2005/08/03(水)22:34
ほんとうのジャクリーンドゥプレの中の音楽
バッハの管弦楽組曲はフルートが独奏楽器として奏でられる第2番。
18世紀の優雅な音の世界♪最初にこの曲に出会ったのは、
伝説の英人チェリスト、ジャクリーン・ドゥ・プレの生涯が描かれた
ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ←詳しいストリーはこちら。
原題:Hilary and Jackie
世界的チェリストのジャクリーンと、姉のヒラリーの幼少時代からの愛と確執の物語。
(姉ヒラリーがジャクリーンの死後、脚本をかき、イギリスでは、その信憑性において波紋をよんだ)
チェロに生きるジャクリーン、愛に生きる姉ヒラリー。
そして、ジャクリーンは難病に冒されて音楽界から離れ・・・・
この映画で、彼女の代表曲であるエルガーのチェロ協奏曲ホ短調が効果的に、
使われているのは言うまでもない。情熱的で、悲愴に満ちており、
彼女の生き様のように強く訴えかける。
彼女は一世紀に一人の名女性チェリストと謳われた。
非の打ち所のない技巧、流れるようなフレージング、
そして物凄い迫力。あまりの美しさに、涙が出そうになる。
個人的にはカルザスやヨーヨーマのチェロの音よりも、
彼女のチェロが断然好きだ。
と、寄り道したが、バッハの管弦楽組曲第二番は、
この映画の、姉ヒラリーの幼少期のフルートシーンがあり、そこで吹かれる。優しくながれるようなメヌエットと、軽快なバディネリが対照的で、
素敵なフルート曲だ♪いつかバディネリを、吹けるようになりたい。
また、この映画が観たくなった。。。