2007/04/08(日)01:17
CV181とはこんな真空管
先日の日記にて、
欧州の電圧増幅用双三極管CV181が登場しましたので、簡単に紹介します。
ECC31/ECC32/13D3とは同等管で、
これらの真空管とは、バルブ形状やピン・コネクションが若干異なります。
欧州では他に、Mullard等で製造していました。
サイズ的には、6V6Gとほぼ同じです。
手元のUNIVESAL TUBE MANUAL ELECTRONIC VALVE 1969によりますと・・
<最大定格>
プレート電圧:300V
プレート損失:5W
プレート電流:50mA
ヒータ・カソード間耐圧:50V
<電気的特性>
ヒータ電圧:6.3V
ヒータ電流:0.95A
プレート電圧:250V
グリッドバイアス:-4.6V
プレート電流:6mA
増幅率(ミュー):32
プレート内部抵抗:14kオーム
ふくよかでリッチ、心地良い中・低音域に倍音豊かな高域が特色で、
独特の響きを持っています。
5692とは一味も二味も違う、音楽性を奏でている感じですよ。
こんな評価を耳にします。
現在の日本での相場は、1本\15,000-前後です。
高いですね・・
こういった希少管は、どうしても高値になってしまうようです。
私は以前何本か持っていたのですが、
初段にはUSソケットの真空管を使わなくなってしまい、オクに出品しました。
USソケットの電圧増幅管は、種類が限られているからです。
私の持っているCV181は、この子だけになってしまいました。
1本だけだから、ヘッドフォン・アンプでも造ろうかな・・と思っているこの頃です。