2013/10/19(土)02:06
正式な配線の写真 EL91 三結 ロフチンシングル ヘッドフォンアンプ
出力トランスの1次側の線を入れ替えて、負帰還が掛かるようにした配線です↓
PG帰還のDCカット用コンデンサが大きく、OPTの下に窮屈そうに納まってますね^^;
ビンテージのMKT1813ですが、高域がス~~ッと綺麗に出て自然な感じで気に入ってます。
中央のデカいのが、MUSE KZ電解コンで、EL91のカソードバイパス。
低域をしっかり出すために採用です。
EL91のカソード抵抗器は、NS-2B、RS-2B、ニッコーム、ソリストと試聴しました。
この部品で音は微妙に変わるんですよね。
NS-2B:ニュートラルで癖が無く、無色透明。芯があるがやや控えめ。これをリファレンスとし、以下の抵抗器はこれと比べてどうかを表しました。
RS-2B:NS-2Bとキャラクターは似ており、こちらの方がややゴリッとした音。低域の押し出しが僅かに良いような気が。
ニッコーム:低域はやや膨らみ、ヴォーカルは音像が大き目、高域は少しブリリアントです。サックスが太く出ますね。音が前に出る感じです。
ソリスト:高域の色っぽさは、これが一番ですね。サックスの音色にウットリします。色付けが多い気がしますが、嫌味な感じはしないです。低域はややタイトで分解能もまずまずです。
最終的にRS-2Bにしました。
オーバーオールの負帰還は、試聴を繰り返し5dBと少量に留めました。
この辺りが聴感上のバランスが良く、音楽性とHi-Fi調が両立しました。
負帰還に使う抵抗器は、OHMITEの無誘導です。
負帰還周りとJ-FETのソース抵抗器は、全てOHMITEの無誘導で固めました。
変なクセが無く、余韻が綺麗で空気感がよく出るんですよね、これ。
ヘッドフォンアンプでこの部品グレードは、かなりのハイエンドですね。
出てくる音は、明らかにミドルグレードのヘッドフォンアンプと違います。
電気的測定は済ませてあるので、整理して次回にでもデータをupします。
落オクに出品中でして、詳しくはこちらからどうぞ。