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カテゴリ:アイデンティティー
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Re:右翼と左翼は、集団と個人の対決か。。。(05/19) fractalemode さん EUからの離脱の賛否を問う国民投票が行われるイギリスで、EUへの残留を呼びかけていた女性の下院議員が銃で撃たれ死亡しました。犯人はウヨクらしいですが、ウヨクとサヨクを集団と個人の対決と考える佐藤さんはこの事件に関して記憶(コメント)を残しておくべきではないでしょうか。 (2016.06.18 19:42:15) 色々と考えたのですが、ヨーロッパ人の中に、価値観の違う人間たちとの共存はできないという認識が広がっているのが、イギリスのEU離脱などの運動につながっていると思います。今までの移民は、ヨーロッパやアフリカからでしたが、キリスト教という共通点があったため、同化していきました。しかし、イスラム系は違います。価値観が根本的に違います。 同じ人間である。皆平等だ。だから移民を受け入れて皆共存しなければいけない。このような風潮がありました。他民族も共存できるのだという何か狂信的な思想ですが、最近ドイツでは公式に否定されていますし、これを信じる人達が徐々に減ってきているのは感じています。 それに、どう考えても移民は自国の富と自由を目当てにしているのは明白なのですが、これを大手を降って主張できない雰囲気もあります。私だって、フランスに移住したのは、自分なりのメリットがあるからです。一人や二人のレベルでは、あまり問題にはなりませんが、これが大勢になると社会保障費は増大していきます。 また、移民政策は帝国主義の裏返しという側面もあります。つまり、自国民が市内仕事を国内で移民に従事させるわけです。今までは、植民地でそれが実行されていましたが、それが今では自国内に移民が移住して行われ、次第に逆植民地化が進んでいると危機感があるのだと思います。 これは確かに、人間の個人としてのアイデンティティーを優先させるサヨクと、個人の集まった集団のアイデンティティーを重要だと考えるウヨクの対立が起きている構図になると思います。 ナショナリズムは、国のエゴです。EUはそのエゴを抑える形で発展してきましたが、国の主権を奪うという芸当をやってのけました。歴史上のナショナリズムは、多くの戦争を引き起こしてきましたが、今起こっているナショナリズムは、それとは異質の内向き運動です。アメリカが歴史上、定期的に内向きの政策をするように、ヨーロッパも自分たちのアイデンティティーを守りたいという動きが出てきたの私は考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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