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カテゴリ:言語学
このブログをつけているのは、自分の考えを整理することがやはり一番であるが、あわよくば私の考えに共感してくれる人にメッセージが届けばという期待がある。 私の考える記憶言語学は、科学界にパラダイムシフトを起こすほどのインパクトを持っていると自分では思っているのだが、どうも興味さえ持ってくれないのが悩みの種である。時々、これについて会った人と話をすることはあっても、大概「ああ、そうですか」で終わってしまう。中には、非常な興味を持ってくれる人もいるが、非常に稀である。大体は、何か今の科学認識とかに疑問を持っている人が多いから、そこでやはり呼応するのだろう。 ピダハン語を研究しているエヴェレット氏は、ピダハン語にリカージョン(再帰)が無いことを証明することで言語学者たちから大きな注目を浴びた。このため、チョムスキー派の学者たちから嫌がらせを受けているという話まである。それほど、彼の主張はインパクトがあった。彼のように注目を浴びるようになるには、一体何を証明すればいいのだろうかと思うことが良くある。 ビッグバン(少なくとも太陽系の誕生)からの記憶の進化の話をすると、あまりに話が広がってしまうので辞めたほうがいいのではと思ったこともあるが、理論を突き詰めると結局はそこにたどり着いてしまうので避けては通れない。アイデンティティーの進化は、時空間が存在・継続するところから始まるからだ。 言語学で一番問題なのは、物理や生物学のように実験が出来ないことである。既に完成した言語を話す人間という対象が存在しているからだ。人間に一番近いと思われているチンパンジーを使っての研究も、所謂動物実験ではなく、心理学的・認知科学的な実験になってしまう。 チョムスキーは、人間が言語を使うという当たり前のことと、文法という規則(物理法則にならって)があることを前提とすることで、言語活動の数値化に成功したが、これでは本当に知りたいことは最初から棚上げされてしまっていて研究のしようがない。 となると今、自分のできることは、少しでも詳しく、意識の構造を記述することになるかもしれないが、今の段階では脳細胞というハードウェアのシンクロはできないため、周りからは机上の空論としか思われないかもしれないということ。 証明をするためには、証明をする側と、それを聞く側が同じ認識に立っていることが第一前提であるが、今の段階では、それさえも出来ていない。 支離滅裂になってきたので今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.13 07:13:35
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