Bacchus Antiques

2009/06/02(火)07:02

鳴く子を黙らす

自作真空管アンプ(372)

すげぇタイトルだが(笑)、トランスの振動対策だ。 ケースの隙間にエポキシ樹脂を注入するのが一番だが、ただ注入しただけでは不十分。 注入後にチャンバの中にいれ、樹脂の中の気泡を取り除かなくては、密度が上がらず効果も半減。 そこまでのマニアックな設備は持ってないので、オーディオで振動対策によく使われる、 ブチルゴムでコイルを制震してみることに。 先ずはノグチのチョークである、PMC-1520Hをバラしてみた。 チョークなんざ、IEコアにエナメル線がぐるぐる巻かれている、単純明快な造り。 カバーを外すと、コイルとカバーの間は2mmくらいの間隙がある。 コイル、カバーの内側、両方にブチルを貼ってやった。 ブチルでダンプ↓ で、組み直してチョークの唸りを確認してみた。 少し減った程度で、完全にゼロにはならない。 シャシーにコイツを取り付ける際、オトナシートを天板との間に挟んで、 振動を撒き散らさないようにしよう。 ついでに真空管を、機械的にフローティングさせちまうかな。 あ~、手が掛かるぜ!! アンプ初心者は、素直にコンデンサ・インプットかチョーク・インプット用チョーク 買ったほうがリスクが少ないだろう。 また、いきなりデザイン重視でシャシー加工に入らず、 こういった地道な確認作業の積み重ねが、失敗の無いアンプへと繋がる。

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