「今でも自分のしたことが、ミスが信じられません」
「フランコ(・モルビデリ)が後ろにいるのはわかっていました。なので、1コーナーからラインを締めたのです。ポジションを守ろうとしました。そしてラインを外してしまいました」
「4コーナーでは、少しイン側になり、5コーナーのブレーキングでは、ほんの少しだけ、アウト側になったんです。そのとき、自分の意識をコントロールできませんでした。ブレーキングがとても鋭くなってしまい、突然フロントがロックして、フロントを失ってクラッシュしてしまったんです。ばかなミスでした。そのときどうしてそうしたのか、わかりません。ただ、少し速すぎたとだけ言えます。スピードも、ブレーキングも、そしてプレッシャーもコントロールできませんでした」
ポールポジションからのスタートは、同時に大きな重いものを中上に運んできた。初めてのポールポジション、グリッド上では特別な気持ちになった? と聞けば、「素晴らしい気持ちでした」と言ってから「でも一方で、本当にものすごいプレッシャーも感じていました」と続けた。