Bacchus Antiques

2007/01/08(月)21:47

スペインの国民酒を愉しむ

料理とのマリアージュ(126)

料理の前に、風呂上りに一杯・・と言う方も多いかと思います。 大抵の人はビールじゃないでしょうか。 私は天邪鬼なのかビールは体が冷えるのか、ドライ・シェリーの時が結構多いです。 ダブル位(60cc)の量を一杯飲むのですが、 自宅でディナーが天ぷらの場合は、かなりの確率でシェリーです。 中でもMANZANILLA(マンサニーニャ)と呼ばれるシェリーは辛口&ドライで、 潮っぽいニュアンスと後味に滋味を感じさせます。 後味は鋼の鋭さとでも言いましょうか。 今回はVALDESPINOのMANZANILLAです。 香りは独特で、フランス産ブルーチーズの生臭さを取り除いた感じに近いと思います。 MANZANILLAのシェリーだけが持つ風味ですね。 火薬のニュアンスも覗かせますよ。 甘さなど微塵も感じられない辛口でシャープ、潮騒を感じさせます。 この僅かなしょっぱさが食欲をそそるようで、FINOやMANZANILLAは ヨーロッパはもちろんの事ちょっとしたレストランでは、 アペリティフ(食前酒)としてオン・リストされています。 アルコール度数も16%前後とワインより若干高い程度なので、 食前にはちょうど良いかもしれませんね。

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