手な歌、音痴な歌というのは 人間同士でも聞きたくないものだが、 それはネコも同じである気がする。 歌い方によっては、くつしたは文句を言わない。 音を外さない。 高音部でニワトリを絞め殺したような金切り声を上げない。 声を張り上げすぎない。 この要点を守れば くつしたは比較的おとなしく 聞いていてくれる。 時にはぐるぐる言いながら気持ちよさそうに私の足元で寝転んでいたりする。 これはきっと子守唄の要領なのだ。 歌や音楽の心地よさというのは、 実は全部の生き物に共通なのではないかと思ったりする。 乳牛にモーツァルトを聞かせると いい乳が出るとか、 野菜のビニールハウスでクラシックを流していると旨味が増すとか、 まぁそれは 何か科学的に説明がつくのかもしれないが、 単に 牛や野菜が音楽を聞いて「心地よい」と感じている状態かもしれない。 ネコだって 心地よい音楽を聞けば、 毛艶がよくなったり、体の調子がよくなったり 何かいい効果があるはずだ。 自分の好きな曲というのは 何度も聞いてしまうし、 出来ればくつしたにも それを好きになって欲しいと思う。 特定の音楽に対してこだわりを持ったり それを気に入って覚えたりするのかは分からないが、 少なからず飼い主の言葉のいくつかを覚え反応する犬やネコなら 飼い主のよく歌う曲も覚えるかもしれない。 私は子供のころ、よく父に絵本を読んでもらっていた。 気に入った絵本は 何度も何度も読んでもらい、 そのうちそらで暗唱できるほど その文章が頭に刷り込まれた。 いつかくつしたも曲を覚えて一緒に口ずさむ ・・・は無理でも しっぽゆらゆらさせながら拍子をとってくれたら、 なんて考えたりする。 くつしたが不快な思いをしないよう 私は努力して歌う。 まるでカラオケの採点機みたいだ。 くつしたは無言で私の歌を特訓してくれている。 私の歌は、以前よりうまくなっているのかもしれない。 HOME お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[雑記・ぼやき・大人の日常] カテゴリの最新記事
|
|