2013/10/17(木)14:16
PG帰還を増やして、低域特性の改善
PG帰還の量を色々と変えながら、試聴とf特・歪率の測定を繰り返しました。
最終的にはPG帰還量を3dB増やしました。
これ以上帰還量を増やすと、今度は歪が増えるのでバランスが重要です。
低域は45Hz→42Hzとやや改善しましたが、聴感上はだいぶ改善が感じられましたよ。
ダンピングも向上しましたね。
また、PG帰還素子と直列に直流カット用のフィルムコンデンサが入っているのですが、これを0.47μF→1.5μFに増量しました。
低域まで十分にPG帰還が掛かるようにするためです。
PG帰還量を増やすには、帰還素子の抵抗値を下げる必要があるのですが、直流カット用のコンデンサ容量が同じだと、低域の遮断周波数が上がりますからね。
これでオーバーオールの負帰還を施し、また試聴と負帰還量、f特や歪率を測定しながら、負帰還量の決定をします。
今の段階では、ハムやノイズは聞こえず高分解能でクリア、音場の見通しがとても良いです☆
ヴォーカルはもの凄くリアルで、びっくりする時があります。
残留ノイズとダンピングファクタも測ってみました。
ノイズは6μV(入力ショート、8Ω、A補正あり)
ダンピングファクタは2.0(0.125W、8Ω)
でした。
残留ノイズの低さは素晴らしく、再生機器が良ければ真価を発揮しますね。