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言語とは何かという問いを久しぶりにしてみようと思う。
1.言語はコミュニケーションの道具か? これは正しいが、言語の持つ二次的な役割に過ぎない。コミュニケーション自体は、動物が既に行っており、言語が生まれたことで、そのコミュニケーションの質に大きな変化が起きたのである。 2.人間は言語を何故話せるのか? 人間が言語を使えるのは、記憶の中から思い出しながら使っているからである。知っているという行為、知覚するという行為も全て記憶で説明できる。 3.では、記憶とは何か? これが一番難しい問題。我々が普通に使っている「記憶力」の記憶も当然含まれるが、化石などにみられる過去の動物の痕跡としての記憶も含まれる。 記憶は単なる情報の保存と喚起ではない。情報とすると、情報を操作する主体を前提にするが、記憶というのはそれ自体が、完結した一つのメカニズムである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
示唆に富む内容でとても参考になります!
言語はコミュニケーションとしても発明発展してきましたが、それよりも重要なのが、自分の頭の中での思考や記憶に役立つという点が言語機能の発達を加速させたんじゃないかなと私は考えてます。 (2019.11.22 21:35:15)
みゅうさんへ
私もそう考えています。ただ、今の言語学者達は、言語を考えるときに、どうしてもコミュニケーションを優先しているようで、その枠から出てこようとしていない気がします。 実は、今までもこういう議論をしようといろいろと話しかけたことがあるのですが、「なにそれ」という反応をされて、話が進まなかったことが殆どです。特に言語学をやった人達とは、全くかみ合わなくて閉口しました。 記号というのが、「記憶の番号付け」のの略だと思えるほど、日本語の「Signe」の翻訳は素晴らしいと思います。 めげずに頑張ろうと思ってます。 (2019.11.22 22:46:25) |