良いアンプには良いCDを
6922ヘッドフォン・アンプが完成して2週間ほど。分解能は高いし広帯域だし、迫力もあるので夜更かししがちな今日この頃。大型フロア・スピーカーで聴き慣れたディスクも、このアンプを通してヘッドフォンで聴くとまた新たな発見があって面白いもんだ。こーなると新たにCDを買いたくなってしまうもの。近くのショップで何気なく買ったのが、スーク・トリオのドヴォルザークのドゥムキー。手前の横になってるディスクは、前から持っているCD。スーク・トリオはクラシック・ファンなら殆どの人が知っている、有名なヴィルトゥオーソ。私はお目にかかったことは無いのだが、NHKのクラシック番組でよく耳にする。クラシックは同じ曲でも演奏者や指揮者によって、全く違った顔を覗かせるのだ。そんな訳で、2枚目のドゥムキーを購入してしまった。スーク・トリオは聴かせ所もツボを抑えておきながら、決して技巧ONLYに走ることなく、安心して音楽を聴いていられる。バランスが良いのだ。どことなくノスタルジックな雰囲気が醸し出され、トトロの夕闇迫る田園風景が懐かしくなってしまう。ドゥムキーは東欧の民族的な雰囲気が濃厚な、情緒溢れる旋律が散りばめられた珠玉の名曲。室内楽はあまり聴かないバッカスだが、この曲だけは何度もかけてしまうほど。しかもこのディスク、\1,050-で買ったデフレを象徴するかのような商品。音質も1977年録音にしては、透明感や帯域もありなかなかのモノ。ディスクには『CREST1000』なんて印刷されてるけど、1000タイトルあるのかな??今度大型のレコード店に行ってみよう。 ↑アラフォーだと解ってしまうな、この単語が出てしまうと・・^^;この音楽に合うお酒は・・、ブルゴーニュの渋い赤がオススメ。例えばSAVIGNY-LES-BEAUNEあたりの優良な生産者なんかどうかな。深夜にひっそりと、かつしみじみとグラスを傾けたい