2014/05/10(土)18:44
6W6GT パワーアンプ 設計編
6W6GTの三結は、データシートを参考にしました。
手持ち部品を出来るだけ使う設計とします。
Epは特注のRコア電源トランスの関係で200V前後、Ipはプレート損失の定格に近い50mA。
Eg=-21Vで、この辺りが最大出力を得られそう。
ロードラインは2.5kΩで、これは手持ちのXE-20Sの関係です。
カソフォロなので、ドライブ電圧は240Vp-p。
最終利得を5倍とし、NFBを6dB掛けるとなると、初段の必要利得は180倍ほど。
初段はカスコード接続で耐圧と利得を稼ぎ、ミラー効果を避けるべく負荷抵抗は50kΩ以下としたいところ。
手持ちに39kΩのRN65Dがあるのですが、これを使った場合のカスコード用FETのgmは4.5mSくらい必要です。
2SK-30ではgmが不足で、2SK-117では過剰気味。
仕方なく、RF増幅用でローノイズの2SK-192(GR)としました。
RF用とありますが、低周波で使っても問題は無いです。
電源は両波整流にチョークによるシンプルなフィルタ、電圧増幅段もシンプルにチョークによるフィルタで構成しようと思います。
ちょうど手元に、遊休中のチョークがゴロゴロあるんですよね。
部品は他のアンプをバラしたものを使うので、新規購入はアルミの弁当箱と天板、フロントパネルくらいです。
最近はなるべく新規購入を控えてます。