2013/04/25(木)00:02
直熱管を使ったヘッドフォンアンプのリリースに向けて
直熱管を使ったアンプの音は、音抜けや音離れの良さ、溌剌とした鮮度が持ち味です。
傍熱管がどう頑張っても、越えられない壁みたいなものですね。
その魅惑の虜になった人も多いです。
今回は直熱管の中でも電池管と言われる、
フィラメントと+B電源を蓄電池で動作するように開発された真空管で、
ヘッドフォン・アンプをリリースしようと思います。
電池管アンプは電源規模が大げさにならず、比較的入手が容易ですから。
電池管は5A6や3B4、1S4、1W4などがありますが、前者2つはパワーアンプ向けですので、
出力50mWくらいのささやかなタマを探すことにします。
回路方式は、前段と直結のロフチン・アンプ。
直結方式が最も、直熱管の良さを引き出す回路だと思うからです。
フィラメントは電池で点火し、+Bはトランス電源とします。
フィラメント用に電池交換が必要となりますが、直熱管ですのでゼロハムにするには、
是非ともバッテリー点火としたいです。
交流点火でハムバランサなぞは、ヘッドフォンアンプでは無理でしょう。
次回は真空管の選定です。