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2020/04/05(日)20:33

【スーパーGT】アウディワークスのクリストファー・ミース

スーパーGT(56)

​ Audi Team Hitotsuyamaに今季加入したクリストファー・ミースはアウディR8 LMSでのレース歴は10年以上で、ニュルブルクリンク24時間やバサースト12時間での優勝経験もある。日本のレースシリーズに参戦するのはこれが初めて。しかしスーパーGTは以前から注目をしていたカテゴリーで、ヨーロッパでも挑戦をしてみたいと考えているドライバーがたくさんいることを明かした。「ヨーロッパではみんながスーパーGTを知っていって、多くのドライバーが挑戦したいと思っているカテゴリーだ。でも、日本まで距離もあるからそう簡単に参戦することができない。その中で今回僕はこういう機会を得られたことをすごく嬉しく思っている。ヒトツヤマレーシングのみんなもすごく優しく迎え入れてくれて、チームメイトの(川端)伸太朗もすごく助けてくれる。今回のテストは天候が不安定で思うような走行ができなかったのが残念だけど、改めてこのシリーズに参戦できることを嬉しく思っている」スーパーGTは複数のタイヤメーカーが参入し激しいタイヤ戦争が繰り広げられているほか、GT500とGT300の混走というのも初参戦ドライバーが一番苦戦するポイントだ。しかし、ミースはそういったスーパーGT独特のレギュレーションについても前向きに捉えていた。「異なるクラスとの混走に関してはそんなに苦ではないと感じた。僕はIMSAでプロトタイプカーとGTカーで混走の経験があるから、それが役立っている。だから岡山のテストでも混走に関してはそこまで気にならなかったね」「タイヤに関してもヨーロッパと比べて随分違うけど、日本では複数メーカーが参戦していて競い合っている部分もあってか、すごくグリップするタイヤが揃っているなという印象だった。それも気に入ったよ。とはいえ、ヨコハマタイヤについてはもっと経験してたくさんの知識を得る必要があるなと、このテストを通して感じた」3月中旬に行なわれた公式テストが、岡山国際サーキットを初めて走る機会となった。またヨコハマタイヤも初体験だったにも関わらず、1日目にはいきなりトップタイムを記録したミース。2日目も常に上位につけるなど、安定した速さをみせたのが印象的だった。「僕にとっては岡山は初めて走るコースで、このチームと仕事をするのもこれが初めて。もちろんヨコハマタイヤも初めての経験だった。全てが新しい環境の中でのテストだったけど、すごく良いスタートを切ることができた。できる限りのことをやろうとは思っていたけど、まさかトップタイムを記録できるとは思わなかったので、それは嬉しく思っているし自分にとっても良い結果だったと感じている」テストでの印象をこのように語ったミース。新型コロナウイルスの影響で開幕がいつになるのか見通しが立っていない状況だが、今シーズンの目標は優勝することだと断言した「トップタイムで今シーズンを始めることができたのは間違いなくチームにとってもプラスなことだ。チームは2016年を最後に勝利から遠ざかっている。今年の最大の目標のひとつは“勝つこと”だ。それを目指して頑張っていきたい」​

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