カテゴリ:日常
突然ですが。
私には、忘れられない詞があります。 それは、小学校3年生の頃。 担任の先生が教えてくださいました。 確か女の先生、その春大学を卒業したばかりでした。 今の私と、大して変わらない年齢です。 その先生。生徒が言う事を聞かなくなると。 すぐに泣きだしていました。 彼女が泣き出すと、生徒たちは またかよ…と思うわけです。 そういう、子供心にどこか頼りない感じの人でした。 でも、 先生は、詞が好きで。 私達に、たくさんの詞を教えてくださいました。 その中でも、彼女が。 一番好きといっていた、詞があります。 何度も何度もよまされて、すっかり暗記してしまいました。 未だに覚えています。 心に太陽を持て、という詞です。 「心に太陽を持て」 心に太陽を持て。 あらしが ふこうと、 ふぶきが こようと、 天には黒くも、 地には争いが絶えなかろうと、 いつも、心に太陽を持て。 くちびるに歌を持て、 軽く、ほがらかに。 自分のつとめ、 自分のくらしに、 よしや苦労が絶えなかろうと、 いつも、くちびるに歌を持て。 苦しんでいる人、 なやんでいる人には、 こう、はげましてやろう。 「勇気を失うな。 くちびるに歌を持て。 心に太陽を持て。」 こんな感じです。 記憶は、ずいぶんおぼろげですが。 多分、あってます。 かなり長い月日がたちましたが。 この詩は、ずっと私のなかのどこかにいて。 辛い事があったり、悲しい事があると。 ふっと、浮かんでくるのです。 心に太陽を持て。 唇に歌を持て。 普段はまったく思い出さないのに。 苦しい時にだけ、蘇ってくる、その言葉。 誰かが私を励ましてくれているようです。 涙をこらえて。 少しだけ、声に出してうたってみて。 そうすると、不思議と。 前向きになろう、くよくよしてても始まらない。 そういう気持ちになります。 最近。 私の周りの大切な人たちが。 傷ついて、苦しんでいます。 今日も、一緒に飲んだ友達が。 飲みながら、涙を流していました。 出来る事なら、その悲しみを半分。 私が受け持ってしまいたい。。。 …でも、そんな事はできません。 私が一緒に苦しんで。悩んで。 そうする事で、彼女らの気が少し晴れるのなら。 私は、いくらでも涙を流しますが。。 でも、そんな事で問題は解決しません。 苦しんで、悩むのも。 大切だとは思います。 それも。 私は、彼女達に。 前向きになってほしいです。 しゃんと、顔を上げてほしいのです。 勇気を失うな。唇に歌を持て。 心に、太陽を持て。 心底、そう思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 8, 2005 12:43:27 AM
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