インターネットは、人間の記憶喚起のモデルか。。。
このブログでは、幾度となく「動物の認知レベルの記憶喚起」と「動物の認知レベルの記憶喚起をベースとした、人間の言語によるパラダイム的な自発的記憶喚起」を説明してきた。先ほど、ふと思ったのだが、私がまだ若い頃にメディアの代表であったテレビは、この2種類の記憶喚起の内、前者であり、現在猛威を振るっているインタネットは後者に当たるのではないかと思った。テレビの場合、番組の放送時間帯は大体決まっているから、番組表を見ながら、時系列に沿って番組を見ることになる。その時間にテレビの前に不在であれば、その番組を見ることはビデオデッキが普及するまでは、再放送があるまで待たなくてはいけなかった。これに比べて、インターネットの場合、数個の言葉を入力して検索するだけで、自分の好きな番組を検索してみることができる。テレビの全ての番組が載っているわけではないが、テレビには流れない情報番組も多くある。そして、好きなときに再生して、一時停止、そして時間を置いて再生も可能である。我々が、記憶を進化させていく生き物であるということは、テレビ時代も、インターネット時代も変わりはないのだが、インターネットという特殊な記憶媒体ができたことにより、我々の記憶の進化のスピードとその形態に大きな影響を及ぼしていることだけは確かである。もしかしたら、インターネットを超える、更に新しいメディアが登場することになるかも知れない。それは、直ぐ先のことなのか、それとも大分、先の事なのか。もし、そんな変革が来るのであれば、自分の目で確かめてみたい。