クレオパトラの夢

2004/10/21(木)22:45

「IZO-以蔵ー」感想

映画(124)

 さっき観てきたばかりです。上映期間が終わるのでとにかく急いで行ってきました。  これは人斬り以蔵がモデルで、とにかく人を斬って斬って斬りまくるという映画です。斬る相手は主に為政者、とはいえ女子どもも容赦しません。戦国時代あり、戦時中あり、現代社会あり、以蔵はどの時代にも出現しどんな相手でも斬りまくります。目をふさぎたくなるシーンもあります。公式HPがあるので、興味が沸いたらそこで軽く予告編など観てみてください。 http://www.izo-movie.com/index.html  面白いと公言するのがはばかられるような映画です。100人の人が見てたぶん99人が面白くないというかもしれないです。でも、私は面白かったです。好きというのとはちょっと違いますが、interestingって感じでしょうか。  どこが面白かったかというと、1つは次に以蔵が何を斬るのかが気になって映像から目が離せなかったこと。音楽もそれに拍車をかけます。  2つ目は、あるちょっとした何かに気づかせてくれること。それは人それぞれ違うでしょう。私は物事をおおまかに見ることを思い出しました。うまく説明できませんが。例えば、人間の歴史は流血の歴史というような言葉が出てきますが、そういう大雑把で偏った側面から観てみるのもアリという感じです。  なきものをあるがごときに思わせる詐欺師に加担してはいないか。虚業をさも大事であるがごとく振りをしていないか。いろいろ考えてしまってなかなか面白かったです。

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