私の好きな、なろう小説46。
~完結作品~☆暁の魔女レイシーは自由に生きたい ~魔王討伐を終えたので、のんびりお店を開きます~:雨傘ヒョウゴさん<あらすじ>勇者パーティーの一人である、暁の魔女レイシー。彼女が魔王討伐を終え行き着いた先は、ただの貴族の道具として形ばかりの妻となることだった。国から命じられるまま、魔族を倒すためだけに生き続けた彼女は何の未練もなく、願いもなく人生を終える、はずだった。しかし、婚約者の浮気が発覚し、「愛のない結婚など意味はない」「背も低く、可愛らしさもない肉の付きも悪い女など抱けるものか」と婚約の破棄を叫ばれ、お節介な勇者のもとちょっとしたやりかえしののち、レイシーはいつの間にか願いを得ていた。それは自由に生きること。国一番の魔法使いであるレイシーは、国との関わりを捨て、王都から離れた場所に大きな家を得る。そして傷つけるばかりであった魔術を人々のために使うことができないか、と考えた末に、お店を開く。店の名前は何でも屋、『星さがし』けれど世間知らずの彼女が行うこと、生み出すものは規格外のものばかりで……?自由に生きたいだけのレイシーは、彼女だけにお節介で世話焼きな勇者や、昔の仲間達、村の人々。たくさんの人と、関わっていく。とても・・・とても良かった・・・。じんわりと感動が広がる、優しい物語。大切に読みました。最初は「国に繋がれた魔法使い」という設定が嫌だったのですが、役割から解放された後のレイシーのゆっくりした心の成長と、それに寄り添うオカン系勇者との関係が尊くてね・・・。あと、元勇者パーティーの他のメンバーや、レイシーが移り住んだ村の人達も、少し癖はあるけれど良い人達だった(元婚約者も、「その後」で悪者ではなくなったし)。漫画も絵が可愛くて、小説と同じくらい素敵です。 暁の魔女レイシーは自由に生きたい 1 ~魔王討伐を終えたので、のんびりお店を開きます~ (オーバーラップノベルスf) [ 雨傘ヒョウゴ ] 暁の魔女レイシーは自由に生きたい 1 ~魔王討伐を終えたので、のんびりお店を開きます~ (ガルドコミックス) [ 蔦 千鳥 ]~続いている作品~☆魔術師クノンは見えている:南野海風さん<あらすじ>人生とは、たった一言で全てが変わることがある。「英雄の傷跡」と呼ばれる呪いを受け、視覚を失って生まれたクノン・グリオン。視界どころか生きる意味さえ見えない彼は、無気力な幼少期を送っていた。そんなある日、身体に水の紋章が浮かび上がり、魔力があることが判明する。だからどうした。魔力があろうと、魔術が使えようと、見えないことには変わりない。クノンには相変わらず生きる意味が見えなかった。そんなクノンを、そんなつもりのない思いがけない一言が覚醒させる。この作品は漫画から入りました。このまま漫画だけ読み続けようかなぁ、と思っていたけれど、やっぱり原作も読んでおきたい、と、今追いかけているところです(まだ続いているし、今までの分も結構な量があるので読み切るのに時間がかかりそう)。漫画は絵がすごく綺麗で魔法がわかりやすいけれど、原作小説も軽快で面白い。 魔術師クノンは見えている(1) (カドカワBOOKS) [ 南野 海風 ] 【中古】魔術師クノンは見えている 1/ La−na☆マンドラゴラに転生したけど花の魔女として崇められています。……魔物ってバレたら討伐ですか?:Mikuraさん<あらすじ>死に際に「来世では美しい花にでもなりたいなぁ」と願った花園美咲はマンドラゴラに転生してしまった。しかし生まれた場所は魔物だらけで危険がいっぱい。美咲は魔物として成長しながら平和な人間の世界で暮らすことを夢見て、人型になることを決意する。そうしてようやく人として不自然でない姿になったころ、彼女は気付いた。マンドラゴラにはその声を聞いた者を呪い殺す力があるということに。「私の声を聞いたら人が死ぬのでは……?」一言も喋らなければなんとかなるか、と人里に降りた彼女は、喋れないせいであらゆる勘違いを巻き起こし、やがて花の魔女と呼ばれてあがめられるようになっていく。気が付けば魔女の噂を聞きつけた王国騎士や宮廷魔導士など、正体を知られれば即討伐されかねない人間が出入りし、不審な魔女を監視するように ……。(待って、魔物ってばれたら討伐されちゃう!?)魔女として人々の役に立つことを証明しながら、正体は隠し続けなければならないマンドラゴラの綱渡りな生活が始まる。コミカルで笑えるし、1話ごとの作者コメント(最後にちょこっと書かれる文章)と読者の感想欄も面白いのですよ。好きだわー、こういうノリ。現在進行形で追う醍醐味ですね(笑)。