言語学を超えて(ソシュール記号学の新解釈)

2014/08/02(土)07:50

福岡伸一教授の「動的平衡」について。

個体性理論(39)

ユーチューブを見ていたら、たまたま、この動画に出くわした。 https://www.youtube.com/watch?v=cYPoIaatSy4 「未来授業」というタイトルで、学生を集めての講義形式で進行。 生命体の「動的平衡」に関しては、私の考える「意識の更新・進化」と同じことになるのだろう。彼は「生命体の個体レベルでの進化」に関して、非常に鋭い指摘をしていると思う。今度、著書を読んでみようと思った。 生命レベルでは、確かに十年前と今、一分前と今でも「同じもの」ということは出来ない。しかし、どうして「同じものと言えない」ことを、ことさら強調して言う必要があるのだろうか。それは事実と知った上で、どうしてこんなネガティブな発想しか生まれないのだろうか。 アイデンティティーは、全てのレベルにおいて、自分だけでは決められないし、周りだけでも決められない。この相互関係が私のいう「個体性」である。これが始めからわかっていれば、余分な議論をせずに済む様な気がしてしょうがない。これが宇宙の摂理だと認識すればいいのだ。 学生に対して問題定義をするのは「面白い視点を提供する」ことになるかもしれないが、学生に対して「日本人のアイデンティティー」とは何かと、個人的な意見を押し付けている様な感じがしてならなかった。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る