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テーマ:真空管ラジオ(12)
カテゴリ:自作真空管式ラジオ
前日、秋葉原のクラシック・コンポーネンツで6AU6WCや5654/6AK5を買ったバッカス。
調べていくうちに、コイツらは高周波増幅管でもあることが解った。 巷で言う、『ラジオ球』だ。 AMラジオから、無線の送受信機に使われていた真空管のことである。 特に6AK6をネットで検索してみると、真空管式ラジオがやたらとHITするではないか。 オレはオーディオで使いたいんだ! あ~~、こんなにも誘惑されると、真空管式ラジオ作りたくなるじゃん!! ラジオは小学生のころ、ゲルマに高1ストレート、レフレックス、 超再生方式と片っ端から作り、中学生で終着駅のスーパー・ヘテロダインに辿り着いた。 と言う訳ではないが、30分で設計した真空管式レフレックス・ラジオがこれ↓ レフレックスとは、1つの増幅素子(トランジスタや真空管)で、 高周波(AM電波)と低周波(音声信号)を増幅するという、ムシのいい回路である。 その昔、真空管やトランジスタが高価だった頃、素子を少なくするために考案された回路だ。 確かアポロ宇宙船の、アームストロング船長が発明した回路だったと思う。 スーパーだったかな?? 回路の説明。 VCで選局されたAM信号(音声と搬送波を含む)が、6AURのグリッドに入り増幅される。 負荷はL2だが、インダクタンスが低いので音声は殆ど増幅されず、高周波(搬送波)が増幅される。 音声はD1、D2で検波され、R2を通って6AU6で増幅される。 この時、高周波はC2でグランドへと導かれ、6AU6には入らない。 低周波(音声)にとってL2は低抵抗にすぎず、負荷はOPTとなる。 高周波はC5によっても、グランドへと導かれる。 定数は大雑把に決めたので、これがベストではない。 グリッド入力付近、プレートからL2の配線は極力短くし、L1とL2の電磁結合に気を付ける。 また、電源トランスからの漏洩磁束にも注意が必要だ。 D1、D2は検波用のショットキかゲルマが良い。 シリコンはVfが.6Vと高いので、音が小さいか出ないだろう。 D3、D4で6AU6のバイアスを与えているが、検波出力によってはR1、R2の比を調整する必要がある。 この回路の選択度はそれほど高くないので、混信をする可能性がある。 ANTには、数10cmから1mくらいのビニール線を接続することにより、感度が上がる。 高周波回路は、オーディオ以上にシビアで難しい! さてと、カソフォロ出力ヘッドフォン・アンプの設計せんと。 ラジオにかまってる場合ではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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まるきり判りませんが、解説付きだとふーんそうなのか!と思いながら回路が読める。これでバッチリ鳴ってくれればもっと有り難い。次回作待ってます!
(March 7, 2016 02:59:25 PM)
こんにちは。
レフレックスですので、スーパーみたいにバッチリは鳴りません。 20km圏内に送信所があるなど、強電界地区用です。 より感度の高いのを作ってみますよ。 (March 7, 2016 04:17:05 PM)
レフレックスは、ド・フォレスト(他...らしい)
スーパーは、エドウィン・アームストロング アポロは、ニール・アームストロング ということで、アポロの人とは違います。 (February 24, 2018 12:38:48 PM) |