2024/05/08(水)09:59
弓立山で鴨鍋うどんを調理 Trangiaのバーナーデビューを果たす
五月晴れの今日、展望抜群の近場の山へ登山に行こう。
その山頂で、Trangiaのアルコールバーナーをデビューさせるのだ。
目的地は、ときがわ町にある弓立山で標高426m。
何度も登っているが、登山計画書を提出。
八高線の明覚駅から、テクテク旧バス停の桃木まで。
登山道入り口に到着。
しょっぱなから、やや急な階段が出現。
その階段は長く続かないのでご安心を。
階段が終わり、しばらく進むとミソサザイの奇麗な囀り♪
この鳥は、こういった薄暗い場所を好むね。
ヒガラの囀りも聞くことができる。
岩の混じる薄暗い尾根を進む。
少し高度を上げると、今度は何とコマドリの囀り♪
コマドリは亜高山帯の野鳥なのだが、
300mくらいの低山で鳴き声を聞くことができるとは、今日はツイている!(^^)!
更に高度を上げると岩が多くなり、前方に巨岩が出現。
地図記載の『男鹿岩』のようだ。
回り込むと難なく登れるよ。
男鹿岩からの眺めはなかなか素晴らしく、気分爽快になるね。
ここでザックを下ろし、今日初めての休憩を取ろう。
山頂まで400mほどと近く、そこで鴨鍋うどんだから麦茶だけ頂く。
3分ほど景色を眺め、山頂へ向けて出発。
前方が明るく、開けている雰囲気で山頂ぽい。
そうして山頂に到達だ。
暫く山頂の雰囲気を楽しんで、いよいよ鴨鍋うどんを仕込むべ。
コッフェルとバーナー、五徳、燃料、食材を広げる。
ぶっつけ本番、上手く出来るかな??
(圧電着火式バーナーなど複雑機構のギアは、必ず事前動作確認すべし)
木のベンチでは調理せず、風よけも兼ねてベンチの支柱の手前の切り株に、
VARGOの風防&五徳をセットする。
ベンチでの調理は、吹きこぼしたりして汚す可能性があるから、止めよう!
地面に風防を設置する際も、落ち葉など燃えやすいものは周囲から撤去する。
今日は風が強く、風速10m弱かな・・。
樹々が大きく煽られているぞ。
なるべく風の影響を受けないよう、風防の向きを選ぶ。
アルコールバーナーに入れる燃料の量は、バーナーの2/3くらいかな。
風がなければ、2/5くらいの量で大丈夫だと思う。
Trangiaのアルコールバーナーは、蓋のトップカバーの開閉で火力を調整できる。
しかし、蓋をしないで最大火力で調理し続け、
燃料がなくなると同時に調理完了というのが理想じゃないのかな。
特に今日の麺類や鍋料理の場合は。
これって旅館の料理で出される、固形燃料で鍋を温めて頂くのと同じだね。
だからアルコールバーナーは、ある程度の慣れが必要だ。
風防の中にバーナーを置き、燃料を注ぐ。
ライターで着火すると、ボッという音。
アルコール燃料は炎が殆ど透明だから、この音で着火を確認できる。
晴れていると、陽炎でも着火を確認できるよ。
決して覗き込まないように!
炎が安定してきたら、バーナーを風防の中心に移動させ、
うどん以外の食材を全て投入しておいたコッフェルをセットし、煮込み開始。
具は葱と人参、蒲鉾、鴨肉。
葱と人参は予め火を通し、下ごしらえ済みだ。
山頂では煮込むだけだから、調理とまでとは言わないかな。
やや強風を伴う今日、沸騰まで予想以上に時間が掛かるぞ。
バーナーの燃料足りるか?
6分ほどかな、沸騰し初めでうどん投入だ。
グツグツグツ・・。
うどんが柔らかくなり過ぎない程度に煮込むと良いだろう。
出来た!!
バーナーは未だ燃焼中だから、蓋をして消化。
では、出来立ての鴨鍋うどんを頂くとしよう!
うどんはやや硬めながら、葱の香ばしさと鴨肉のジューシーさが食欲をそそる。
このつゆは初めての購入だが、流石ヤオコーで売ってるもの。
上品な仕上がりで、つゆは全て飲み干し。
上州の山々から筑波山を眺めての食事は、おにぎり以上だ。
これからは出来るだけ、バーナーで調理したのを頂こうじゃないか。
山頂でバーナー焚いての食事は、数十年ぶりだな。
もっともその頃は、オートキャンプに似てお手軽登山なのだが。
鴨鍋うどん、最高に美味しく頂け、ご馳走様でしたm(_ _)m
さて、後片付けが待っている。
コッフェルとその蓋はティッシュを麦茶で湿らせ、内側を拭き拭き。
Torangiaのバーナー袋を詰めるからね。
バーナーを確認すると、燃料がやや残っている。
燃料パックの口を開け、サバイバルナイフのブレード伝いに燃料を戻す。
チタンの風防はとっくに冷えているので、すぐに袋に入れてザックへ。
コッフェルの収納袋はキツキツだが、慣れればサッとしまえるだろう。
そうして、その場に登山者の形跡を残さないのが上等。
ゴミは全て袋に入れてザックへ。
余ったつゆをその場で捨てるなど、以ての外だ!
食事も絶景も十分に満喫、そろそろ下山しよう。
その前に男鹿岩方面の登山道から、再び山頂広場をパチリ☆
食事しながら眺めた、筑波山方面。
スカイツリー方面だが、霞で微妙に見えるくらい。
笠山、堂平山、丸山を確認できる。
その全ての山頂は絶景で、ストックシェルター張って天体観測も魅力的だな。
1年以内に実現させよう!
下山は大附へと続く尾根筋を辿る。
ちょっと藪ってる場所は、サバイバルナイフ振りかざしてばっさり。
マチェットも自宅にあるのだが、長くて取り回しがね・・。
本格的な藪漕ぎ以外なら出番は無しなのだ。
そうして民家脇の登山口に無事到達。
これから武州唐沢まで、舗装道路を延々と歩く。
途中の民家の庭先で、立派に咲いている牡丹を発見♪
我が家のとはスケールが違い、見事な咲きっぷりだよ。
寄って更にパチリ☆
越生の街並みや右手に見える山々を眺めながら、武州唐沢駅に到着だ。
今日は緩い登山ながら、絶景に鴨鍋うどんと中身の濃い登山で大満足(#^^#)
お疲れさん。