本格的に試聴 6V6GT シングル ビーム結アンプ
6V6GT シングル・アンプを、もう少し掘り下げて試聴してみました。使用機器CDP:DENON DCD-S1プリアンプ:自作 半導体式差動プリ 簡易L-PAD ATT内蔵各機器は通電から2時間、十分に安定した状態で音楽を聴き込みました。第一印象は、透明感と清涼感が素晴らしいことですね。ロフチン回路とビーム管接続の長所が出ているのかもしれませんが、高域よりではなくフラットで低域の量感もありますし、何より定位が素晴らしいですね。ステレオアンプながら、クロストークは80dBほど確保しているからだと思います。ピアノの響き、ヴァイオリンの音色や倍音などは特筆で、ついつい聴き込んでしまいますね。オーケストラもスケール感を感じられ、これがたかだか2Wのアンプとは思えないです。音が前に出ていく感じ、スピード感なども楽しめ、コンサートホールのS席中央で聴いている感じでしょうか?かぶりつきの席でなく、心地よく音楽に包まれる感じです。若干陽性なサウンドが、3極管アンプとはやや違う印象ですね。どちらかを取るかとなると、非常に悩みます。私よりも耳が良くて、レコードマニアのご近所さんに試聴してもらったところ、『欲しい!』と言われました。そこで出品中の値段、¥79,800-を告げたら、『お小遣いを貯めて買いたい。』と。5WのオリエントコアOPTを使ったアンプとしては、今までで最高の音質と自負しておりますので、当面はこのアンプを超える音質のアンプ製作が目標となります。6V6GT シングル 真空管アンプの詳細はこちらです。