向田邦子「父の詫び状」生原稿全編公開へ!
楽天ブログ★アクセスランキング★ワタシがほしい!あの人にあげたい!プレゼントはコレ!★★★向田邦子「父の詫び状」生原稿全編公開へ!★★★直木賞作家で脚本家の向田邦子(1929~81)の初エッセー集「父の詫び状」の生原稿全編が見つかった。見つかったのは、雑誌「銀座百点」の依頼で、76年から2年半にわたって連載したエッセー24編で、原稿用紙384枚。明治生まれの父親を中心とした戦前中流家庭の姿を生き生きと描いている。出版は78年。生原稿を読むと、「冬の玄関」というエッセーが、「父の詫び状」と改題し、本の表題にしたことや、加筆、修正を加え、順序も入れ替えて出版した事情もわかる。16年前の展示会で数編、公開されたことがあったが、全編が残っているのは知られていなかった。この連載を始める前年、乳がんの手術中の輸血が原因で、血清肝炎にかかり、当時、向田の右手は利かなくなっていたという。向田は、「父の詫び状」のあとがきで「子どもの頃を思い出し思い出しして書いているうちに、気持ちも右手も柔らかくなってくるのが判った。はじめの一年、『癌(がん)』と『死』の字が目に飛び込んだと書いたが、二年目に入ると、『生』という字が心に沁(し)みた」と回想している。世田谷文学館の瀬川ゆき学芸員「利き手が使えない中で、思いのたけをぶつけるような勢いのある筆致で埋められている。ペン先からほとばしる表現者の息づかいを感じ取ってほしい」「父の詫び状」の生原稿は、世田谷文学館で4月24日から5月27日まで開く向田邦子展で初公開される。 世の中に思ひあれども、 子をこふる思ひにまさる思ひなきかな 紀貫之 *2007年04月08日/asahi.com★あなたの祖先をたどると、たった7人の娘たちにたどりつくとしたら?★ブログアフィリで日給8万円!