[中国商売全般] カテゴリの記事

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• 給与水準

  長くこの地に滞在していると、経済の発展と共に町並みの発展も実感することができるが、一方で市民の生活も徐々に向上していることがわかる。そう感じていると、やはり市場における給与水準の相場もどんどんと上っている様に感じることができる。基本的に、日系における中間管理職水準の人間は、当地も日系進出の加速に伴い、大小関わらず取り合いになっている感は否めないが、それよりも一般社員やアルバイトと言った職種の給与水準が上っているのには驚いてしまう。中国人の様に、職安みたいなところに行き、ふらふらと求人表を眺めることもあるが、確かに上っている。統計数値と実感数字は実際には若干差異があると思うが、ここ3年位で2割程度上っている様な気もする。実際に、良く行く商店などの入り口脇に張ってある、アルバイト求人表も以前は600元（8,700円）だったのに先日見たら700元(10,100円）になっていた。天津市最低賃金がいつの間にか、600元近くなっている事を鑑みると、給与水準は確実に急速に上っている様に感じる。（まあ、それでも中国沿岸大都市の中では低いほうだが）一部の人間は、倍々ゲームで給与も上るが、特にスキルの無い方でも、相当上っていくと人件費メリットは急速に無くなっていく様な気もする。主に私営企業初め、会社によっては郊外の村や当地以外の農村の人をかき集め、労務費を下げようとする会社も多いが、外資系企業の場合は監視が厳しく難しい会社も多いので、おのずと負担は増える。また、それ以上に福利厚生や間接経費が人件費を総体的に底上げさせている感はある。仕事の手順を100％用意しないと、仕事ができない人も多いので、水準が上り続けると外資の動きはどうなるのだろうか？でも、市民生活水準が上ることは一概に悪いことばかりでもない。相対的に価格が高い日系製の製品なども、徐々に可能購買価格に近づいていると感じるし、実際に増収の会社も多いのではないだろうか？（利益は知らない　笑）しかし、携帯初め地元量販店の店頭より日系製が以前に比べ減ってきているのは気になるところでもあるが・・でも、まあ量販の商スタイルで日系が入り込むのは、社内販売体制が現地化していないと難しいかも知れないが。日系は、無理に地場会社と合わせるよりも、利益を取るルートで攻めるのが一般的だから。給与水準の向上は、確かに購買力を向上させる。また服装や行動を見る限り、生活水準は上っていることは確かに感じる。でも、一方で精神的に疲れたり、人間として未成熟であったり、地方の方の流入、腐敗、都市開発への反発など、色々と無理しているなあ～と感じる事も実際に感じる中、このままの発展のままで本当に良いのか？市民の人も、個々人に聞くと、色々考える所があるようだ。カウンセリング産業や医療系の広告が増えてきているのも、このあたりが影響しているのだろうか？皆からよく聴く言葉が、「疲れている」だから。経済発展と生活水準が上る一方で、失う物も多いのだな、と感じるこのごろ。。

  2006年03月21日

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• 前向きな毎日

  仕事は、時に忙しかったり、悩むことも多い。でも、その事柄に対して正直疲れることもあるが、前向きに感謝している。色んな経験を得ているから。頭で考えていても、実行するのは難しいし、判断ミスを起こすと反省と改善の毎日。自分で失敗した事なら、納得いくが他人のミスや問題を引き受ける難しさ。本当に難しい。そういう中、仕事の中での、人との付き合いって本当に面白い。そして、その人1人1人の意思が強い会社を作りあげて行く事は良く感じる。これは、どこの国でも同じだな。先日、日本の人がこちらで会社を作りたいという話をされた。色々、事前情報を提供したが、結局の所その取り組む姿勢次第で、成否は決まる。一番重要なことは、独自に行うプロジェクト準備の内容と、当事者の実行力と姿勢次第だと思う。その点だけを、特に事前にお聞きするようにしている。他国で他国の人が行う事柄なので、理論どおりいかない事もあるだろう。でも、基本的には準備がしっかりできていれば、そんなに大きな変化はない。初動の大切さ。強く感じるな。P.S.今日は、接待。

  2006年02月23日

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• これも現実

  仕事をしていると、どんな世界でもきらびやかな事柄や奇麗事で物事を話す事はできない事がある。例えば、保険業界の人だと人の死に様を糧にしなければならないし、商社だと人の見えない事を極限まで行う事でいわゆる汚い出来事にも遭遇するだろうし、IT企業も収益源を見ると消費者金融業や広告媒体に近いので、その道での苦労がある。単にPCと向き合っているのではない。製造業界でも人や物に対する問題点も多い。実際は、ブランドランキング等とは乖離している。そして、中国においても。中国に数年住み着いて見ていると、ずっと世界の工場の様にもてはやされているが、端的に分析すると貧困層の労働力の徹底利用に近い部分がある。日系や外資系は地方によっては問題のある企業もあるが、一般的には税金や罰金の徴収元として違法性を四方八方から狙われているので、余り極端に問題のある企業は比較的少ないし、そのレベルも違うと思うが、色んな企業を見ると考えさせられる事もよくある。後進国で働いている場合は、大多数の人の労働力を踏み台にして、先進国の人に安価なものを提供しているのは判るし、一部の人間に利益が廻る構図も良く判る。しっかりと、その辺りは認識して中途半端な気持ちを持たず、業務に接する事が大切かなとは思う。メリハリ。例えば、一つの中国系の企業がある。その会社は、その大半を外資系企業の委託加工を行っている。外資系企業にとっては、単に部品調達拠点でしかない。しかし、その会社の労働者の大半は女性が中心の期間労働の地方出身者で占め、家賃や食費全てを足しても600元（約8,600円）に大きく満たない。（都市部でこの水準。地方はもっと低い）バスが大体1元～2元なので、単純にこれを日本の100円の価値と想定すると大体6万円。手取りは5万円弱と言った所だろう。そんなものだ。1人のおばさんが子供を地元に置いて、地方から出稼ぎに出てきて、休みも無く働いている現実を見ると、先進国・日本の就業状況は恵まれているのが本当にわかる。逆に返せば、そう言う国（インド、東南アジア、東欧等含む）と製造で張り合っている中、日本でさえ知恵と工夫の継続が無ければ製造大国の価値はいずれ低下する事は明白でもある。そして、最終的に彼らの努力の一部は価格面で先進国の人たちに恩恵を与えているのも現実。それでも、実際に彼らと話すと、苦しいながらも彼らは社会環境より少しは理解してもらえるのだから、まだ良いかもしれないが、中国内では貧富の差はどんどん広がっているのを感じる。実際に、去年辺りより地方出身の物乞いは増えてきている。例えば、交通事故のトラブルも多いが、その中でぶつけられた歩行者・自転車に乗っている人が良く地べたに座っている事が多い。良く見ると、しっかり証拠としてその場で警察に検証してもらい、なんとしても示談金を貰う為だと良く判る。その対応に実際に接してみると、殆ど「当たり屋」に近い。ある意味、命をかけて交渉している。また、実際に打ち所が悪く動かず転がっている人もいる。日本とは違うし、人の価値は、日本とは比べ物にならない位低い。これも現実。しっかりと地に足着いて仕事しなきゃな、と思う。。

  2006年01月05日

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• 立て直す

  新聞を眺めていて、日本のメーカーでも厳しい状態におかれている会社がある。立て直すのは、拡大するより体力もいるし、大変だからその成り行きはじっくりと見たいと思う。興味。どこも同じだろうが、中国の場合の対策・対応はどこもこんな感じかな？ちょっと考えてみた。1.情報集積とまとめ調子の悪い会社は、合弁先含め組織病になっている確立が非常に高い。経営方針に至るまでのフローと情報伝達方法を確認する。また、各セクション毎の状況を一つずつ把握していく。一方で、調子の悪い会社は資産内容に問題のある場合も多い。社内監査とともに、会計監査法人による任意監査で一通りのチェックと共に、在庫・固定資産等価値の把握。ここで、思わぬ障害も出てくる。また、借り入れのある場合は、銀行等に情報を求める。また、社内原価・利益分析を行い、現状の体制のムダとキャッシュフローの流れを再確認。意外と、穴がある場合も多い。最後に、政府関係との状況はどうかも把握。下手な対応をしていると、地元政府よりいじめられている場合が多い。2.対策案策定現状の問題点を、資金、利益、組織面各方面に分け分析する。基本的には、組織面での統制問題、工場管理部門の生産・外注・原価辺りに問題が出てくるのが一般的。営業面で言うと、当然、売り・利益、回収、売上計上基準、在庫管理フローの問題点。管理面で言うと、福利厚生運用、人事制度、経費チェック体制の逸脱辺りが浮かぶ。そして、以後の運用方針と対策を立て、対応目標日程をできるだけ策定し事に運ぶ。3.実行対策案に沿った行動をする為に、特に中枢の指揮系統と財務運用部門の取りまとめがPoint。大体、どこも会社も改革実行の場合は初めの半年が大切であり、また限度なので、まず資産対策から始める。資金回収、資産売却、それに伴う障壁の排除。実際に、回収の場合は金が取れず「もの」で回収する場合も発生する事すらある。訴訟は、時間が掛かるので後段階での対応になりやすい。一方、組織内の対応としては、余剰人員の選別と対策、それに伴う仲裁や訴訟の対応。また、規定逸脱行為者は、面子を潰して反応を見る。この間は、日本人が直接狙われやすいので、自宅等の情報はなるべく漏れないように気をつける。逆に、比較的付加価値の高い社員は離脱防止の為の、ケアと報奨制度の見直し。経営会議、管理部門等会議の一元化を計るため、伝達方法、規定、会議等の改革と派遣日本人自身の社員への売り込み。信頼感を勝ち得るかは、建て直しの大前提。その間、売りとコストの対策はそれぞれ会社の特性によって違うが、売上回収比率や回収期間の対策と共に、営業体制の見直し若しくは、海外関連会社との連携等の問題点を自助努力若しくは本社を絡んで対応。（個人としてはサラリーマン生命を賭け、これが一番労力がいるかもしれない。現地人・日本人に理解してもらうのは大変。）直ぐに、方針の修正及び、決定に伴いそれに見合った体制を構築する対応を行う。必要ならば、資金調達若しくは削減対応。→それぞれの会社の方針によって色が違う。そして、コストダウン施策と対応を直ぐに初めなければならないことが多いので、一般的には一気に現直対応を進める為の、支援部隊を日本・他工場等から送って頂く。短期間に費用が掛かるが、それが手っ取り早い。そう言う時は、どうせ赤字になりやすいから。（笑）品質評価と納期管理含めて、購買部門の教育とシステムの見直しは必要かを、再度確認。そして、政府対策。現地政府含め、日本人が最終的に必ず表に出る。そして、白酒で死ぬ。（笑）まあ、冗談ではなく、しっかり伝え要望点は述べ、変な事は絶対に行わない。（日本に住んでいる人は、中国＝賄賂のようなイメージがあるが、行わない方が無難）折衝・やり方は、その土地の経験。4.フォロー一通り実行していくと、計画とは大きくずれ込むことが多々ある。その場合のフォローと対策がとても重要。売り上げや利益やコストダウンなんて、言葉で言うほど単純に改善ができる訳がない。あくまで、その現状に見合った組織体制を柔軟に構築しなければならない。その間、現地人の仲間をどんどん増やす事。下に行けば行くほど、その価値が上がり、情報もポイントになるものも聞ける。一方で、人員削減だけでなく人員の補充も努める。あくまでチェック体制の維持と、スペアの教育は欠かせない。特に、こういう時期は直ぐに人は抜ける。訴訟対策が本格化。じっくりとやっていく内に、色々苦い思いもさせられる。本社等への自発的な報告も重要。原因が判らない事を理由に、信頼を失いやすい土壌にあるため（海外だし）、小さな事も小まめに報告。そして、少しずつ余裕を出してきた段階で、余裕資金や体力を使って、次の一手を打っていく。これが一番のセンス。何にお金を使うのか？駄目になるのか、立ち直るか。→個人的には、この発想のセンスをどんどん磨いていきたい。大体、基本はこんな感じ？中国で苦労している日本人は皆頑張れ！！（と言っている小生はどうですかな？）

  2005年11月19日

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• 接待

  飛行場に、親友がいるのだが、出国検査時外交官用の入り口から入れてくれたり、ファーストクラスの待合室に入れてくれたりする。ありがとう親友！！なんだかその行動を見ていると、やはりコネの世界だなあと思うのだが、海外より北京に着いた時、必ずといって良いほど飛行場の関係者らしからぬ親父達が特定の客を待ち構えている姿を見かける。どこかの会社の偉い人を迎えるのだろうか？いろんな人が、接待対策の一つとして、飛行場が相当使われている気がする。国会議員さんやある程度の人は、中国に着くなり接待を受けるので、相当気持ちは良いだろうな。なんでもありの、中国接待。時には道路を閉鎖し、時には一般Peopleは観光地に入る事を制限される。駅に行けば、ホームまで車は乗り付けるし、飲食店に行けば店前で交通整理を始める。行動全てにわたって朝から晩まで完璧に接待し、全体で結果を得る。こちらに来て、接待の真髄を感じるP.S.土曜日、今週も橋場飯屋ルフトハンザホテル泊予定

  2005年11月04日

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• 中国の会社(一部分）を見て

  まだ、経済発展途上の中、一代でのし上っている凄い人達も沢山いるが、上場含め、中国企業さんとお会いしている中で、意外と「世襲」「縁故」と言うものを感じる。これは、企業だけに関わらず、役人にも当てはまると思う。親・親戚から引き継いだ財産をいかに利用し大きくするか、また地元にいかに強い地盤・コネクションがあるのかを聞く機会が何度かあった。人治国家と言われる中で、人のつながりの意識は非常に強いが、それを世襲も一部物語っているのだと感じた。日本以上だ。また、華僑系も同様に同族系が多いと思った。アジアは基本的に華僑の力が強いが、その源泉はこの辺りにあるのだと再認識してしまう。まあ、これは日本でも同じ。中小企業、中堅企業の95％以上、大企業でも未上場を入れると25％以上は同族系。また、国会議員の半数以上が世襲だし、どこの国も似たようなものだ。人のつながりで一番つながり易いのは、一族から始めるのが常套手段だから。だが、ある中国上場企業の同族の話しを聞くと、その善し悪しを凄く感じる。端的に言えば、企業を私物化に似ている感じの運営スタイルを貫いている感じがして、日本では流行の、意思決定の問題や牽制機能含めたコーポレートガバナンスの問題で大きく障害になると思うが、まあ人治国家的な色合いが非常に濃いこの国で、まずこのスタイルなくなる事は無いだろうなと思う。ただ、中国の場合、一人っ子政策の影響も少しあるのか？ある意味小皇帝みたく非常に「我」（わがまま）の強い人も多く感じる。もし、経営やその立場を引き継いだ2世3世は、「他人の見る目」を乗り越えなければならない運命にある。つまりは、やって当たり前、それ以上の能力を発揮してようやく合格。プレッシャーも一般Peopleの私とは桁違い。その中では、しかたが無いのか？また、そのため、やはり英才教育で海外留学された方や学歴の高い方も多いが、本当に現場を知らない人も多くいて、悪く言えば小手先の運営をしている人も数多くいらっしゃるなと感じた。例えば、世界の中でM＆Aが流行っているが、この中国も同様で流行っているが、教科書的に単純に他企業を買収すればそれで良いと思っている。だが、その運営に於いて価値を高める施策とその過程・ノウハウの蓄積が大切なのであって、同族の中国企業の流れを見ていると、ポイントが抜けている所が多いようにも感じる。現に、売上規模が拡大する企業で、その何十分の1の外資系に利益で負けて体力が削ぎ落ちている企業も本当に多い。また、バリバリの新興私営企業に飲み込まれてもきている。。正直、同族経営は良い面も沢山ある。ある意味、「良い会社」も多い。だが、中国人経営者を見て感じたのは秀才タイプが多い事。このタイプは、使用人ならいざ知らず、経営者（使用者）にとってはどうだろうか？私見であるが、経営者や取締役会に入る方々は、やはり経営の天性の素質、つまり天才的な能力が少しでも備わっていなければ勤まらないのではないかと思う。時代の流れや、商売の嗅覚は、本屋では売っていない。正直、真面目な秀才タイプでは出来ない。情報を取る能力、まとめる能力、実行する能力。特にこの辺りは、その人の素質に頼るしかない。万人から経営者を人選する場合と、同族で人選する場合、確率論で世襲が難しいのはこの辺りではないだろうか？あくまで確率論だが。経営者は企業の大半に影響力を及ぼす。100％とは行かないまでも、7割8割は影響していると思う。その中で、もし頭が動かない企業があるとすれば、どんな大企業でもあっという間に衰退するのは、当然だろう。人選までの過程と承認の道筋が全て。さあ、中国の同族企業はどの様に変わっていくかな？行けるかな？変わる必要がないのかな？ちょっと興味があるこの頃。

  2005年05月30日

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• 駆け引き

  日本でもどこでもそうだろうが、営業や交渉を行うに当って駆け引きを良く使う。まして、こちらでの駆け引きは交渉上手の中国人が多いので本当に面白い。組織内では、先日の日記に、話をする際にはストレートで行った方が良いと書いたが、外部の人は正反対。具体的な内容は書けないが、初めから相手の弱いところを事前にネタ入れしておいて、そこを付く事で相手を怒らせたり複線を張り、その交渉において主導権を握ったり政治的でもある。まあ、政府の人と交渉することも多いので、政治的になる事も癖になっているかもしれない。また、一般屋台の交渉でも行うが、その場での決定や値引き値上げの調整など、即決が求められる事が多い。相手さんがいる前で、決断するのって本当に難しい。例えば価格決定の場合は、後戻りが出来ないので本当に精神的に疲れる。まあ、相手さんが痛くならないように、具合を感じる敏感さが大切なので、磨いていくしかない。相手さんも同じ、結構話をしている中で事前にこちらの情報を仕入れようとしたのだと良く判る。時には、社員、同業他社、ひどい時には社員の友人･家族や政府関係の人にまで情報源が広がる。良くこんなこと知っているなあ～と言う事も知っていられる場合がある。また、皆噂好き。良く、遠くの話まで聞きだし、情報を得ているなあと関心さえもする。昼間の交渉後、夜での酒の席では、いつも噂話や自慢半分の情報のやりとり、酒の席ほどしらふの時より気を緩めては駄目な時は無い。例えば、初対面の際、酒を進められ酒が飲むのが嫌だからとわざと長時間席を外したり、見せ掛けで「もう飲めない」とギブアップしたりしたら、それこそ信頼を失う。私も、出張者を連れて行き、その出張者が飲めない振りをしたばかりに、帰り際、「あいつは二度と連れてきてくれるな」と言われた事もある。結局、酒を飲む中で人間性の本質を見極めたいと見ているようだ。だから、酒が飲めない人は思い切り飲んで直ぐに倒れるか、交渉の席には来ない方が良いと思う。酒ではなくポイントは人と人、泥臭い雰囲気の中で駆け引きを行う術を知らなければ、中国法人・政府・中国の人とのやり取りは出来ないだろうなと思う。

  2005年05月27日

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• 理想と現実

  数日分、書き溜めていたので、2日分公開。理想と現実。厳しい話ではあるが、中国で現実に夢敗れた人達を何人も見てきた。夢を見るよりも多いかもしれない。私は、ある団体の動きをずっと見てきたが、結果的にやはり敗れ去った。目標は高く、志も高かったが、予定通りの運用とは行かなかった様だ。元々、運用開始時期よりその様な兆しは見えていた。その問題は、頭で考えて体が動かなかった事。体面ばかりだったこと。残念ながら、予想通りの結果だった。日本企業で失敗に多いのは、このパターン。現場を見ずに、理想を追い求め、運用を始めれば中国の商習慣と突発的な問題で予定通り行かず、資金が尽きて、補填を貰い、方向性が見出せないまま縮小し、日本向けの説明に始終しつつ日本の信頼を失い、そして最後に切られて身売りか撤退。残るのは、中国への恨みと恐怖心。何より、そのマーケットと運用の実現には、見切り発車は行わない方が良いと思う。例えば、中国で史上初の事業を行ったとしても、それは政府関係機関の調整の場に利用され、問題が起きれば、指導的規定が発行されて身動き取れないのが一般的だから。この点、日本のマーケットスタイルとは正反対だと思う。事業を始める事で浮かれたらおしまい。事業が成功して浮かれたらおしまい。配当やロイヤリティなどで、投資金額以上のリターンを累計で安定的に返せるようになってから少し自慢し、中国側から重宝されるようになってきたら、その会社を捨てるくらいの気持ちで良いと思う。高く売れれば思う壺。技術や内容にもよるが、他の会社に再投資すれば良い。そう、ビジネスモデルを構築展開するよりも、ビジネスモデルを利用して頂き、取り込む方が効果的だと個人的には考えている。旨みを全て握ろうとしたら、痛い目に会う可能性が高い国だと感じ、逆に旨みをある程度握らせると、波状効果が見込める国だと感じる。その調整が出来る日本人が、この中国では出来る派遣駐在員だと思う。また、その様な人を特に尊敬している。日本に住んでいる人では判らない。前回の話題に書いたが、起業するに当って、少し順調に行くと予想以上に色々な場所からの影響を受ける事態になる場合が多い。この調整が一番事業以上に難しい事となる。事業を起こすという事は、継続性がいかに大切かと感じる。まずは、中国でその覚悟が無ければ起業は行わない方が良いと思う。中国で事業する人、皆お疲れ様です。率直に思う。でも、面白くもある。これ、人の感性によって違う。P.S.あ～本当に精神的にしんどい事項が問題なく終わった。。本当に良かった。というより、管理体制にちょっと自信。（笑）今日は、祝い酒。

  2005年05月24日

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• 日本人起業家予備軍

  北京に住む、日本人サラリーマンの知り合いと話していると、起業をしたいと言っていた。（20代後半） 天津に住む、日本人サラリーマンの知り合いと話していると、お金があれば起業したいと言っていた。（20代後半） 日本では、政府が推進しているし、雑誌も発行している位だが、 この中国に住んでいると、そんなもの必要なく起業しようとしている日本人が本当に多いように感じる。 40年前の日本の高度成長期に似ているといわれる成長が、20代の30代中心に刺激と夢を与えているのだろうか？ 北京の知り合いは、中国に来て1年余り、優良企業の営業担当だが、その事業の評価が会社内ではイマイチなのか？今、本人的には会社に対して執着心が余り無い。家族皆、起業を行いたいと願っている。 天津の知り合いは、お金があれば飲食店でも開いて、悠々自適の生活を送りたいと願っている。 もう既に、老後生活を目指すか？ 起業と言っても、皆その方向性も目的もバラバラ。しかし、この「中国の成長」に対して期待をしている人が多いようだ。 確かに、日本企業は構造的に既に借入を沢山行って、余裕の無い会社や担保割れの会社も多い。 今、行う事はその借金を返す為の施策作りと言う構図が多く見られる。後ろ向き。 現に、上場企業の3分の1が最高益をあげる中、その中身は若年層の採用抑制か、経費や人件費など支出カット ではっきり言ってその会社の社員にとって夢の無い会社が多い。また、その様に吹き込まれる場合が多い。 また一方で、バーチャル世界の浸透で、自分が主役的人生を過ごす人が増えようとしている事が要因か？ 組織に馴染まない、馴染めない人の数も多くなっているように感じる。私も、ゲームではいつでも社長になれる。（笑） ただ、知り合いにどうして起業を行いたかと訪ねてみると、 「負けず嫌い」「前向き」「認めてもらいたい」「不安」と言う様なキーワードが当てはまると思う。 そして、何を行うのか具体的に説いてみる中、「答えの無い」人間が殆どの様に感じる。これが一番残念。素人の私が突っ込んでも、返せない場合も多い。 正直、会社を辞め起業を行うのは簡単。 しかし、その前に自分は何を目指し、何を持って生きていきたいのか確信を持ってから行って貰いたいと願う。 正直、会社を飛び出して食うのは簡単ではない。また、思った以上に社会的評価は受けないと思う。例えば、銀行からの借入も日本より大変だ。（中方銀行には裏方法はたくさんあるが・・金利含め後が大変） そして、中国で成功するのは、日本で成功するより難しいと思う。 私がもし起業するなら、絶対日本か香港に法人を作ってからにしたい。 どうして起業がしたいの？その目標とビジョンが大きなポイントになると考えている。

  2005年05月24日

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• 話（今日も好き勝手に書く）

  今度、20代の学生、40代の日本人に中国企業運営について話をさせて頂く。お2人とも、運営はまだされていないが、後10～20年間は中国にどっぷり浸かる可能性が高い。既に、人生の中でのチャイニーズドリームに向かって片足突っ込んでいる。最近は、このような人にお話をする機会が増えているが、人に話すと言う事は、彼らが望んでいる以上に、自分自身を見直す事にも結びついて、非常に有益だ。逆に、機会を与えてくれてありがたくも思う。全てに余裕は必要だし、余裕を持って働いているが、その余裕が隙にならないためにも、常に自分自身に問いかける事が必要だと思う。家族が安心し、社員が安心し、他人が安心して生活でき、自分にも納得がいく。他人が表向き私を見たとき、「刃物」の様なイメージを受けるかもしれないが、それが私の職責で必要な立場だ。決して、「優しい」では駄目だから。（仕事以外では、ぼけぼけしているけど）なんとか、現地社員・他人が噂の中で、私を必要としていてくれている現状は持続したい。面と向かって、誉められてもそんなに嬉しくは無い。職責なんてどうでもいい。それよりも、私の知らない所で、評価して頂ける様になって一人前だと思っている。この点に関しては、年齢は全く関係ないし、ただが数十年生きる中では、誰もが同じ立場かもしれない。自己表現して、自己満足するだけでは面白くないから。また、評価を他人に強要するのは、私のタイプではない。「俺が社会に影響を与えてやるんだ」と思う人など。話は変わるが、知り合いに日本人にくっ付いて、騙して何○も吸い取っている中国人を知っている。為に、粗利なら判るが、純利益で○割、○割と信じられない利益率を上げる。話していて、彼は正直、自分の事しか考えていない。感覚的だが、ある一定レベル以上の純利益率を上げる組織体は、どこか他人に少なからず迷惑を掛けている気がする。確かに、皆がその人を心の中で嫌っているようだ。私は、大物では無いので、その様にはなれないし、甘いのかもしれない。彼が正しいのかもしれないが？一つ言える事は、「彼の行動が中国人の評価を押し下げている」のだけは確かだと思う。信用、信頼と言う面で。客観的に見ていて、考えさせられる。こういう面からも、難しいね、仕事をする事は。とも思う。 人と人 P.S. 上海なシャンプーさんよりご意見を頂いた。 ご意見の一部 日本人駐在・現地採用に対する給与金額は低く不当評価だと思っております。 日本の為替と雇用相場に合わせるべきなのに中国人スタッフや中国市場で考えられてしまうなんて 業務内容からみておかしいんじゃないかなあと思ったりする今日この頃です。 → 返答 本当は、日本人は日本人水準の給料を貰うのが当たり前でしょうが、事実現地採用の方に対する給与格差は大きいですよね。 この間お会いした同年代の知人の給与も住居費込みで8,000元でした。採用時の決裁権が現地にある事が大きな要因 かもしれません。仕事はさておき、立場だけは、あくまで臨時社員的な扱いが多いでしょうから。 一般的な会社規定の中で、給与上げるには、改めて日本で正社員として認めてもらうなど方法が少ないのが現状。 結果を出している人が給与が低く、結果を出していない人が給与が高い。これは事実。 問題は、日本側での雇用形態が国際化できていない問題があるのと、「経験」に関する捉え方がずれている点も気になりますね。 結局、現在10代20代30代は不公平感を感じやすい雇用環境ですからね。これも事実。 徐々に環境も変わってきているように感じますが、時間はまだまだ掛かると思います。 雇用側は、若年層を「駒」として決め付け使う癖がついていますから。 今できる対策は、正社員に引き上げてもらうか、キャリアを数字で残して、他社に移るか、少ないですよね。 上海なシャンプーさん、納得できるように頑張ってくださいね。

  2005年01月28日

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• 観察

  先日、ニュースを見ていて、南部にある、ある日本の大企業が中国拠点を撤退するネタが目に映った。実は、ここの日本人元総経理とは2、3回会った事があったのだが、最後にあった半年前位に、既にその日本人総経理は日本で会社の退職手続きを終え、中国別の地域の日系企業に転職をしていた状態であった。(その時点では、ある程度秘密の状態）しかし、この総経理。新しい企業の業種に関する知識は全く無し。正直、素人さん状態。恐らく、今は新しい会社で厳しい状態が続いているだろうが、見た目の経歴がいかに大切かを話していて感じたものだ。とりあえず、転職の際には後先考えず、いかに自分を高く売り込むしかなのだろう。生活の為に。「中国」の冠と「総経理経験」の冠が転職を可能にしたのだろう。そういえば、他の金融業界の人も場違いの業界に転職していったな。でも今、厳しいと聞いている。皆さんのご検討を心より願う。それから、半年。その企業が、実際に撤退する状態を目の当りにして、人材の流出はこういう風にして起こり、流れていくのだなと良く理解できた。また、衰退していく企業がどの様にして衰退していくのかも一部理解できたような気もする。実際に、現場に立って色々な人の話を聞く。小さな事でも、色々と参考になることも多いなと感じた記事だった。現場は面白い。

  2005年01月12日

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• 酒の席で

  ある、○○億元の売りを上げている会社の中国系企業の社長と酒を飲む機会があった。年齢的には、40代前半なので若いと思うが、中国はトップの若返りを意識的に計っているので、珍しくは無い。（たぶん、38歳の時に社長になったと記憶している？）まあ、国際的に言えば、40代社長は一般的だと思う。彼は、欧米就業経験もあり、仕事の考え方も欧米に似ている。真の利益に対する貪欲さも、普通の中国人社長よりわかりやすい。単純に言えば、「商売」している。日本でも、組織が肥大化した為に、意思決定の遅れと中途半端な権限委譲と責任との乖離を生じた結果、「商売」していない人・企業・障壁も多いが、この中国においても「商売」している人間は希少価値だと思う。（短期的な商売できる人間は多いが、長期的に安定した商売に問題の多い人が多いと思う）まあ、商売できない企業は、どれだけ大きくても数年も経てば無くなるだろうから、世界共通で求められる人材。この中国でも、どれだけ外見上の見た目が良いが内容の無い会社の多いことか。凄い機械を買っても使いこなせない、メンテナンスできない事や持続性、継続性に問題があることが本当に多い。結果、見た目が凄い施設でも、過小売上・資金繰り難の会社も多い。また、技術力以上に、マネジメント力に問題がある事も多い。（技術力中心主義に走り、見過ごしている点多い）しかし、色々と話しているうちに、○千人○7拠点もの社員と中国独特の組織の運用で相当ストレスが溜まってらっしゃるようにも感じた。ご苦労様です。企業として、何をなせば生き残れるか。選択と集中で、単純にターゲットの選定と拡大戦略だけなら楽なのだが、ムダの多い国有企業改革をいかになすか。この10年間で、役員が○分の1にもなったと自信を持って発言されていたが、これにしても相当な努力だと思う。お陰で、今回利害関係が少ないので気軽に話せたのか？酒を飲み始めると壊れられた。また、話の中で「維持」することの意思決定がいかに苦心されているかを感じる事もできた。これも、例えば「金」だけで意思決定できれば簡単だが、潜在的能力をいかに損失させないかを判断する難しさを感じた。私も、経験の中から納得する部分も多い。たとえ、一部門であったとしても、そこに何ができ、何をなすべきかを見出すようにしたい。本音。（見出せない時は、さっぱり決別する決断能力も必要）そして、しっかり提案・アプローチを働きかけて行きたいと、話の中から感じることができたし、学ぶ所もあった。（これに、私個人としては、いかに中国を「利用するか」の精神がプラスされる。日本と中国いかに利用し利用されるかの推進、個人的な日中関係感）組織を作る際は、先ずはいかに手足を作り、意思と情報をスムーズに浸透できるかに掛かっていると思う。1人の人間が、本当に把握できる数は50人程度だと思う。50人の味方から。

  2004年12月22日

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• 小売業界

  以前、辞めた社員が会社に遊びに来た。彼は今、現地小売チェーンの仕入担当者として活躍している。しかも、気前の良い事に給与は以前の3割ＵＰ。基本的に定額制。うちの会社で彼の能力だと考えられない（笑）ハッキリ言って、この業界は人材不足。皆、取り合えず投資家から金を集め、展開・展開。規模の原理を背景に推進めようと頑張っている。外資で中国で一番成功しているのはカ○フールだが、外資も内資も入り乱れ、勢い良くやってきている。拡大戦略の一途。ただ、やはり競争の波は激しく、採算の取れていそうな店とそうでない店の2極分化は激しいようだ。食料品の新鮮度など、現地のおばちゃんの話を聞くと良く判る。（日本でも同じ）また、この国の商習慣である、委託的取引も資金繰りにはプラスになり、ソフトマネー戦略としても、効率が良い。客に売るより、仕入先から搾り取る方が、効率が良い。ただ、他国の様に、ＥＤＩ戦略は余り浸透しておらず、各店舗・地域ごとの仕入担当に一任されている所も多いので、改善点はまだまだあるのだろう。それ以上に、内部統制できていない店が非常に多いように感じる。なにより、品揃えに問題は大きい。売りに対する考え方とセンスの問題。この点の統制が、マネージャーの能力如何だろうが、彼の能力とセンス的にはたぶん駄目だろう。彼は、工場のラインの方が良いとおもう。彼的には苦しくても、辞めなければ良かったのにね。たぶん

  2004年11月30日

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• 不動産

  先日、辞めた社員が会社に遊びに来た。彼は今、不動産専門サイトの営業マンとして活躍している。しかも、気前の良い事に仕事開始前に○千元の支度金もくれたそうだ。うちの会社には考えられない（笑）ハッキリ言って、この業界は活気がある。皆、投資、投機。右から左へ金が動く。それを、情報の価値を付加してサイト展開するのだから、そこそこ転職先の会社も調子が良い見たい。今は。彼は、不動産会社から、いかに広告を集めるかが仕事。完全出来高制率直に、彼に将来を尋ねた所、「今は良いが、これからは誰も判らない」と回答。単純に、業界内で価値の3割高と言われている状況下で、いかにこれを持続し更に拡大していくか。色々と問題があるのだろうな。移り変わりの速い商売。でも、やはり調子の良い業界と言うのは働いていて面白いのだなと思う。彼の、目が輝いていた。しかし、彼は一方で見栄の張り合いで、金が溜まらないと愚痴っていた。要らない出費で、最終的な収入は意外と低そうだ。まあ、日本でも調子の良い業界は同じかな。（笑）彼と話していて、これから数年後は外人にいかに買ってもらうかがポイントになるかもしれない。中国法人不動産業界的には。以前の様に、騙す様な商売方式にならなければ良いが。信用が無くなる。個人的には、彼の能力を見ると、辞めて貰って良かったと思う。こちらの方が、適正がある。是非とも、成功を祈る。

  2004年11月29日

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• 買い物

  休みは買い物に興じた。副○長がバックについている地元のＧＭＳチェーンでお買い物。大体、不動産関係は地元権力者の力が左右する。これは、日本でも同じなのだろう。個の力。総合土建屋で働いていた嫁さんも、色々と経験を話してくれたが、似たようなものだ。こういう場合、日本でもそうだが外人の入る余地は少ない。また、規模の原理でファンドでも作らない限り止めておいた方が良いと思う。地元に振り回されるから。ＧＭＳが建設される前にはマンション群の開発もタイミングよく行われる。面白い。不動産立ち退きと言っても、元々土地は国のものだから、権力次第でなんとでもなる。その情報源に近いものが富を得る。ＧＭＳの入り口に入ると、市の関係会社が新規住宅地の募集を行っている。説明を聞く客も多く、皆新しい住宅に夢を持って聞いている。一般人の場合、タンス預金か一族から金を集めるか、銀行借入になるだろうが、借入も関係次第で何とかなるだろうから、一般人でも投資意欲は高いと思う。皆、「俺は○○を知っている」「○○と友達だ」と、権力者の名前を出す。借入が皆のポイントでも、募集していた物件は、池に一部無理矢理埋め立てて岬のような形状に家をぶっ建てている。基礎は大丈夫かな？夏は蚊も多いかな？臭い水の匂いがするかな？と思った。15年持つかな？家の内装は無理矢理欧州志向。日本人以上にあちらの生活スタイルを憧れる傾向があるのだと思う。さて、買い物だが今回は、加湿器とミキサーを購入。加湿器は、湿度が大分と低くなっているので2台目の購入。中国製で250元（3,500円程度）ミキサーは、健康ジュース作りに挑戦しようと、PH○LIPS製（中国生産）で180元（2,500円程度）PHIL○PSは、値段も営業も大分現地化しているので家電にしっかり入っていると思う。権限の現場主義が徹底しているのだろうと思う。買い物を終え外に出ると、マラソン大会の影響で車が渋滞。うっとおしかった。マラソン大会は年2回行われるらしいが、協賛がＬ○の韓国企業がやっていた。日系に比べて、イベント協賛による広告展開が地元にしっかり根付いている点、このような差が、韓国系がしっかり中国に入り込んでいる要因だと思った。マーケティングにしても韓国系に見習う点が多いと思う。このＧＭＳで日本製は少なかった。トイレタリーの企業は頑張っていると思うが。多分、値段、契約、支払条件で日系がついてこれないのだろうな。きっと、委託的な取引だろうしね。日本企業は忌み嫌う。

  2004年10月25日

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• 国内販売開放と風俗

  12月に向けての外資の国内販売規制大幅緩和の動きに沿って、日系メーカーも活発だ。色々な人と情報交換を行うが、「中国の大市場」に向けての動きが活発だ。その為の資本の動きも日々見られる。確かに、購買力もそこそこ上がって来ているが、あくまで「近い将来」の視点で動いていく事を念頭に動きが活発なのであって、結果を全ての会社が今すぐに求める事は多分のリスクがあるんだろうなあと思う。特にこれから体力を使って来ようとしている企業。ポイントは期待値と実績値の持って行き方かな？初めから、実力以上の数値を期待している企業が計画段階から多いのではないだろうか？日本に実績が無く、中国期待のウルトラCは殆ど無い。現場で歴史のあるメーカーの計画と、最近出てきている企業の計画の差異を感じる。コンティンジェンシープランは？また、利益に対する捉え方と姿勢も違うと思う。面白いまあ、他人の事は関係ないが、日本以上の競争市場にどう展開するのか、興味がある。個人的には、既に泥臭い活動をしている所は、結構いけていると思う。また、伸びると思う。逆に、流れ勢いで来ている付け焼刃の企業は失敗する確立高そうだ。正直、営業も薄皮一枚だから。初めて海外に出るなど、ノウハウも無い企業など・・遠くから見ていてもどちらの部類か判る。住居一つ取っても会社の姿勢が違うので、おのずと結果も違ってくる。日本人の管理面でまでも隙が無い企業は、やはり結果も違っている。また、終業後のカラオケ一つとっても企業の管理姿勢で大きく違う。尺度をこの辺から見ていても面白いカラオケと言えば、天津のカラオケの風俗度UP率の凄さを感じる。FAXでカラオケのチラシが送られてくるが、内容も過激になってきている。内容は中国の人には見せられない。やはり公安より管理管轄が他部署へ移動した為だろうが、今ではある意味？日本以上かもしれない・・水準的には既に「風俗」なのだろう。チラシを見て、学割と書いてある点は面白いと思った。「オイオイ、学割があるんだ・・」何しに留学してんだ？と素直に思う。個人的には、行く人達も世の中で恥をかかない程度にして欲しい所だ。突然の監視体制の強化で捕まって、強制送還にならないように。日本帰ったら当然首だろうし。マイナスイメージで、この街が有名にならない事を祈る。P.S.今日は、珍しく青空。空気も汚染度が低い。汚染度を気にする毎日・・

  2004年10月20日

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• 訪中団

  先日、政府部門の知り合いより、日本よりの経済訪問団が来るとの事で、頼まれ行ってきた。2時間位ならサクラになっても良いかなと思って、知り合いのメンツの為に参加してやった。丁度、日系企業の人は余りいなかったので、ここぞとばかり中国人の振りをして潜り込んで見た。でも、もし商売の話があれば、日本人を表に出して食いつこうと思ったのも事実。（笑）訪中団は40社程度。中小中心。中国ビジネスをやはり訪中の主目的にしていたようだ。朝の説明会時は時間の無駄そうだったので、持って来た資料を基に仕事に専念。説明の中、昼ごはんを出してくれるそうで、少しラッキーしかし、こういう交流物のイベントは、日本側参加者の気合が全然感じられない。殆ど旅行状態。恐らく、こういうイベントに1人何十万円も出していると考えると、もったいないなあと思った。また、日本側公費も数百万円は出ていることだろう。説明会は予定の時間に達し、ホテルのブュッフェへ。日本人訪中団と中国人との接点がここで持たれるのかな？と思っていたら、日本人は固まって座り、全く交流する機会が無し。中国人は残念そうな顔をする。私は、ココでは中国人？なので中国人席に座った。隣に座っていた中国人に「どうして、今日来たの？」と尋ねたら、政府に呼ばれたから仕方が無くと、答えていた。実は、皆政府に呼ばれ、一緒だと言う事が判った。（笑）遠くの方で、主催側の日本人担当が、「いや～今日は中国のお客様が多くて盛況でいいですね～」と言っていたので、心の中で「違う違う！！」と補足する私。(^_^;さて、食事を取ろうと並んでいる時に、日本人も並んでいたが、いかにも皆旅行気分で「こんなんで商売する気あるのかな～」と思う一面。中国人と話そうともしない。ご飯を食べ、お腹が一杯になってきたので、交流話が行われるかな～と思っていたら、一切無い。中国人たちも、皆暇そうにしている。間が悪い・・すると突然、司会の日本人が「この度は誠においで頂きましてありがとうございました。早速、商談会を行いたいのですが、商談会は3時からの予定で行われます。その間、中国人の皆様はココでごゆっくりおくつろぎ下さい。」と、日本人だけ先に出て行った。残された、中国人たちは3時間待たされる羽目に。皆、心の中でブーイング。実は、別の場所で日本人だけ地方政府の高官と対面できる機会があったようだ。これがメインか？中国のビジネスは、政府高官と会えば良いと勘違いしての行動か？それとも単に、「俺はエライさんに会ってきた」と日本で自慢したいからの行動か？よく理解できない。それにしても、せっかく商談してくれそうな中国人ほっといて、どっかに行くのは失礼な奴らだと素直に思った。中国側の本音は、「この訪中団の内、利用できそうな所があったら捕まえてみたいが、基本的には流し」と感じる企業が殆どだった様だ。しかし、チャンスがあれば何が起こるか判らない。そう簡単に捨てるのはもったいない。話しを聞いていて、中国側に良い企業もありそうだった。この結果、日本人が居なくなって、サッサト退散する会社多数、残っている会社は興味本位が大半。もったいない。私も、訪問団のプロフィール見て、役に立ちそうな企業が無かったので退散。でも、この訪中団の中国人への態度が面白かったので、一度会社に戻って3時になってまた10分だけ会場に行ってみた。確かに、商談会らしいものが行われている。しかし、ろくな内容の話もせず、双方痴話話程度。どちらも慣れていないので、当然といえば当然か。これが成功なのだろうか？会場の側で、役人だけが参加者の数を見て、成功に感じてか自己満足の笑顔を見せている姿が印象的であった。今回の訪中団の活動を見ていて感じた事は。・日本の企業、パートナー、利用したいにも関わらず、基本的に中国企業を下に見ている。根本的な誤り。・中国に来れば何とかなる、考えが甘い。・役人は満足と勘違い。これが仕事だと思っている。大体こんなもんなのかな？現場にいない人の対中ビジネスって？私には理解できなかったが良い勉強になった。ある意味、新鮮？こんなものか、と思った。これも、中国ビジネスの一端。ふむふむこのうち、商談が成功する確率は何割だろうね。。ブームって恐ろしい。P.S.子供が熱出した。そちらに注力したいので、日記は数日休み。

  2004年07月02日

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• 今の流れ全般

  いつも、日系中国進出のスピードが一段と増している事を肌で感じる。ブームを通り越して、異常気味に。そもそも、日本の主要経済団体自体がまとめて中国、中国と言い始めているので、この流れは必然だ。それに準じて、色々な話や媒体を通じて、「200○年までに○百億、○千億売り上げる」と言うぶち上げる会社も増えている。そして、増資や出資の規模も大きいと感じる。しかし、本当に彼らはマーケットを見据えて物事を判断しているのだろうか？同時期に世界競合他社が算入する事も十分加味しているのだろうか？単に投資家相手に他社に習ってぶち上げているだけじゃないのか？等、本音ではいつも感じている事項である。日本人気質発揮で、まとまりを持って一気に突き進むいつものパターンで。皆が行くから、イケイケ！！俺はサラリーマンだから、関係ない。イケイケ！！また、この点を感じている人は、私だけでなく現地にいる人の本音では多いのではないだろうか？先日も、ある企業の人と話して、3年以内に売上を現在の100倍、○百億にすると言う。正直、本当にこんなこと可能なのだろうか？でも、その最前線に出て話している人間が、中国に来て初めて、3ヶ月目だという。「正直な話、私は現地マーケットのマの字も知らないんですよね。ワハハハ」と仰っていた。本音で計画達成できますか？と尋ねた所、「本社の決定事項なのでなんとも言えません。」とこの時は、顔を曇らせてらっしゃった。地に足着いていない状態なので、これ当然。でもこっそりと、個人的なキャリアの蓄積が目的ともチラリと話されていた。現場個人の本音。また、ある人も「現場での考えが、日本本社の息の掛かった傘型本部の人間が決めるので通らない」と仰っていた。たぶん、傘型本部の人間に、どれだけ現場経験があるか考えると疑問な所も多いだろう。また、その目は常に日本に向いている。そして、そこで中国戦略の計画がたてられる。たぶん、こんな企業多いんじゃないのかなと実感として感じている。冷静に今立ち上げているどの企業も、結果が出るのが2009年。個人的には、2007年頃に計画の大幅修正が目立ち始めると思っている。なぜなら、本当のマーケットを熟知して計画設定している企業は少ないと観ているから。（スピード速いので、ムリと言えばムリだが・・）ポイントは、・今まで他の国で、同様の規模でのスピード展開を成し遂げてきた企業の割合が低い事。・初めて本格的に中国挑戦する企業が多いこと。・中国経験豊富な人材を、プロジェクトの頭においていない企業が比較的多い事。・プロジェクトの本質を、本社主導のままで行っている割合が多いこと。・今の売上規模が、目標規模と大きく乖離している事。等が主要因の一部として挙げられる。また、売りの段階で、直ぐに国内企業も対応策を示して足を引っ張ってくると思う。国と国内産業保護をバックにして。更には、他国外資も算入は更に進むだろう。競争激化と共に、マーケットは混乱を繰り返す。本音で、中国での計画設定は投資規模だけでなく、なるべく身の丈にあった控えめの展開が重要だと思う。その要因は、一度出たら逃げにくい事に結びつく。何度も記入しているが、出るのは簡単、引くのは相当難しいのがこの国だと考えている。縮小、撤退時に簡単に引かせてもらえず、合弁相手に安く叩かれて取られておしまい。十分可能性がある事項である。私には、そこまで心配する必要もないので、遠くよりしっかりと観察していきたい。また、実際にそこを目指した商売を勧め、準備されている人もいる。その筋でのマーケットの拡大。金が一度動くと、色々な可能性が生まれる。＝食い扶持につながる。もし、どうしても投資家向けにぶち上げる必要があるのなら、控えめな数字での展開も可能かを常に頭に入れ社内で2重3重の準備しておく事も必要な事だと思う。地に足が着いた計画を。後に、大損しないように。P.S.のむてつさんから電話あり。ピックアップして宿舎紹介して、美味しい？ご飯を御一緒に食べる予定です。

  2004年06月29日

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• 生産移転は必要か？

  金曜日の続き中国への、海外生産移転は必要か？（他国まで考えるのめんどくさいので、中国に限定）それは、基本的には「必要」「必然」「回避不能」だと推察する。根本的に、見積もり取ると日本と原価が桁違いに違いすぎる。私含め、日本での人件費高すぎる。キャッシュフロー経営時代、日本の償却でごまかす見積もりは通用しない。メーカーの利益は製造で生まれる。これは事実。長期的視野に見ても、中国初めとする更なる生産移転は逃れられない。人件費だけじゃない、それ以上に部材・経費・インフラ含めたトータル面で中国は有益だ。トータルコストダウンの提唱。だから、何度も中国展開ブームになる。（もう3度目）しかし、それには「限定」が付く。機械化と物流の進捗により改善を図り、日本国内での展開も場合によってはその方が利がある場合も多い。リードタイムの短い、高付加価値製品は尚更だろう。逆に、中国→日本の出戻りも○である。中国においても、ある程度可能だが、現場で見ていてやはり追いついていない分野もあるような気もする。また、社内統制と物流の確立ができなかったら、デメリットも多い。ブームに流されない、各社独自の特性の判別と認識。「中国に進出すれば、全てがコストダウンになる」と言う考えは大きな間違い。いきなり出てくるのではなく、事前の情報収集と人員育成の必要性。まず、「中国とは？」を認識する必要性。認識できなかったら、何人か事前に中国経験のある人間を採用する必要はある。但し、大体皆癖があるのでご注意を。ただ、中国知らない正社員をいきなり1人だけ飛ばす方法は、非効率。時間とコストがもったいない。（日系相手は別）その文化を知るだけで時間が掛かる。事前の下準備はしっかりと。安易にこっちに出ると、しがらみで簡単に引けない事がその要因。カントリーリスクの高さ。撤退時はリスクは非常に高い。出るのは簡単引くのは大変。ここは、あくまで「低位中所得国」である。それをお忘れなく。（上海市は上位中所得地域）機械の移転、コストダウンは必然であり、更なる国際分業化も必然であるが、何よりも、海外への出資方法と経営者の本音の展開意志が必要だろう。中国の場合、国内マーケットを将来見据えるのか、それとも単に目の前の利益を取ってサッサト償却を終わらせて、撤退に備えるか。何が起こっても良いように、投資部分設備に替えておくのか。部品会社に設備を持たせるのか。保税区の外貨を抜かれる事覚悟で国内商売するか。etc.方法によって、出資形態がおのずと判る。それが、例え汚いことでも、事前にはっきりとした社内での意思決定が必要だ。役員は引く時に良いカッコできないが、仕方が無い。それが仕事。タイミングを大切に。引く時に現場に丸投げするなよ。それぞれの中国進出動機の確立。経営者間の腹の中の本音の一致。他社頼み、中途半端が一番やりにくい。一番損する。「あわよくば」は、既に世界中よりメーカー進出しているから、絶対に無い。皆、既に必死。中国地場メーカーも山ほどある。模倣品会社も生きる為に必死。地方政府も、守る為に必死。その中でも、国内マーケットは欧米が露骨。（できる欧米）サッサト大資本で出て、サッサト引き上げやがる。株主、利益優先。日本の三○自動車見たら判る。それが普通。残された日系含め、市場を乱され、安売りに叩かれアップアップ。製品メーカーは、中国価格でのコストダウンを計る。部品会社は全てに取り残され、どうするのか？本体の規模が小さい場合は、その影響も大きい。だから、特に出るときは慎重に、リスクを理解。そして、先に注文先を出資前にある程度固める必然性。出たとこ勝負は絶対にない。天津でも、大手の欧米メーカーが昨年度の税還付の引き下げで、これ以上下がったら撤退検討。サッサト縮小。さっぱりしていて判りやすい。今の中国には、判りやすい意思決定とスピードが必要なのかもしれない。スピード勝負のこの中国で。現地権限の強化は必然。「目先の利を取れ！！」日系役員レベルが中国をある程度理解していないと難しい。実際に目で見ることも大切だろう。そして、自身にその場で判断してもらう。主な日本人サラリーマン役員には苦手な事。現場を見ること。どうせ、苦手な事だったら、せめて出るときにだけでもしっかり考えて決断を。簡単に引けない覚悟は必要。中国の人はバカじゃない。逆に賢い。いざ撤退時根こそぎ持っていく。バッタ屋以上。政府も狙う。合弁先に売っぱらって、あとの祭り。予想以上の特損発生、役員交代etc.中国に出て、何すんの？中国のメリットが、全体のデメリットにならないように、慎重に。そして、大胆に。最後に、駄目な会社は、遅くとも5年で撤退・縮小するだろう・・(注：登記時期ではなく、展開時期から起算）それが、資金繰りの限界だから。以上、大部分の日系製造業現状把握の整理こんなネタは、面白くないので、明日はお気楽ネタ。P.S.GWは結局、上海へ５日間　さて、どこの店に食いに行こうかな。（遊びに行くと、頭の中はいつもそればっかり）

  2004年04月26日

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• 空洞化の煽り

  製造業は大体どこもそうだが、生産の海外移転は凄まじい。それと同時に、生産・本社関連の人員減も大きい。定年寸前の大先輩は元より、私の同期の仲間や後輩先輩達も、結構退職・転職していった。今度、部材担当の後輩がまた辞めるらしい。次の職は見つかっているとのこと。これで、何人目だ。円滑に業務運んでいたのにショックだ。残るのは、訳のわからんこと言いやがる○国人・・絶対支障出るぞ、オイオイ。できると思っていた先輩・後輩も、他社・他業種・他業界に移っていった。変った所では、一人はフランス系に行きやがった。私がしっかり引き継いでやったのに～悔しい。オイオイ、知らないうちに浦島太郎、知らないうちに関係部署の近くの年代がいなくなってきているじゃないか。こっちにいると、目の前が手一杯で、なかなか将来の事まで手が廻らない。日本に帰ったら、ポツンとしてしまいそうでこれはヤバイ。みんな、よく転職活動する時間あるなあ～やっぱり日本の大都市にいると可能なのかな？仕事サボって活動してたりして・・中国人がそうだ。こちらで募集すると、サボって面接に来やがる。（笑）私自身日本でそうだったが、たいした業務やっていないから、不安で転職かな～それにしても、職自体よく見つかるなあ。日本の状況全く判らん。実際は、職は結構あるのか？過去自分の就職活動期はしんどかったぞ。時代は変わった？前回、日本に帰った時、4年前に辞めた同期に出会った。多分、一生付き合っていく親友。彼も語学含めて相当優秀だったが、営業の現場が知りたいと、大手製○会社に転職毎晩夜中まで頑張って働いたが、もう一度貿易業務を希望し、再度転職。凄いな～活動的だな～よく転職できるな～それに引き換え、私の方は泥現場で手一杯。余裕が無い。逆に、今は日本の空洞化の引き受け役になっている。かなり間接的だが、お陰で日本の仲間が辞めていくのは皮肉でもある。複雑でもある。いくら頑張っても結局は、本体が頑張らなきゃ給料上がらん。是非とも、利益をたくさんあげて欲しい所だ。そして、俺の給与上げろ～（笑）その為に中国でやっていると思うが、本当にそれで良いのか？どこにでも、海外に出る「方法」がポイント。日本国内でも投資は大きなポイント。流されないようにして欲しい所だ、ブームに。新聞とテレビの現状だけが現場じゃない。今は、目の前の責任を果たすだけ。もう、目の前でたくさんの中国人は切りたくない。更なる安定化を図っていく。でも、空洞化に取り残されて浦島太郎は嫌だな～ブツブツブツ・・・26日のお題は関連付けて、「生産移転は必要か？」にしてみよう。P.S.　メモ自○車市場が予想以上に停滞気味。思ったよりも、下ブレが早くて大きい。やっぱり、供給が多すぎるのか？突然、規制が掛かるかな？輸出向けの逃げ道準備が必要か？

  2004年04月23日

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• アンケートより1　昨日の続き

  昨日の続きで、「現地文化を吸収した人事バランスへの姿勢」をポイントに置いたが、残念ながら、日系企業全体に浸透しているとは言い切れない。一部では、まだまだ日系企業のスタイルを持ち込んでいる企業も少なくない。しかし、日系スタイルは少なくともこちらでは通用しないと思う。なにせ、中国人の考え方の方が「資本主義」スタイルに近いからね。企業によっては、職責同等の査定格差が10％以内と言う所も見られる。これでは、なかなか人はついてこない。多分、ついてくるのは日本人くらいだろう。（笑）また、表向きに辞めなくても、国有企業の様に能率は極端に落ちる確立は高い。日系企業においては、日本人に問題がある場合も多い。査定時に日本人が最終査定を行なう場合も多いが、結構「やさしい」人が多いのも事実。中国に染まっていない事もあるだろうが、「皆に良い顔をして墓穴を掘る」事も多い。なるべく、中国人の人事を間に入れる事はポイントだとも思うが、それが「逃げ」であってはならない。ポイントは、日本人が人事権をしっかり持っているという姿勢と、人事の透明性だろう。また、当事者の責任感がとても大切だと思う。（結構、「責任」と言う言葉に、日本のサラリーマン苦手なのね）時に、前任者が中国の専門家でも、次の方がもし素人だったら、全てがスタート地点に戻る。引き継ぎ時、人事面でのポイントをしっかり後任者に伝える努力は必然である。（私もしっかりしておこう）さて、色々な方とお話させて頂いている中で、経営権の主体を日本に維持できる体制ができれば、なるべく現地化したいのが皆の本音だと感じる。中国国内販売に注力する為、デザイン、マーケティング、商品企画、Ｒ＆Ｄ（研究開発）などにも力を入れようとする企業なら尚更だ。現地において最もポイントにしている事は、「いかに、中国現地の方が日系企業に根付き業績を上げるか」に懸かっていると言っても良いと思う。しかし、現状の中でそこまで行っていない企業が殆どだし、これからもその事例は限られてくると推察する。原因は、中国人の意識、日本本社の経営スタイルなど要因を出せばキリが無い。が、全体的に今のままじゃ結果が出るとは思わない。また、私が私見ながら心配しているのは、「このまま現地人が根付かないままだと、ブームで終わる」事である。経営権限が日本の本社に集中しているのは、日本企業の課題である。ＷＴＯ加盟期待、経済の好調さで今は投資ブームが続いている。主には、コストダウンと国内販売が投資目的が主である。但し、コストダウンは拠点としては、何十年も維持できるものではない。中国以上に魅力のある地が出てきたら、皆逃げる。将来の生き残りは、やはり中国国内販売であろう。しかし、これから数年間、ブームで投資した企業に期待までの結果が出ずに、もし経済の調整局面が重なると、日本本社に権限がある場合の判断は、「撤退、縮小」になる事は容易に想像できる。何が起こっても、動じない会社体制を作るためには、結局現地人、企業の自発性とノウハウの蓄積しかない。私も、いつも幹部会議で「日本人は数年でいなくなるが、皆は何十年も働くだろう。だから自分達の意志をはっきりしてくれ！！」と、自発性とその提案制度に重点を置いている。しかし今、その実態はなかなか期待にそぐわない水準であるのも本音である。是非とも、働く意義と意識の向上に期待したい。また、促す努力を継続したい。

  2004年03月31日

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• アンケートより　その１

  JETROや日本人会等のアンケートなどが送られてきて、度々経営問題について聞かれる。その中で、大体持ち上がるのが人事問題、政府、政策・法規問題、製品の販売と回収、知的財産権保護の4点辺りかな？問題が大きい順番もこんな感じだろう。今、中国で働いている中、せっかくなので私自身の対応と気づいた点を少し残しておこうと思う。今回は、順番に「人事問題」大体どこもそうであろうが、人を集める時は人材センター、インターネット広告、大学への募集、ヘッドハンティング業者、新聞広告などを活用する。しかし、時に関係者からの紹介なども実際あるので、その採用には十分気を付ける。コネ採用は、やっぱり余り使えない人が多い。できることなら行いたくないし、悪影響の方が大きいと思う。その採用バランスが難しい所だ。（採用面で、ココでは言えない事も色々あるよ）赴任時は、社員の知り合いや親戚と言う事を隠して入社していた輩もいたなあ。結構、皆「外資系（日系）の入社」を狙っているので、入社時の事前調査に気を付けた方が良いと思う。いざ、何か社員に不満が起こった時に、徒党を組まれれば厄介だ。私は、100人単位で人をクビにした経験を持っている。通称「鬼のぷ～さん」？当時、色々と理由はあったが、余りにも「気持ち」面での水準が低かったので、入れ替えを行なう必要性を感じた。人をクビにするといっても、こちらは幸い1年契約の「契約」で話が進むので、他国に比べこんなにやり易い国はない。「再雇用しない」と言えば良いわけだから。逆に、中途解雇時はくだらない出費や経費、訴訟費用なども掛かるので、じっくり構えた方が良いだろう。「契約期間内はじっと待つ」ことはポイントだろう。だから、どんな社員でも1年契約をお勧めする。優秀であればあるほど、影響力も大きく逆に悪影響も大きいから・・（どんなにプロテクトしても、逃げるやつは逃げる。それは、結果的にその会社に魅力が無いと言うことだからからね。）現に、中途解雇した際、嫌がらせを受けたり、訴訟を受けたりして、ムリな解雇はマイナス面の方が多かったと思う。凄い事も起きたなあ・・ちなみに、私は被告席に座ったことあるよ。テレビにも出演できたし。（笑）今では、毎年の人事考課を厳しくし、「鬼」の様に人の入れ替えを行なっている。（本当は、仏のぷ～さんだけどね）つまり、次年度ムリに中途解雇をする必要性が発生しない様な体制を作ることに注力。また、自分から辞めて頂く様に仕向ける施策も取っている。つまり、会社内での「面子を潰す」姿勢を大切にしている。こちらの方は、皆の給与を見せ合ったりして、直ぐに皆の給与が知れ渡る。いくら、個々の給与を公表しなくても余り意味が無い。そこで、面子を潰す為にボーナス査定に相当の差異を付け、職責の異動も激しくしている。結果、格差重視の人事体系をなるべく取り入れる努力が必要になってくるのだろう。但し、日系企業は他に比べて福利厚生は相当分厚い。当社もそうだ。社員全員で苦楽を共にしよう！！と言うスタイルは、製造業では大きなポイントであるとも思う。ＱＣ含めた皆で取り組む意識の向上。日本企業型も捨てたもんじゃない。全体として、日本企業文化を取りつつも、中国の労働法規を利用した社内の差別化。これが人事問題で大切だろうなと思っている。全ては、現地文化を吸収した人事バランスへの姿勢だね。明日へ続くP.S.・最近、工場内ふらふらしていると、知らない人ばかり。挨拶から教育か！！・トイレで隠れてゲームするな！！トイレに入っていたら、「ピコピコ」聞こえて来るんだもん。そいつ、2ヵ月後の契約履行なしだな。

  2004年03月30日

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• 裏切りにあった人

  先日、知り合いの中国人が経営している会社を見せてもらった。しかし、どうも様子が変である。営業所の雰囲気も重苦しく、社員も社長に対してよそよそしい。私は、さっぱりした性格だから、その感じた様を社長Ａに直接ぶつけた。簡単に言えば、「社員達とうまくやっているのか？」と。中国人社長Ａは、苦しそうに「人の面で会社の状況は厳しい」と率直に教えてくれた。原因は、先日辞めていった幹部社員Ｂが原因。その辞めてった社員Ｂは、辞めてったと言うより突然どっかにドロン。さらに、在籍社員に対して社長Ａの悪さを並べて揺さぶりを掛けているとのこと。現在、これが原因で社長と社員との関係が壊れつつあるらしい。この会社は、以前順調に業績を上げていた。社長Ａも、やる気の中から自分の過去の経験を会社に注ぎ込んでいた。しかし、一方社員の方は社長のやる気と少し乖離があるのか？のんびりとしがち。でも、その中でＢだけは頑張って働いていた。段々と、社長ＡはＢに対して責任を与えるようになり、Ｂが中心で色々な仕事が廻っていった。だが、社長Ａは常に社員達に対して厳しい姿勢で取り組んだ。また、実務と言うよりも「どかっ」と椅子に座って全体を見渡すタイプ。その様が、段々社員Ｂの意思に反してきたようだ。そして、実務を行っているＢは社長Ａに対して不満をぶつけるようになった。Ｂ曰く「俺が全てを仕切っているのに・・」と言う気持ちだったのだろう。そんな中、社長Ａと社員Ｂは社員の面前で喧嘩をするようになり、Ｂは最終的に恨みを持ちつつ辞めて行った。と言う話。結果はどうだろうか、この会社は以後ドンドンと業績を悪くし、人がどんどん抜けていく羽目になった。さらに、Ｂが突然抜けた事で顧客対応にも問題が出たらしい。問題が更なる問題を引き起こし、結局社長Ａ曰く会社も閉鎖するとの事。人が管理できない事で、会社と言うものはいとも簡単に崩れるのだなぁ、と思った。（元々小さい会社ではあるが）でも、客観的に見ると社長Ａの人事管理にも問題があるし、人事管理の中で薄っぺらい組織しか作れなかった点に脆さも感じた。でも、心配して会社を閉鎖して以後社長Ａが何するか聞いてみたところ、笑いながら、「また1から会社を作り直すよ！！」と強気に応えた彼の強さと共に不安も感じた一日だった・・・（きっと駄目だろうなあ・・・）

  2004年02月13日

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• 中国ブーム　オヤジの苦労3　「いい加減な会社」

  日系企業の日本人は皆苦労しているが、話しを聞いている中で結構いい加減な会社も多いと感じる。私の勤めてる会社も、まだまだであり発展途上ではあるが、桁違いにひどい会社ある。大体、そういう会社は「独自のノウハウ」を誇示しているか、「中国人に任せきり」の会社に比較的多いように思える。例えば、「俺は技術しか判らない。その他の業務は中国人スタッフに任せているよ。わっはっは」と自信を持って言っている日本人のオヤジが1人で見ている会社。こういう会社は、帳簿と資産のタイムログが発生していたり、福利厚生関係費を注意してみないと痛い目にあっていると思う。保険一つ取っても、担当社員はディベートを貰ったりくすねたりしている。（私の会社の担当は、保険のディベートをしっかり申告してくれる。いつ悪さをするか判らないし、しているかも知れないがね・・）ひどい場合は、営業社員や倉庫の人間に資産を抜かれている事もあり得る。こちらの商習慣を利用して、架空売上の計上も容易である。結果、知らない間に資金が廻らなくなっている。それを現地財務担当者より政府への税金の支払いの為と説明され、判らないまま日本の本社に説明しているパターンになってしまう。でも、表向きの業績はそこそこなので、本人も安心しきっている。しかし数年後に、大きな問題が表に出てくることだろう・・そういう会社のオヤジと飯を食うときには、危機感を持って頂くように話している。めんどくさくても全社をくまなく見なきゃね。金と資産、社員の管理、日本にいる時より数倍重要な業務だと思う。悪い事して当たり前、性悪説で受け止め、詳細まで見て丁度良いだろう。ある意味、そんな文化。でも、こういう会社のオヤジほど「そでの下」を信奉する。オヤジも「中国だから」「中国人だから」「人治国家だから」と変な意識を持ち、賄賂さえ払っておけば大丈夫だ。と、泥沼の中にはまる。実際に、問題発生した場合、色々な現地担当者含めた「交渉」で難を逃れる事ができる国であることは事実である。また、それに即した理不尽な要求や突然の法律変更が起こっているのも事実である。しかし中国政府自身、段々と管理が厳しくしているのも事実であり、大変危険である事は確かなので「そでの下」だけは行わない方が良いと思う。まず、日本人が「中国だから」と言う、先入概念と意識を払拭する方が先決かもしれないね。P.S.日本の色んな会社の有価証券報告書を眺めていても、結構中国関係の特損が発生している場合を見かける。増値税や資産処理の問題と説明があるが、大体は社内管理と債権問題が関係していると思う。

  2004年02月09日

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• 中国ブーム　オヤジの苦労2　「小さな傷が大きな傷へ」

  昨今の、予想以上の中国進出ブームの中、現地で頑張っているオヤジ達の酒の席での愚痴を簡単に記入してみようと思う。私が理解している部分なので、間違いがあったらすいません。今日のテーマは「海外への輸出」進出しているメーカーで成功している企業をよく見てみると、海外向けに製品を加工販売している業者が目立つ。例えば、部品を日本と中国内より調達し、それを組み立てて海外に販売する様な感じ。先進国より現地調達部品の安さと税金の優遇政策、人件費・経費のコストがメリットで利益をあげて行くスタイルだ。単純に考えると、日本の工場で単純労働の自給800円の工員さんがいたとして、中国では10分の1以下の給料で働いてくれるし、物価も日本に比べると、8～10分の1程度だから経費も安くつく。でも、何事もうまくいく！！と思ったら大間違い。なにより人の管理は大変だし、人の管理ができないとろくな製品が作れない。人件費が安いなら、それだけの「理由」があるものである。社内管理がようやくできても、今度は海外に出荷する場合に複雑な手続きが待っている。手続きの状況によっては、「実際輸出しているのに輸出とみなされない」。国内に売っただろ！！税金払え！！、と言われる。理解してない人が仕事を行ったら、大きな穴が開いてしまう。また、一番問題になっているのは、税金の還付問題。こちらでは、輸出する際税金が還付されるが、輸入時の税金はとりあえず前払いで、輸出時税金は還付される。しかし、この還付する税金が中国政府には相当不足気味。それで無くとも、大きな国債発行で財政赤字でアップアップ言っている状態なのに、一度貰った税金そう簡単に還付してくれるはずがない。実際の所、どの企業も自助努力？により政府との関係の結果、還付が早い企業と遅い企業に分かれてくる。（実は今年、輸出した部分の税金は国が国債を発行して年内に支払う、と言う動きがあるが実際どうだろうか？←約3，000億元分）これできついのが、小さな外資系会社。命がけで日本より出てきたのに、ドンドン少ない流動資金を税金の先払いに取られて身動きが取れない、と言う状況に陥る。現地会計担当の誘いに乗って、なんとか粉飾まがいの決算をし、状況は日増しに悪くなってくる・・・中国の現場で、小さな会社の社長業の人は特に辛い。さらに、中国に利益を残すな！！海外の為に安い製品を供給しろ！！と本社よりプレッシャーを掛けられる。結果、世界中にデフレをばら撒く事になる。今は移転価格調査も少ないが、たぶん入られればイチコロだろう。なぜなら、結構恒常的赤字企業が多い。（会計事務所の人曰く、2年間以上連続赤字の会社は注意とのこと）少し前までは、登記を何回も変えたりして企業所得税の免税を受けようとする企業もいて、「ノウハウ」としていた会社もあったが、これも段々と調査を受けているようである。「小さな傷が大きな傷へ」いろんな問題がある会社もあるようで、現場で見ていると心配になりますね。

  2004年01月20日

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• 中国ブーム　オヤジたちの苦労

  昨今の、予想以上の中国進出ブームの中、突然飛ばされ現地で頑張っているオヤジ達の、酒の席での愚痴を簡単に記入してみようと思う。私が理解している部分なので、間違いがあったらすいません。今日のテーマは「中国国内販売」進出しているメーカーで成功している企業をよく見てみると、大手企業で直販体制を整えている所か、顧客が外資系中心の所か、高技術を背景に、前金前提で中国地場企業と直接取引している会社が調子がよさそう。実際の所、一般取引で最終消費者向けに売っている会社で成功している企業は多くないようだ。その理由は、大体が流通の整備問題、債権回収の問題に直結しているようである。流通の場合、他国と違い、大きくて信用のある卸・商社が少ない事もあり、小さな商店が集まっている「専門卸売市場」が中心でものを流している。（外資小売大手も出てきており、変化の兆しはあるが。）卸売市場といっても、大体各都市毎に開設され、小さな個人商店がたくさんあるだけである。だから、顧客といっても個人商店相手なので、与信管理面で商売が出来ない場面をよく見かける。中国内で、一般の市場に外資系のものが少なく感じるのも、この与信管理が問題なのだろう。つまり、個人商店のオヤジに任せていて、ドロンされたら終わりである。さらに、会計・税務の問題で、掛売りと分割払い（委託販売）を行う商習慣が中国企業間では定着しているので、実際に商品を出しても売上は分割で計上し、最終的に回収も100％できにくい習慣が、外資系企業の現地販売を妨げている。（商品引渡し時、増値税を全額計上する事での納税負担リスクと回収リスクのダブルパンチ）←増値税＝日本の消費税みたいなもの大きな投資で進出してきた新規外資系企業で、新たな流通チャネルを構築して販売すると公言している会社もあるが、実際は苦戦している所が殆どじゃないかな？理由＝新聞紙上で大きく載っていた会社も2年ほど後には余り成功事例を聞かない。中国に大きく出るのは簡単、その後が大切。中国企業の中では、この販売スタイルを利用して、販売を大きく見せかけている粉飾まがいの会社も多いと思う。地場会計士の監査もかなり甘いので、さらにそれを助長していると思う。売上は大きいが、蓋を開ければ資産が何も無かった！！合弁会社ではよくある話である。資産管理と調査にはご注意を・・・そして、なんとか国内販売していても、今度は偽者の山が迫ってくる。ある卸売市場に行き、色んな製品を見ていたら、同じ店の同製品の中に4つも価格帯があるのを発見した。つまり、「本物」「偽者」「偽者の偽者」「偽者の偽者の偽者」に別れているのである。値段は、本物を10した場合、それぞれ5、3、1という感じ。一般の製造製品などは、外資系が出した新製品を外見だけを似せて偽者を売るまでに、業者によると約3ヶ月で出て来るそうだ。実際に、業者も当の消費者も「消費者も、偽者と判って偽者を買うので何が悪い」と言う、考え方。ある意味？消費者が強い市場でもある。でも、このような状況を見ていると、「固有文化だから仕方が無い」、と言い訳はできないね。文化を逸脱した部分は、各国政府の働きかけが大きく左右するだろう。動かなかったら、基本的に対応は難しいだろう。まあ、現場で働いている、国内担当営業のオヤジたちは、こんな中で苦労をたくさんしているよ。販売の中で、日本の「普通」と違う中国の商習慣と文化にある程度合わせなくてはならないからね。「普通の営業」ができないので相当ストレスだろうな？死なない程度に頑張れオヤジたち！！

  2004年01月15日

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• 広州交易会

  この間、広州交易会に行って来た。広州交易会とは、広州市において外国人の買い付け人専用の展覧会。中国全土で作られている輸出商品のメーカーと外国人のバイヤーが集まる大きなイベント。中国最大の展覧会で、その会場も全部見ようと思ったら一日二日じゃ廻れないほど大きいもの。出展内容は、食品・畜産から軽工業、衣服、化学工業品、医薬品から機械まで色々出ている。外国人対象で、一般の中国人が入れないことより国際性を感じる展覧会だ。バイヤーも欧米、日本、東南アジアから中近東まで様々。出展に当って、中国中からメーカーが参加するから中国政府の意気込みも相当なものだ。今回行った中で、新しい展示会場を使っていたのが印象的だった。外観は関西国際空港みたいに現代的な作りで、中身は吹き抜けの大きな展示会場。広州交易会を中心に作ったらしいので、外人相手には金を掛けている様が伺える。場所は、広州市中心より約15分程度の好立地で地下鉄もあり、さらに高級ホテルも建設するらしい。中国発展の象徴的な一つにも感じた。さて、この時期は外人が集中して泊まるので宿泊予約を抑えるのが大変。値段もいつもの2倍から4倍以上に跳ね上がる。私も、今回は時間が無かったので部屋が取れず、結局ランクを落としたホテルに泊まる羽目になった。でも、そのホテルが大変。安い事もあって、中近東の人が多く一番辛かったのが体臭。どうも中近東の人は風呂に入っているのだろうか？と疑ってしまうほど体臭がきつい。エレベーターの中では匂いがずっと残っている。また、ホテルに保証金を預けるのを拒んだらしく、夜中の1時にホテルの社員と口論を行っていた。いい加減な英語とアラビア語しか話せないらしく、大声で中国人と怒鳴りあっていた。また、夜中にお祈りみたいな変な声がしていたのもなんとなく気持ち悪く感じた。隣に泊まっていた私はいい迷惑を被ってしまった。個人的には、そんなこんなである意味国際性を感じた展覧会でした。日本人の体臭って、他国の人はどんな感じがするのだろう？

  2003年10月28日

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• 韓国企業訪問

  キーワードは現地化 この件は仕事でないので公開しても良いだろう。（会社の守秘義務を守る事が会社員の基本です。皆さんも御注意下さい。）先日、韓国のSK化学という会社が当社を訪問した。現地ソフトメーカーと共に当社が一部使っている現地ソフトに対する意見を聞きに来たのだ。どうも当社の社員によると、SK化学という会社は韓国では大きいらしいが業種も違う為興味もないしよくわからん。（いい加減な私）それよりも、韓国の人とまともな話しをするのは初めてなので少しどきどきした。（留学時代は一緒に住んでいたけど、くだらん話しかしたこと無かったからね）面白いのは会話方法、私が日本語の通訳を使って（自身中国語で勝手に話す時もあるが）相手方が韓国語の通訳使って中国語で会話。いちいち通訳で時間も掛かるしなんか変な間が・・英語だと余り違和感無いけど韓国語違和感だらけ、面白かったなあ。さて、今回感じたのは彼らの現地化に対する情熱。わざわざ本社のIT要員を出張させて市場視察。その意気込みを感じた。要点は、全て現地ソフト会社でERPやSCMを導入できるかを模索しているという。はっきりいって中国への投資規模もかなりの額みたいだし、連結会計・海外でのソフト結合の問題もある。行うとなると失敗は許されないので問題は多いだろう。でも、何より完全現地化を図ると言う姿勢には日本企業には無い何かを見たような気がした。韓国企業は中国で成功している企業は確率的に多いと思う。サムソングループやLGグループなど財閥中心の団結した展開が彼らの強みであり弱みである。選択と集中、意思決定の迅速さ。今回の出来事に表れているのだなあと感じた。だから韓国企業は全体として、今の所中国で成功しているのだろう。聞くところによると、韓国企業は朝の6時よりミーティングが始まり夜遅くまで残って業務を行っているようだ。土日もよく消えるとの事。何より働く事の意識が昔の日本みたいで、こちらも色々と勉強になった。(よい所も悪い所も）これが本当の企業戦士だね。きっと倒れる人も多い事だろう。（私は・・・）補足日系企業や欧米企業など企業に国を持ちこむ事はおかしいと言う人もいるかもしれない。当社はグローバル企業だと。しかし、各国の本社の位置と役員に対するその国の割合、その企業文化を見る上で私はグローバル企業は存在しないと思っている人間の一人であり、それをベースに記述しているので許してね。P.S.　最近、REQUIEMとか宗教曲にはまっている。家で一人で聞いてるの怪しいよね？

  2003年07月02日

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