2009/06/02(火)07:02
鳴く子を黙らす
すげぇタイトルだが(笑)、トランスの振動対策だ。
ケースの隙間にエポキシ樹脂を注入するのが一番だが、ただ注入しただけでは不十分。
注入後にチャンバの中にいれ、樹脂の中の気泡を取り除かなくては、密度が上がらず効果も半減。
そこまでのマニアックな設備は持ってないので、オーディオで振動対策によく使われる、
ブチルゴムでコイルを制震してみることに。
先ずはノグチのチョークである、PMC-1520Hをバラしてみた。
チョークなんざ、IEコアにエナメル線がぐるぐる巻かれている、単純明快な造り。
カバーを外すと、コイルとカバーの間は2mmくらいの間隙がある。
コイル、カバーの内側、両方にブチルを貼ってやった。
ブチルでダンプ↓
で、組み直してチョークの唸りを確認してみた。
少し減った程度で、完全にゼロにはならない。
シャシーにコイツを取り付ける際、オトナシートを天板との間に挟んで、
振動を撒き散らさないようにしよう。
ついでに真空管を、機械的にフローティングさせちまうかな。
あ~、手が掛かるぜ!!
アンプ初心者は、素直にコンデンサ・インプットかチョーク・インプット用チョーク
買ったほうがリスクが少ないだろう。
また、いきなりデザイン重視でシャシー加工に入らず、
こういった地道な確認作業の積み重ねが、失敗の無いアンプへと繋がる。