言語学を超えて(ソシュール記号学の新解釈)

2022/05/07(土)19:07

フランスの言語学者マルチネの二重分節は間違いで、少なくとも三重分節である。。。

新ソシュール記号学(1753)

音声言語の音声という連続した聴覚刺激が、音素という音韻体系における価値座標として、時間軸上に線条的に分節されるのは、アクセントや声調、或いはイントネーションによって保証されている。 となると、フランスの言語学者マルチネの二重分節は間違いで、少なくとも三重分節である事になる。 この音声言語の「三重分節」を我々の記憶操作を使って実践するにはトマティスメソッドの「パスバンド」が大きく関与してくる。 私のパスバンドは理想形に近いという評価を受けたが18歳でアメリカ留学をした時は、全くそうではなかった。 しかし新しい言語を学ぶ度にパスバンドは広がっていった。 今、私がイタリア語で試しているのは、このパスバンドによる「三重分節」を具体的な形で記述できるかどうかという事。 ただ、私自身が日本語というイタリア語と同じ5つの母音で音韻体系が構成いされているという点は、今後、有利な条件として考慮しなくてはいけないと思う。 それでも、パスバンドによる音声の三重分節が証明されれば、それで音声言語の言語学的研究において一つの大きな前進となると思う。

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