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Bacchus Antiques

Bacchus Antiques

ハイランドのモルト 2

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■■■ ハイランド地方のシングル・モルト 2 ■■■
グレンギリー 15年 750M
GLEN GARIOCH(グレン・ギリー) 15y 43° 750ml
スコットランド最古の蒸留所の一つで、1785年の創業。フロア・モルティングを行う、数少ない蒸留所の一つとして有名。1995年に生産は停止したが、蒸留は1997年に再開された。オイリーでほのかなピート香が漂う、豊かな香り。リッチなボディーで、アフターは長く暖かい。個性豊かな、シングル・モルト。
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グレンオード12年 700ml 43度
GLEN ORD(グレン・オード) 12y 43° 700ml
蒸留所は”Muir of Ord(丘に沿った荒野の意味)”という村にある。自社でモルティングを行っている、数少ない蒸留所の一つに数えられる。モルティングはドラム式。供給元のディアジモ社からは、ヒドゥン・モルト(隠されたモルト)として販売されている。その為市場での流通量は少なく、表の舞台に出てきたのは、ここ10年ほどの事。値段は、同じ12y物と比べるとやや高めだから、どちらかと言うと中級者向けかな。フレッシュで甘く柔らかい。
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グレンカダム15年
GLENCADAM(グレンカダム) 15y 40° 700ml
創業は1825年と古い方。蒸留所はブレチンにあり、綺麗な建物で、設備は1959年に近代化された。仕込み水はリー湖からパイプを通しているが、その長さは48kmにも及ぶ。香水や花を思わせる、エレガントな香り。フルーツっぽさも感じられる。飲み口は滑らかでクリーミー、シルクのよう。余韻はちょっと閉じているのが、残念かな・・・。
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GMCC・グレンエスク1984 !
GLENESK(GMCC・グレンエスク) 1984
グレネスクとも呼ばれる。亜麻工場だった建物を、1897年に蒸留所に変えられた。操業は断続的で、かつてはオフィシャルで12yものが生産されていたが、今となっては見付けるのは難しい。蒸留所は1985年に閉鎖されたが、今でもモルティングは続けられている。
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グレンゴイン 10年 40° 700ml
GLENGOYNE(グレンゴイン) 10y 40° 700ml
蒸留所はグラスゴー近郊に位置し、創業は1833年。敷地の近くには滝があり、景観の良い蒸留所の一つとして、観光名所になりつつある。トパーズを連想させる透き通った黄金色。フレッシュで麦芽の香りに満ち溢れ、ソフトな印象がする。麦芽の乾燥にピートを焚かないので、ピート香はしない。口に含むとスムースでまろやか、飲みやすい。次第に干し草やアップルパイ、カルヴァドスに近い風味が口の中に広がる。オイリーな要素は少なく、クリーンな印象を受ける。ピート香がちょっと苦手という方は、是非試していただきたい。入門用としても、良いかと思う。個性も充分に感じられるモルト。
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グレンモーレンジ 10年 並行品 750ml
GLENMORANGIE(グレンモーレンジ) 10y 40° 750ml 並行品
この蒸留所は、スコットランドでは小さい方だが、地元での人気は非常に高い。私も高く評価する。GLENMORANGIEとはゲール語で、”大いなる静寂の谷間”の意味がある。蒸留所はハイランド北部のロス・シャーのテイン町にあり、建物の背後にはドーノック湾が見える。CPの高いシングル・モルトで、若干の甘口。余韻は長いほうで、飲み易い。クリーミーで若干のスパイシー。熟したトロピカルフルーツのニュアンスも感じられる。トロリとした舌触り。就寝前にはもってこいのテイストで、読書をしながら舌鼓を打つのは贅沢だと思う。
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グレンタレット10年 40度 700ml
GLENTURRET(グレンタレット) 10y 40° 700ml
蒸留所はパースシャーのクリーフの近くにあり、タレット川の土手の上に位置している。最も小さい蒸留所の一つでもあり、自称最古の蒸留所。創業は1775年とあるが、1717年ころには近隣でウィスキーを作っていた記録がある。非常にライトな香りで、ハーブのような飲み口。フレッシュな感じがする。
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ロッホ・ローモンド 40度 700ml
LOCH LOMOND(ロッホ・ローモンド) 40° 700ml
この蒸留所は、自社のブレンド用に別の連続式蒸留装置を持ったり、ポットスチルの設計がそれぞれ違ったりと、通常の蒸留所では考えられない運営をしている。トーストや生姜の香りがして、ナッツィーなテイストがする。余韻は軽やかだが、長い方。バランスも悪くない。
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ロイヤル・ロッホナガー 12年 40° 700ml 並行品
LOCHNAGAR(ロッホナガー) 12y 40° 700ml 並行品
蒸留所はアバディーンからそれ程遠くない、ロッホナガー山の麓の、ディー川のそばにある。元々は密造酒を作っていた一人の人物が、1826年にロッホナガーとして、イギリス政府から許可を得て創業したのが始まり。現在の建物は、1845年に建設されたもの。1848年、当時の蒸留所の所有者であるジョン・ベックは、地元の公爵のアルバート公に招待状を書いた。その翌日、アルバート公はヴィクトリア女王を、蒸留所にお招きした。それがきっかけとなり、女王にウィスキーを謙譲し始め、ロッホナガーの前にロイヤルを冠する事を許された。
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オーバン 14y
OBAN(オーバン) 14y 43° 700ml
OBANは西ハイランドでも数少ない蒸留所の一つで、珍しく観光地の中心部に位置している。創業は1794年で、スコットランドでも古い蒸留所の一つ。地元の商人一族が、ビール醸造とウィスキー蒸留とを開始したのが始まり。建物は1880年代のものと、推測されている。黄金色と琥珀色の中間。エステ・サロンを髣髴とさせる上品な香りに乗って、僅かにピート香。香りとは裏腹に、ボディーは意外にもしっかりしていて、スムースでドライ。微かにオイリーな感じも伴い、官能的な余韻が続く。オフィシャル・ボトルの14yのラベルには、町の歴史の概要が記されている。
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