個人輸入した真空管 その2
昨日に続き、個人輸入した真空管たち。6S4Aはテレビの垂直偏向に使われた三極管で、プレート損失は8.5W。ミニアンプや、出力管のドライバーとして活用できる。リニアリティーが悪いので、どこに動作点を持っていくか悩む球でもある。その悪さを利用して、二次歪みの打ち消しにも向いているだろう。6HB6はテレビの映像増幅管として開発されたビーム管で、gmが24mSもある。sg耐圧が300Vと比較的高いので、三結にして楽しめそう。単管アンプ、カソフォロ出力アンプと、高gmを生かした設計にしたい。内部抵抗が20kΩ台と低いので、K-NFBを掛ければかなりダンピング・ファクタが改善されよう。注意点は、スクリーン・グリッド電流が流れやすい事と、バイアスが浅いのでプレート電流を安定に保つ回路が必要だ。単純に固定バイアスでは、安定動作は難しい。OPアンプを使ったDCサーボなら、簡単に安定化出来るだろう。面白そうな球だ♪サブシステムの6BQ5PPのスペア球として購入したのが、6GK6。ただ、ピン配置が若干違うので、そのままでは差し替え不可。高周波目的に開発された球なので、g3が独立している。これを利用して、五極管接続時の肩特性を改善する楽しみもある。6BQ5の類似管だと思うのだが、製作例をあまり見掛けない。小型三極直熱出力管である、31。今回購入した中で、唯一の古典管でニッケル・プレート。フィラメントは2.0V 0.13Aと省エネタイプ。Ep:180V,Ip:12.3mA,RL:5.7kΩで、出力375mW。A2級ドライブなら、0.5Wは手堅い。ヘッドフォン・アンプに使う予定だ。ドライバや、小型出力管として使える6FQ7/6CG7。2パラでプッシュプルも面白そうだ。ダンピング・ファクタが1前後と低くなりがちなので、負帰還は必須である。今回はカソフォロ+カソード・チョークで、出力管をA2級ドライブする為に購入した。最後は左から、6CW5、6GU7、6EM7。6CW5、6EM7は価格高騰が著しいので、とりあえず買っといた。6EM7は1本しか無かったので、あと5本は仕入れないと。6GU7は12AU7と同じ増幅率で、内部抵抗を3割ほど低くした強力版。本当は10本ほど欲しかった。ミニアンプ、ドライバ、差動プッシュプルと用途は広いと思う。これらの真空管、ひとまず棚で眠ってもらおう。出番は来年かなぁ。