6W6GT 三結 カソフォロ出力シングルアンプ 改良後の電気的測定-2
オーバーオールの負帰還を3dB、掛けてみることにしました。大音量時に気になっていた、若干の見通しの悪さが改善されるのではないかとの期待を込めて。OPTのXE-20Sは三段増幅器用で、本アンプは一段増幅器(カソフォロは通常段数に入れない)。なので、OPT二次側は引っくり返す必要はありません。これが二段増幅器用のKA-3250などですと、二次側を引っくり返す必要があります。利得:5.2倍残留ノイズ(A補正):3μVf特:5-120kHz(0.125W,8Ohm)歪率1:3.2%(1W)歪率2:4.9%(2W)DF:9.9(1kHz)f特が5~120kHz!これだけ見ると、真空管のシングルアンプとは思わないですね。あまり低い方を欲張りすぎると、超低域発振の恐れがあるので時定数には注意です。今回ミリボルでは低域のふらつきなど、挙動不審は見られませんでした。歪率は出力2Wで5%未満なので、まずまずの出来です。残留ノイズが3μVは、今まで試作したパワーアンプで最高性能です♪これで試聴してみることにしましょう。試聴レポは次回の日記につづく。