クロてんマジック

2009/09/11(金)20:14

東野圭吾 「白夜行」読み終わりました

本の話(237)

白夜行 東野圭吾 以前東野さんの「夜明けの街で」を読んだんですが 東野圭吾なら「白夜行」でしょうと勧められたのと 他にもそう言われた方がいたので読んでみました 図書館から文庫版で借りたんですが 文庫なのに厚さ3センチ強 ブックカバーにも入らないんじゃないか?って感じでした 上下巻に分けちゃダメなのかな・・・ でもその厚みをものともせず読み終わりました グイグイ引き込まれて面白かったです 解説を書かれた馳星周さんが「ノワール」という 小説のタイプを説明しておられますが 解説を読んでさらに納得 私の下手な文章でどうこういうのも おこがましい気がします でもちょっとだけ・・・ 雪穂と亮司が主人公だけど 二人の言葉で書かれていないので二人の気持ちを 読者はああかもしれないこうかもしれないと慮るわけですが 事件の真相は闇に包まれてしまって 本当のことはたぶん判らないけど 偶然起こった最初の事件が迷宮入りしてしまって それを隠すために19年という長い間 二人が密かに身を寄せて生きてきた というのが判って、なんだか切なかったです 白夜の中を歩いているような人生 とにかくこれは面白かった 読んで正解 *sae* × オヨネ

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